日々雑感 ~写真と思い~

今日と言う日は、二度と来ない。 
だから今日を大切に・・そんな私のデジカメ散歩 

* 生い茂った草の中に見えたものは・・ *

2005年08月17日 | 雑感
移管業務が終った翌朝は、少し惰眠をむさぼった。
元来朝や昼必要以上に寝ることは、時間がもったいないような気がして眠れない。

一人のお盆も然り、3日間写真も自分のブログにも手をつけなかった私は心が騒ぎだし、お昼にはデジカメ散歩。
最初に行ったのは近所の天満宮の裏にある公園だった。
驚くくらいに草が茂っていた。 




         
    砂場やぶらんこや、そして滑り台・・ 色々な遊具がまるで置き去りにされたようであった。
    一つ一つ眺めていると、小さい頃から三人の子供たちを遊ばせていた頃が少しづつ浮かんできた。
    「お母さ~ん、見てみて!」滑り台から手を振る長女。 ブランコが飛んで行きそうなほど、空いっぱい漕ぐ 長男。
    顔も砂で白くなって、砂遊びをする次女。 嬉しそうに駆け回る子供達の笑顔が見える、声が聞こえる。


                        


公園は安全で子供達の遊び場でなければいけないのに、安心して遊ばせる事が出来ないような今の時世。
いい時代に子育て出来たなぁ・・。 

「みんなええ子じゃ、ええ子に育って・・ようしてくれるわ」お世辞にもそう電話で涙ぐんで言ってくれた母。
子育てを生きがいとして来た年月を振り返りながら、親には何の力もないのに育ってくれた子供達に感謝であった。





荒れた草むらの中に、名前の知らない花やヒメジオンや懐かしい野草、見過ごされそうなそんな花に、
つつましく生きて来た過去が重なって見えた。

雑草の中に誰が植えたのか、百日草がひっそりと咲いている、しかし少し誇らしげに。
草で生い茂っていたからか、そんな中で見つけた小さな花たちは子供たちのように愛しかった。