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メロディーが中心じゃない音楽のススメ(ロック編)

2014-02-16 19:31:15 | ○○の時に合うと思う洋楽/洋楽企画
多くの人が音楽を聴く時、
歌中心に「メロディー」を中心に聴くと思います。
でもほとんどの「音楽」が歌やメロディーだけで成り立ってるのではなく、
様々な楽器の演奏/音の上に歌やメロディーが入る事で基本的に成り立ってます。

音楽はメロディーが全てでは無く、
聴き方一つで…演奏を中心に聞くだけで大きく違って聞こえますし、
中には歌が無いインスト物や演奏に重点を置いた物やリズム重視だったりする物もありますし、
へヴィ度やスピードやテクニカル度で音楽を評価をする人も居ますし、
メロディーがほぼ皆無の音楽なんてのもあります。

という事で、
歌/メロディーが中心じゃない音楽で、
メディアにも高く評価されてる物をいくつか紹介してみようかと。
なおエレクトロニック/テクノ系入れると収集つかないので今回は除外して、
ロック系に絞って書きます。

下に行くほど難易度が上がります&聞き手を選びます。


◆Mogwai - Fear Satan

珍しい事に一番キャッチーなパートがドラムパートなのもあり、
「ドラムが歌ってるよう」と形容されるドラムと、
緩急の効いた曲構成が実に印象的な曲で、
終盤部分(上の動画だと8:00~)の、
全てを飲み込むかのような轟音パートは恍惚感たっぷりで最高!


◆King Crimson - Fracture (OFFICIAL)

緊張感溢れる演奏と変拍子だらけで複雑でいながら構築美に溢れている巧みな曲構成。
徐々に熱を帯びてくる演奏&曲構成が実に素晴らしいですし、
聞いた後に残る独特の何とも言えない余韻ときたら!
「プログレは耳で聴くのではなく頭で聴くものだ」なんて言いますが、
この曲は変拍子だらけで数学的な要素がある曲なんで、
言葉通り頭で理解しながら聴いた方が魅力が分かると思います。


◆Animals As Leaders

超が付くほど複雑なリズムに複雑な演奏。
新世代のギターヒーローであるTosin Abasiのプレイはセンスもテクニックも圧巻の一言!
只管に無機質でテクニカルで例えるなら微分積分のようなんで、
明らかに耳で聞くより頭で理解しながら聞くような部類の音楽ですし、
何か楽器を弾いてる人(特にギター)向けとはいえ、
テクニカルなだけではない魅力がある知的で興味深いアーティストだと思う。
来月に出る新作超楽しみwktk!


◆Meshuggah - Concatenation

「普通の4拍子なんてクソ喰らえ!」とばかりの、
変拍子の嵐と徹底的なユニゾン演奏と言葉を吐き捨てるようなボーカル。
メロディーらしいメロディーは無いですし、
パートによっては右手、左手、足で三つの違うリズムを叩いたりするドラムに、
サックスような摩訶不思議なギターソロといい「型」破りにもほどがあるww
にも書きましたが、
彼らは初期の頃から「人間は機械に隷属化する」的な歌詞を書いていて、
人間から感情がどんどん無くなり無感情で無機質になる…つまり機械みたいになると言い、
徹底的に人力で機械的な複雑で無慈悲で無機質な音楽を、
警鐘や皮肉も込めながらやってきてる訳ですが、
そういうコンセプトを見事に音楽で表現してると思う。




PS
テクノ編は暇見つけてその内書きます。二回くらいに分けてw

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