懐かしい昭和の情景を追って

過去に撮影したネガをフィルムスキャナーで電子化しています。蒸気機関車、古い町並み、茅葺民家を投稿します。

懐かしい風景 倉のある風景

2017年07月12日 | 懐かしい物
撮影場所 倉敷市玉島

懐かしい風景と書いたが何も懐かしくない。
まだこの倉庫は残っているし辺りの風景もほとんど変わりがない。
写真を撮る時はこんな倉は解体されているだろうと想像して撮っている。
それが40年経過していても残っているとなると何も懐かしさをかんじないのだ。

人間がカメラで撮影するときは将来こんな風景は消えてなくなるであろうと思い時代を記録するために撮っていると思う。
それがいつまでも変わらず残っていると面白くない
住宅街の風景などは40年経過してもそう変わらないものだ。
繁栄していくところ衰退するところや明らかに古い建物や町並みは将来変化する。
どんな風景が変わっていくかどんな物が消えるかを想像して記録に残すのは自分の人生そのもので面白い。

玉島港かっては船舶が立ち寄り栄えたようだが高梁川の河口に近く堆積物で港が浅くなり港としての機能が失われたと書かれている。
大きな川の河口部の港ではよくあったようだ。明治時代には浚渫船はなかったし人力で海底のどぶ掃除するくらいのことであったと思う。
港も使い捨ての時代であったようだ。

2016年 茅葺写真展 二棟続き その1

2017年07月11日 | 2016茅葺写真展
撮影場所 山形県山辺町

現在は茅葺民家が何棟も並ぶところは保存地区以外少なくなった。茅葺民家が残るところも少なくなっている。

山辺町の山の中の集落
東北は土地が広いので西日本のように厳しい土地には家は建っていないものだがよく見ると厳しいところにも集落はある。
西日本の温暖なところは雪がないので集落はかなり標高の高いところにある。
雪の降るシーズンは生活するのも学校に通うのも厳しい。
集落がまとまっている所に小学校も中学校もあったのであろう。
山間地では学校の統廃合で町に一つも珍しくない。

山間地は大雨があると崖崩れや土石流の被害もある。
通常は穏やかな小川が洪水になると土石流が襲ってくる。
日本は地震や津波、風水害、雪害に絶えず襲われいる。

平地であっても伊勢湾台風のように大被害がある。
先人たちは何度も流された田畑を復興してきたのであろう。
歳をとるまで災害にも大きな病気にならず暮らせた人はラッキーの連続で生きてきたのだ。


茅葺民家 モノクロ 庄原市の民家

2017年07月10日 | 茅葺き民家
撮影場所 広島県庄原市

広島県の県北にカメラを持ち出かける。
庄原市の郊外で茅葺民家を探す、もうそんなに茅葺が見つかる時代ではなかった。
小屋か昔は人が住んでいる茅葺民家があり撮影する。
秋だった農道には彼岸花が咲き誇る。川沿いなどに沢山彼岸花のある地域だ。
デジカメで彼岸花と農道の農村風景も撮影する。

茅葺民家の前の畑にはキャベツの苗を植えている。
私も家庭菜園をしている時は白菜とキャベツは育てるのが嫌だった。虫がついてロクな野菜にならない。

ところが家内はキャベツの苗を貰ってきては綺麗な玉に仕上げる。
防虫ネットだけで農薬を使わず綺麗な玉のキャベツを作る。

人からタダで苗を貰う対話とキャベツをうまく育てるのには感心する。

日本茅葺紀行 NO,377 切妻の茅葺民家

2017年07月09日 | 日本茅葺紀行
撮影場所 山形県置賜地方

米沢市や長井市の周辺には切妻の民家が見られる。
白川郷も切妻だが我々のところでは小屋では見掛けるが母屋で切妻はほとんど見かけない。
構造的には切妻が造りやすい。しかし、安っぽく見える欠点もある。
しかし人間は家の資産や家柄のランクでより複雑で格調のある民家を造る。
昔は階級(武士、庄屋、本百姓、水呑百姓)や資産で形状や構造に格差をつけていた。




蒸気機関車 室蘭本線石炭列車

2017年07月08日 | 蒸気機関車
沼ノ端の駅の先に道路橋が架っている。その上から撮影した。
室蘭線から千歳線に分岐するところで頻繁に通る列車が撮影できた。
4本の線路が見える。
千歳線の上りの線路は大きくカーブして室蘭線と立体交差する。

