懐かしい昭和の情景を追って

過去に撮影したネガをフィルムスキャナーで電子化しています。蒸気機関車、古い町並み、茅葺民家を投稿します。

懐かしい風景 古い公民館

2012年11月16日 | 懐かしい物
撮影場所  岡山県芳井町(現在は井原市)

ネガをスキャンしていたら古い公民館の写真がでてきた。
何の目的で撮影したのかわからない。地神の石碑を撮影したのではと思われる。
後ろに写っている公民館も壁は落ちて小舞の竹組が見える。
公民館の入り口などしっかり造られている。
地域住民も過疎化、高齢化で壁の補修費も集金できないのであろう。
ここでは青年会の会合や地域の新年会や忘年会、盆踊りもされたことであろう。
思い出が一杯詰まっているようにおもう。
住民の家内安全や家内繁栄を願いここに地神を設置したのであろう。

最近の建物は土壁にする家が少なくなった。小舞の竹は冬に切らないと虫が寄生して食い散らす。小舞は組むとは言わず掻くという。竹組の上から藁を切り込んだ赤土を塗る。
昔はよくこんな壁塗りの光景を見た。最近はパネルと断熱材になっているのであろうか

公民館と言えば岡山県の美星町の山の中で迷い込み小さな公民館で車の切り返しをやった。
公民館の名称に「敬天愛人館」と書いてあった。
それを見て女房は「敬老愛人館」と読んだのであろう。
「ここは老人がいちゃいちゃするところか」というではないか。
「あれは天を敬い人を愛す、と読む西郷隆盛が泣くからよそに行って言わないで」





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