＊ 帰省＆帰国 ＊

 

難波の大阪国際空港行きのバス停まで、仕事に行きがてら息子も一緒にタクシーでやってきて家族を見送った。
伊丹の空港までバスで３０分。　ひろとは聞きわけるので、もうなんの手もいらない。
空港のロビーは大勢の人でごったがえしていたが、手続きを済ませ出発の時間まで、軽くランチを。
愛ちゃんが目の前に滑走路が見えるカウンター席をとってくれた。
対面する場所は長い公園になっていて目の前で飛行機の離発着が見える、いつもは公園から眺めている空港。

ひろとと２人の時と違い何かと手がいるであろうと見送りがてら来たが、たいていは長女が送ってみんなで見送る。
なんと言うことか長女は３週間ぶりに香港から今日帰国するのだ。　
搭乗する人々の長い列の中に、初めての旅３人の姿は嬉しくもまた逞しくも思えた。

関西国際空港と違って展望デッキから離着陸する飛行機が見えるから伊丹はいい。

 

１時５０分離陸、鹿児島に向けて飛び立つ飛行機を見送った。
以前見送りに来たとき、老いた夫婦が離陸した飛行機に向っていつまでもハンカチを振っていた姿が思いだされた。

 

嬉しい帰省なはずなのに、見送るってなんかいつもちょっとうるうるとくる。
どうか鹿児島の自然の中で楽しい時を・・。　小さくそして見えなくなるまで見送った。

愛ちゃんが私と同じで、飛行機苦手だったなんて知らなかった。
私も御巣鷹山の事故以来、大の苦手になった。　この夏あれからもう２５年になる。

鹿児島空港まで１時間、長女が香港から到着の１時間前頃は鹿児島空港の空を飛んでいるかも、ニアミス！
愛ちゃんが空港に到着した頃、バスで難波に着いた私、行きの倍の時間がかかった。　飛行機なら鹿児島早い！
間もなく長女からも着いたよとメールが。　帰郷した娘と帰国した娘。
お父さんの車で自宅へ向かう愛ちゃんからメールが届いた。　ゆいちゃん初めてのお父さんの嬉しそうな顔が見えた。