こんな石炭列車も蒸気機関車も姿を消した。
勇払の原野が広がる。
原野は今も昔のままの風景なんだろう。
15年前にこの近くを通ったら5月だったので水芭蕉が群生し咲いていた。
長野ならば1000メートルくらいの高山の風景だ。




懐かしい風景 倉敷の民家

2017年07月07日 | 懐かしい物
蒸気機関車の写真のネガの中に古い民家の写真が入っていた。
今も残るかは分からない多分壊されたと思う。
昭和の時代には100年も生きた民家が結構残っていた。
しかし、私は断片的にしか撮っていない。
ひとつの場所でフィルムを30本ほど使い隅々まで撮影しておけばよかった。
フィルムを2本3本位いもって片手間にとっていたのではいい写真はとれない。
一回限りで撮った気になっていた。
自分の住む県はすべて撮る心意気がないと駄目だなあと今にしては思う。

日本民家の味わいは素晴らしい。モノクロだと特に落ち着きがある。
こんな民家の写真は見飽きない。
本瓦の上に爪蓮華が生えている。絶滅危惧種で保護活動をしている。
屋根瓦にも生える多肉植物なので強い今でも古い屋根や石垣などで見かける。




2016年 茅葺写真展 干す その4

2017年07月06日 | 2016茅葺写真展
撮影場所 新潟県松之山町

茅葺民家と稲を干している風景を撮影した。
稲刈りの終わった秋に訪れたのでこんな光景が撮れた。
何段にも積み上げられた高い稲架である。
新潟県は杉を並べて植えその木に丸太を渡し何段にも積み上げる。
新潟の平野部は畦沿いにハンの木を植えて稲架にしていた。
新潟平野を見てもこんな風景は無くなった。

クヌギを並べて植えている所はたまに見かける。
コンバインで収穫して乾燥機で乾燥するので稲架に掛けることもなくなった。

同じ場所へ再び訪れたら茅葺民家はトタンを覆っていた。
撮影するチャンスは一度しかない。日々時代は変わっていく。


島根県旧加茂町も高く足場を組み稲を干すものだ。
この場所の近くに今は高速道路が通っている。




茅葺民家 兵庫県篠山市の民家

2017年07月05日 | 茅葺き民家
篠山市の民家は今もまだ茅葺民家で残っている。
一度葺き替えたのでまだ残るのであろう。

家の周りが林になっている。
こんなに木があると蛇や鳥や動物も来るであろう。
風よけのためにおいてあるのだろうか

見た目には自然が多くていいが樹木が多いと蚊も多い。
見た目と生活するのは違う田舎暮らしにあこがれて生活しても動物や自然災害の被害はある。
自然相手では厳しいものがある。
くじけない強さと自然災害を軽減する工夫がいる。

私などカメラを持って写真を撮るだけ、田舎の暮らしや苦労も知らずに表面的に見ているだけのように思う。

好きなソフトクリーム

2017年07月04日 | 日記
会社勤めで給料をもらってソフトクリームを買った。
初任給が1万6千円、ソフトクリームは40円だった。
昭和39年に農産物の自由化で砂糖や乳製品が豊富に使え洋菓子もソフトクリームも安く食べられるようになった。
自分の金でソフトクリームが買える喜びも美味しさに入っていたのだろう。
ソフトクリームと言えばバニラしかなかった。
野球はイチロー、ソフトクリームはバ二ラ。

伊豆半島の浄蓮の滝の店のわさびソフトは美味しい。山葵をすりおろして乗せてくれる。
山葵とソフトクリームがよくあう。

長野県の安曇野の大王ワサビ園のわさびソフトは少量練り込んであるだけで今ひとつだなあ。

日本茅葺紀行 NO,376 愛媛県旧野村町の民家

2017年07月04日 | 日本茅葺紀行
野村町は現在西予市になった。
野村町惣川に民家が残ると聞いて訪れる。
随分山を登った、山間に広くひろがった地に集落があった。

ここに土居家という巨大な茅葺民家がいまもある。
茅葺の宿泊施設として集落の人が管理して守っている。

そんな中にも茅葺民家は点々と残る。
野村町まで行くには行くぞーと気合を入れないとなかなかいけない。

茅葺民家の撮影の了解ををもらいに挨拶に言ったら奥さんはパジャマ姿で恥ずかしそうに返事して奥に入った。
人間はこんなどうでもいいことをいつまでも覚えている。肝心なことは忘れるのに

ここから四国カルストにを通り檮原町から四万十川を河口まで下る。