満月満月・・・今日は満月・・
朝から何気に、そんな言葉を発していた。
夕食後、「そうや満月や!」
昨日は火星が接近、とか言っていたが・・。
屋上へあがり三脚をたて、月に焦点を合わせた。
いつも思うが、大きい月はムードがない、夢がない。
やっぱり月は遠くに眺めていたい。
うさぎがおもちをついてるなぁ・・とか、子供の頃から変わらない図柄を眺めていた。
マンションとコラージュしてみた。
なぜか月の輝きには、ふるさとの尊き母を思い出す。
昨年帰省したとき夫の実家の兄嫁さんに、庭に咲いていた株をもらって帰り植えていた花が、暖かくなりやっと蕾をつけ花が咲いた。
名前は知らない。
夫の実家には”もらって帰った白い花が咲きました”と葉書を書いた。
月を眺める夜にふさわしいような、色といい清々しい花だと思った。
花たちにも光をあて仲間入り。
今宵満月にて候、さまざまな心がさ迷う日々ではあるが、愛でることに楽しみを持てる瞬間、自分はまだまだ幸せだと思った夜。