日々雑感 ~写真と思い~

今日と言う日は、二度と来ない。 
だから今日を大切に・・そんな私のデジカメ散歩 

* 脇役が・・光る・・ *

2005年08月09日 | 花や木

            
               霞草(かすみそう)

  花言葉:喜び・感動・清い心・切なる願い・無意識・無邪気・夢心地

五月に夫や娘達と淡路島に行った時、国営明石海峡公園では花がいっぱいのイベント。
アンケートに答えた夫や娘たちが、花の種を私にプレゼントしてくれた。 三人ともがなぜかかすみそうだった。

忘れかけていたけれど蒔かなきゃ・・って、この暑いときに申し訳ない蒔いた種。
一週間で芽が出た。 小さい芽がプランターいっぱいになった。
中々背が伸びないので、間引いた。 ドキってするくらい恐い位に早く伸びていった。

間もなく白い可憐な花をつけた。 雨にはもちろん少しの風にも揺れる揺れる。
花束に添えるといっそうに花を引き立てる花。

脇役・・かすみそうにはこんな言葉がぴったり。 
夫を光らせる妻・・。 そんな脇役の人生を過ごされて来られた故、沢村貞子さんを思い出した。
そして自分を捨て夫をまるごと抱え夫を光らせようと大島渚監督の小山明子夫人。

中心を光らせる脇役が・・光っている。 脇役の人生・・私、反省の繰り返し。

* 再会 *

2005年08月09日 | 雑感
10月10日二人の生まれ育った島、夫側の公民館で結婚式をあげた。
夏祭りの最中で、同級生達が公民館の前でおみこしを担ぎ歌を歌って祝ってくれた。
あの時はまだ父はいた。 自慢の「祝い節」歌ってくれたなぁ。

小学校は違っていたけれど、中学に入学した時隣り合わせだった夫。
出席番号16番。 なぜかそれ以来16と言う数字が好きになった私。
それからグループ交際を経て、高校は違ったがおつき合いは続いた。 ませていたのかな。

くっついたり離れたり・・いや、本当はどちらもずっと思い続けていた。
京都の病院へ就職した私。 夫はかっては盛んだった日立造船所へ決まっていた。
春休み、地元出身の会社の社長さんが4人男の子がいるので誰か来てくれんかと一声かけた。
周りの反対を押して、神戸の社長さんのお宅へ下宿、今の大阪の会社へ勤めることになったのだ。

京都に5年いた。 その間私にも色々事情があり1年近く離れていた時があった。
別れる日に会った喫茶店のコースターに「会うは別れのはじめ」等と書かれてあったのを思い出す。
その時夫は「1年後、気持ちが変らなかったらその時は、この楽譜を写して送って欲しい」
と持っていたギターの楽譜の本の1ページを破って私にくれた。
『アーニー・ローリー』であった。
意を決して、ある時電車に飛び乗り夫のもとへ・・。 夫は留守だったけれど社長さんご夫妻が部屋で待っていてと言って下さり彼の部屋へ。

映画好きな彼は、休日を映画で過ごしていたようである。 1年ぶりの再会。
たったひとこと「暗い部屋でずっと膝を抱えて沈んでいるような1年だった」と。