日々雑感 ~写真と思い~

今日と言う日は、二度と来ない。 
だから今日を大切に・・そんな私のデジカメ散歩 

* 神無月(10月)の始まりは・・ *

2012年10月01日 | 雑感

4時頃、ウォーキングをと思い公園へ行った。 
以前にもあったらしいが、なんと公園が昨日の台風の影響で、広範囲で水たまりが・・とも言えない池状態になっているではないか。
思いがけない台風の爪跡に、はしゃぎまわる子供たち、笑顔が見える、なんて楽しそうなんだろう。  
自転車で走る、男の子が何人も止めた自転車で漕ぎ合い、水しぶきをあげている。 ある子は水たまりでかけっこ。 笑い声が公園に響く。

公園に来てこの状況を目にした大人たちは、足を止め、あるいはベンチで、しばしこの珍しく新鮮な光景に見入っていた。  
自分たちが子供の頃川などで水遊びを楽しんだ、そんな懐かしさを重ねていたのではなかろうか。
それはきっと笑顔で見ていたはず。

グリーンヒルズへ登って見た。
階段のそばの、この間見た彼岸花の美しい群れは、あまりにも無残な姿だった。
花数が増えているはずの萩の木は、枝が折れたり大きくしな垂れていた。 荒れているようだ。
それでも秋は、ゆっくりと歩を進めているのが分かる。  丘から眺める公園も、急な気温の変化に次第に色づいてくる事だろう。

だが、写真を撮っている場合では無い!  メタボのしっかり歩き、消費カロリーに繋がらないではないか。  

公園のぐるりを歩く。 1周5分。  何人もの方が歩いている中で、知人に会った。  涼しくなったから歩こうと思って来たらしい。
1ヶ月近いチャレンジの効果のほどを話すと、「やっぱり歩かなあかんねんなぁ」 「そんなに細いのに」 「いや、中にはね、しっかり体脂肪があるのよ」 
(信じられへんわ) 「私もがんばるわ」 「がんばりましょう」  特定検診の、サポートを受けるにまるをしなかったのを後悔していた。
 
目線はやはり公園の中、子供たちの歓声に惹かれてしまう。  歩くのが苦にならず、知らない間に時間がかせげる。
楽しげだ、時々声になりそうなほど私も笑っている。  気持ちいいだろうなぁ。  普段はアスファルトに包まれて過ごしているんだものね。
土と遊べる緑いっぱいの公園って、有難い。 いい公園だもの。 
公園を護って下さる作業員の方々が大勢で、台風で一気に増えた枯れ木や落ち葉を手早にゴミ袋に入れていた。  袋はあっと言う間に満杯だ。

公園のそばを通り、保育園へ迎えに行く次女に電話をした。 
「今公園を歩いているよ。 台風で池みたいになってるから喜ぶよ、帰りに寄りいな」
最低限の時間の倍ほど歩いたので、ベンチに座り子供たちが遊ぶのを眺めた。  膝も、もうこの位でいいよって音をあげているみたいだし。
子供たちを見ている私、思いっきりの笑顔だ。

「あ! ばぁばや!」 「え~・・なんでおんの?」  自転車の前後ろに乗った可愛い孫たちの声だ。
次女は私が公園にいるのを、なつめたちに内緒にしていたのだ。

大きな水たまりに驚いていた2人。 「はいりた~い!」 「かんちゃんも、ねえママ~!」 「あかん、危ないから」 
母親に止められて残念そうに眺めている孫たち。  そばに、20年ぶりくらいになるだろうか、ワンちゃんを連れた知人に会った。 
孫たちを見るとワンちゃんが近寄って来た。  (なに言うてんねん、小さい子はあかんに決まってるやろ) そう言っている風な顔だった。

ご夫婦だろうか、どんな会話をしながら眺めていたのだろう。  きっと笑顔でそして楽しげに違いない。
月の初めの日、こんな笑顔にさせられたってこと、涼しさに心地よいばかりでなく、こんな日々を送りなさいと言う暗示だったのだろうか。
衣替え、衣類も心も、衣替え。 

今夜は十六夜、そして日本酒の日、せめて夫と月でも眺め、酒造へ勤める甥っ子が持ってきてくれた幻のお酒、一献ふるまえば風流だったのに、
気の効かない嫁である。