土曜日、三田へ行って帰り大きな企業の工業団地テクノパークの公園へ立ち寄った。
各企業とも敷地内は木々も多く見事に整備されいつ来てもきれいで気持ちがいい。
田園風景が撮れなかったこと、このまま帰るの?と言わんばかりの空気を読んで、夫が車を止めた。
本当のところ私の・・でなく、なつめを遊ばせてやろうとの夫の思い。
それでも私は公園の丘に、写真に撮る何かはないのか・・と、カメラを持ってちょっとキョロキョロ。
もちろん娘や孫も撮ったけれど、一本の紅い実のなっている木があったので思わず足を止めパシャ。
見たことあるが・・プレートに”サンシュユ”と書いてある。 (はぁ? サンシュユ? ならばサンシュと違うの?)
春に黄色い花を咲かせる、あのサンシュ? ユが多いんと違う? どうも腑に落ちない。
♪~庭のサンシュ~の~木~ と心の中で何度か歌った。 ずっと気になった。
検索して見た。 サンシュユ・・え~! あの黄色い花の実なんやこれって! サンシュではないのだ!
何件か検索して唖然とした。 今までずっと”サンシュ”と思っていたし、歌も黄色い花の咲く木と思い込んでいた。
宮崎県の民謡に”ひえつき節”と言うのがあるが、子供の頃から良く聞いていた。
あの”庭のサンシュの木 鳴る鈴かけて ヨーオー ホイ 良く歌ったりもしたなぁ。
あのサンシュが実は・・山椒だったのだ! 私はサンシュと歌い、あのサンシュユの花を想像していた。
民謡の話の中に出てくる椎葉村のあたりでは”山椒”のことをサンシュと発音するそうで、これについて
大変に面白く貴重な記事に出あった。 広辞苑も間違いか!? 興味のある方はどうぞ。
Tako-sanのホームページにより、このひえつき節のサンシュとサンシュユの違いが解明。
ひえつき節伝説 低学年の頃はラジオで育ったので、言葉の意味さえ知らずに歌っていた事も随分多い。
しかし思い込みって・・いまだ、サンシュユがなじめないが、自分勝手な思い込みって怖いなぁ。
もしかしてこの日、このプレートを見なかったら私の中では一生サンシュの木だったかも知れない。
もっと私の中の思い込みってあるのではないか・・だって、ボケ・・多いもの。 ちょっと鳥肌たちそう。