♪ 『 三線欲張り修行日記 』 ♪  

沖縄バンド「みいはいゆ」ちゃくらのブログです。

2020年の目標 どうしようかと考え中です。☺️♫

三線古典修行日記 59 ~おちゃめな先生~

2007年05月11日 | 修行日記
『先生、記念撮影しましょうよ!』
『そうでやんすよ!』

『うぅぅ?・・・・・・』

調子に乗って、図に乗って、先生の頭に乗った、二人でした?!

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私が習ってる古典の先生は、かなりキビシイ先生だと思います。

でも、そんなキビシ~イ先生が、ごくたまにすごくお茶目になるときがあるんです。


・・・・・ある日のお稽古のことです。・・・・・・・

そのとき私は、10分程かかる歌を、歌ってる真っ最中でした。
先生は、隣りで一緒に三線を弾いてくれてます。

『あれ・・・?? 何か変??』

歌も中盤を過ぎたあたりでしょうか?
先生の三線のスピードが、どんどん早くなっていくのです!!

『あ~~! せっ先生! ちょっと早くないですか??』

どんどんテンポの速くなる三線に戸惑う私・・・。

それでも、なんとか歌い終わり、後は後奏を残すのみに・・・。

『ここまで来れば、ひと安心やぁ』 内心ホッとする私。

すると、後奏の途中で、先生は三線を、ピタッ! と止めたのです!

「えっ??」 (どっか間違ったっけ?? う~~~ん・・。)

あせる私・・。 

・・・すると、先生は、一言。

「お○っこ!!」

と、叫んで、トイレに走っていったのです!

私は、おかしくて、おかしくて、笑いが止まらなくなって・・。

でも、先生が戻ってくるまでには、この笑いを止めなくてはいけませんっ!!

『どうしよう~。 笑いが止まらんちや~~! 助けて~~!』


・・・ガチャッ。 パタン。・・・トントントン・・・。


・・・先生がこちらへ戻ってくる足音がだんだん近づいてきます・・。


『あ~~~! もうすぐやぁ! やばいっちゃぁ!』

そして、まさに先生が部屋へ入ってきた、その瞬間でした!!!

ピッキィーーーーーーーーーーーーーーンッ!!!!(空気が緊張する音!)

驚きです!! 
さっきまでの笑いはどこへやら、背中はピシッ! と伸びきり
一瞬で、いつもの真面目くさった古典の顔に間に戻る私なのでした!

『恐るべし・・・。 先生の力!』 しみじみ実感・・・。

先生も、さっきまでのお茶目な姿はどこへやら・・・?

先 「あー、どこまでいったかな?」
私 「はい、次は○○節からです。」
先 「よし、やってみなさい。」
私 「はいっ。」


・・・・・こうして今日も、何事もなかったかのように
                   お稽古は続くのでした・・・。