懐かしい昭和の情景を追って

過去に撮影したネガをフィルムスキャナーで電子化しています。蒸気機関車、古い町並み、茅葺民家を投稿します。

茅葺民家 滋賀県永源寺町君ヶ畑の民家

2013年11月25日 | 茅葺き民家
撮影場所 滋賀県永源寺町君ヶ畑(現在は東近江市)

永源寺町の政所や君ヶ畑は木地師の里として知られている。
平安時代の藤原氏の勢力の強い時代、天皇の長男でありながら藤原家の娘の子を天皇にするため暗殺の危機にあった。それを逃れこの地に幽閉したといわれている。
政所の地名残るように歴史の地にはちがいない。
君ヶ畑の「君」は幽閉の惟喬親王を指すといわれている。

政所からいくつかの集落がある。深い谷沿いの細い道である。
その一番奥に君ヶ畑はある。昔はその奥に蛭谷という集落があったが廃村になっている。
その時に廃村になった状態をみてくればよかったとおもう。
政所から君ヶ畑まで20戸程の茅葺民家が残っていた。土地が狭く大きな民家はすくない。
そりから7年ほどして再び訪れたが君ヶ畑の茅葺き民家はなくなっていた。
それでも何軒か茅葺民家は残っていた。
わたしが永源寺町を訪れたかったのは川島宙次氏の茅葺民家の本を見てからである。
山間部の茅葺民家に心動かされた。川島氏の写真はほとんどモノクロであるが日本に数多くの茅葺民家が残っている時代に撮影されているので貴重である。
大手建設会社の部長をされていて出張に合わせ休日に各地を訪れていた。
出張旅費で旅行もするので公私混同だと批判もあったようだ。

畑の付く地名に何かときめくのである。不思議と茅葺民家が残っていた。
千ヶ畑、土ヶ畑、十年畑、女子畑などなど











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