懐かしい昭和の情景を追って

過去に撮影したネガをフィルムスキャナーで電子化しています。蒸気機関車、古い町並み、茅葺民家を投稿します。

私の昭和鉄道遺産 その38 岡山機関区

2017年08月04日 | 昭和の遺物たち写真展
岡山機関区に並ぶD51やC11の機関車

かって山陽線を走っていたC62.C59,D52は知らない。
岡山に住んでいなかったし中学生でそんなのに興味もなかった。
みんなが蒸気機関車を追いかけ初めて撮影を始めた。
岡山機関区は伯備線や津山線、吉備線の機関車が給水、給炭、方向転換、掃除やメンテナンスに立ち寄った。

岡山機関区には10回は通ったか。
撮影は二.三度通うと別のところへも行きたくなり飽きてくる。
今になって思えば飽きることなく4.5時間の時間があれば機関区巡りをすべきであったかと思う。毎日来ても機関車や構内の風景も違うし古い電気機関車も沢山いた。曇っていようが少しの雨ならば通う根性が必要だったかもしれない。い
何回か通っているうち停車中の機関車に乗せてもらった。そのまま倉敷まで機関車に乗せてもらった事がある。駅を通過の時には顔を出すなの条件だった。

蒸気機関車はあんなに振動の大きいものかと思った。機関助手は立ったまままで大変だ。
蒸気機関車本体にはスプリングを入れられないのでレールと車輪の振動を直接うける。
鉄道はレールと車輪の鉄と鉄の接触で緩みや破損を起こさないものだ。
蒸気機関車はボイラーを載せて線路の上を走るのには感心する。

機関車に乗せてもらい喜び勇んでいたが倉敷駅で降りてどうする。切符を買っていない。
駅構内で列車の撮影をしながら徐々に駅から遠ざかり柵の間からすり抜けて逃げた。

長い人生には叩けばホコリのでてくる事が数多くある。
人生の埃(ホコリ)をネタに記事を書く。