日々雑感 ~写真と思い~

今日と言う日は、二度と来ない。 
だから今日を大切に・・そんな私のデジカメ散歩 

* ロンドン五輪始まる *

2012年07月28日 | イベント

 珍しく二度寝をしてしまって、目覚めたら夫がTVを見ていた。  開会式が始まっていた。 
思わず「カメラ、カメラ!わ・・きれい! すご~い! 」シャッターを切る。 「何してんねん」 呆れている夫である。

 ビートルズ、ポールマッカートニーが「ヘイジュード」を生演奏で歌う。 会場のみんなも歌う、会場がひとつになったようなうねりだ。
上品で格調のある素晴らしい開会式だった。

オリンピックを目指し、4年を8年を・・あるいは12年を頑張って来た選手。  熱い戦いが繰り広げられる。
選手たちのロンドンに向かう前の、あるいは戦う前・・戦った後のコメントが、その人を人柄を感じさせるような気がして好きだ。
「プレッシャーをうけると言う意味が分からない」「緊張したことはない」 そう言う言葉を聞くと嫌な思いがよぎる。
自信がある、自信を持つことはすごいし素晴らしい。 が世界の大舞台、実力だけで天はいつも必ず勝たせてくれるだろうか。 

かって、冬季で内容は全く違うものの、自信満々で謙虚さのかけらも見せなかった(ちょっと偉そう? 思いあがってるのでは?) と誰もが感じたような、
そんな、兄弟が何の結果も出せずに無残な姿を見せたことは記憶にあるだろう。
平常心で日頃のあるいはそれ以上の結果を発揮できればそれに越したことはないが、どうなんだろう。 
心・技・体・・う・・んどうなんやろう。 メダルを目指した戦い、頑張って欲しい。 

夫が「土曜どうしよう」 それは休みになったので何かイベントはないか、何処へ行こうか・・そんな意味合いで言っているのである。
「神戸へ行こうよ、気になるし」 「・・・」 「あんたのおかあさんじゃない?」 そう、夫の元仕事仲間と言う意味でそう言うと夫は「そうしようか」
「あなたは温泉へ行ったらいいんだから」 夫には世間話や同じ話、何度も聞いてはおれないから腰痛もあるし温泉へ逃げさせてあげる。

朝からバラ寿司を作ったり、お惣菜を作る。 一段落してお供えの果物やデザートなどを買いに走った。 
暑い・・夫人だって暑い。  バラ寿司沢山作ったので、お隣さんや次女んところへも届けた。 
前回のリクエストの鮭のお寿司「ちょっと酢が足らへんなぁ」と言っていたので、夏だし酢をしっかり効かせた。 美味しく出来た。

行きは湾岸線で。  走り出して間もなく、いつも車窓から撮る景色大阪湾や橋・・・「あ! カメラ忘れた! わ~最悪!」 
景色もそうだが、夫人に会うたびに写真を撮ってあげて、送ってあげているのでそれが出来ない! 
「私にしたら、カメラが無いのは、携帯を忘れるのと同じ位やねんわ」 それくらいショックと言う意味合いで、たいそうな事を言った。
TVで見る開会式を撮る位だし、毎朝屋上の花の水遣りにもカメラを持ってあがるくらいだから。

春日野道に出来たと言う”くら寿司”のことを何度も言うので、今日は場所を調べていたのでそちらへ。 新しいし広くて気持ちが良った。
今度はここにしよう、車も66台おけるし。  1時間くらいかけて、それは夫にも話をさせてあげたいし。 夫人は回転寿司が好きだ、 良く食べる。
それは夫人の健康でもあるので、私はそれを確認する意味でも毎回の回転寿司は貴重なのだ。
ライフがお隣にあるので買い物に。  化粧品や衣類を買った。 自分ではなかなか買い物に出られないのでヘルパーさんに頼んでいる。
服を2枚お中元変わり・・と見立てて買ってあげた。  自分の似合う好きなのが買えるので、今度は買い物も一緒にしよ。
好きな服が買えたと、すぐに1枚を着た。 嬉しそうな顔、やはり女はいくつになってもこれだね。

夫は温泉へ、私は夫人の話を聞く。 夫の前では言えない自分の身体の衰えを話された。 前回でもそう感じたが、更に事は進んでいて絶句。
「もっとひどくなった時、こうなっても施設へ入るお金はないし、1人でどうしようか最近特に不安で仕方が無い」と言う。 
私たちも帰りはいつも夫とそのような事を話している。  血の繋がりもない私たちだが、何処までしてあげられるだろうか、何処まですべきかと。
「私たちも話しているのですよ、その時になったら考えましょう」 そう言うしかない。 お医者さんも何か言ってくれるかも知れないし。
或る程度の覚悟はしている、しかしその時になってみないと夫人がどんな状態で介護する事になるか測り知ることは出来ない。

「私たちが面倒見ますから心配いりませんよ」本当はそう言って安心させてあげたいが、中途半端な気持ちでそんな言葉ははけないし、自分に自信がない。
ここ何年か、夫人の親しい人が次々他界されたり引っ越しされ寂しさは増すばかりで、亡くなった親や兄弟友達が夢に出て来るとそんな話ばかりになる、
最近は特に。  「(8人兄弟)どうして1人暮らしの私が最後まで残ったんやろう」 悲しそうに言うその言葉が、いつまでも耳に残っている。 
今度、市の方を訪ねてこう言う事聞いて見ようか・・。  食はあるし、ぼけてはいないのがまだ有難い。  この先・・私たちにも分からない。