懐かしい昭和の情景を追って

過去に撮影したネガをフィルムスキャナーで電子化しています。蒸気機関車、古い町並み、茅葺民家を投稿します。

茅葺き民家   山口県田布施町

2011年12月07日 | 茅葺き民家
各地の茅葺き民家をお送りします。
山口県東部の田布施町の茅葺き民家です。

山口県の茅葺き民家は寄棟で形も数種類はあるが一般的なものが多い。
一県に10種類以上も茅葺き形式があるバラエティに富んだ県もある。
茅葺き民家は気候風土や産業、旧国名、経済力、階層、風習、家族構成などで大きく違い、いろいろな形を生み出した。
山口は気候も温暖で雨、雪による厳しさも少ないので形も温和で屋根の勾配む緩やか。
大金持ちの大地主も少ないのか飛び抜けた豪邸もすくないように思う。

この民家のよいところは下屋がなく昔の形を残している。
棟の部分は箱棟に改造していると思われる。
蔵もあり障子とガラス戸と縁側が懐かしい。
ガラス戸のガラスにはカットガラスの絵が描かれていてこれが貴重だとご主人が言った。

・下屋とは茅葺きの軒先を瓦ぶきの屋根で葺いたもの。茅葺きで下まで葺くと家の中が暗くなるため角度を緩やかにできる瓦屋根として部屋を明るし雨の降り込みを防ぐ。

・箱棟、茅葺きは棟が痛み雨漏れを起こしやすいので瓦ぶきの小屋根を乗せ棟仕舞の手間を改善するため改造された。











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