本当は今夜８時、先日診療所の校区の方たちが八幡屋公園でウォーキングをしておられると言うので
「公園デビューやなぁ」と朝夫が言ってくれたのに。 行きますからとは言っていなかったのでパスしました。
土曜に神戸の夫人に持って行く保存食の筑前煮を炊きながら、やっぱり寛平さんのゴールを見てしまいました。
それに夫の親しい友達の訃報を聞いて、ずっと込み上げるものがあってそんな心境にはなれなかったからです。
ＴＶを見たかった夫ですが、友人たちにも訃報を伝えなくてはならないので卓球に出かけて行きました。
目は赤い・・「飲まないで帰る？」とは聞きましたが、「いや」彼を忍んでお酒を飲むのでしょう。
２００８年１２月１７日、大阪を出発した寛平さん。 （何を思って・・・マラソンで世界一周なんて、家族に心配かけるのに）
あまりにも唐突な彼の願望に、半分（続けられないわ・・途中挫折するんじゃない） そんな事を思っていた私です。
昨年の前立腺癌、術後・・継続には相当な決断だったと思いますが走り続ける彼にいつしか声援を送っていました。
同い年と言うこともありそれに吉本新喜劇の好きな夫は、同じ男として大きすぎるでっかい夢に向かって走る彼を
最初から興味や関心を持ち、声援を送りながら彼の「間寛平アースマラソン」を追い続けてきました。
居ながらにして声援を送りながら、もう２年以上になるのですね。
朝に夕にデスクトップに置いているブログを、そして動画を生きいきとした目線で覗いていました。
「ほれ見て見い」海路を航行、陸路を走り続ける彼の姿を動画で追いながら、何度か私に声をかけていました。
走行距離・・４１,０４０㎞（想像がつきません） ヨットとマラソンで約２年間７６６日で地球を１周です。 挑戦。。達成です。
彼のブログ、動画の再生回数がそれぞれ何万を越しているのです、動画再生回数の合計は１９,２１３,７０３です。
案じ見守りながら、熱い声援を送るファンの多さを物語っています。
やっと日本に、福岡に着いた朝、生放送で見ました。 奥さまが同名で旦那さん思いの可愛い方で、昔から気になる
そんな存在ではありましたが。 どんな思いの夜を重ねた年月だった事でしょう。
長女がいたら恐らく家族で大阪城公園で彼を迎えていたでしょう、夫も行きたいと言っていたのです、卓球の日でなければ。
走りにくいでしょうに、走りながら一人一人にタッチされる寛平さん、「皆さんのお陰・・」心底からの彼の言葉や思いの行動です。
スタジオのアナウンサーや芸人さんが「寛平さんを思うのなら、走らせてあげて下さい」そんな上から目線の言葉が、
しらけて聞こえました。 寛平さん自身が、そうしたい感謝の思いからのタッチに受け取れ私は感激していましたのに。
夫もせめて生放送でこのゴールを見たかったはずです。
しかし寒い時期、夜にも関わらずゴールを待ちうけて来られていた驚くほどの人々の数にすごいと思いました。
大業・・大きな大きすぎる男の夢をやり遂げた彼の行動に加え、愛される人柄にをも感じた夜でした。
さまざまな形で、多くの人に生きる力を与えていることでしょう。
友人の訃報を耳にしなければ、もっと録画を見ながら夫は喜んだでしょうに・・。 明日は辛い通夜です。
そんな日に神戸の夫人の誕生日のお祝いをし早く引き上げなければいけないというのも、複雑な心境です。
寛平さんお帰りなさい、病を駆使しての世界１周マラソン、ゴールおめでとうございます。
最初はよけいな思いをしていてごめんなさい。
