The Vespers - The Fourth Wall

洋楽レビュー/感想。
フォークとカントリーを軸にした、
オシャレコケティッシュインディポップ。


◆The Vespers - The Fourth Wall
基本はフォーク/カントリーながら、
スカにサーフにブルースまで入っていて、
バラエティー豊かでカラフルですし、
基本ポップでキャッチーに洗練されており、
今では珍しく電子音が無い生演奏による録音ですし、
DIY精神に溢れている手作り感溢れるアレンジや雰囲気が実に素晴らしい！

音を楽しむことが出来る/音を楽しんでる文字通りの「音楽」で
いろんな楽器を巧みに取り入れたりしてますし、
マンドリンや弦楽器の音の心地良さは半端なく、
開放感や暖かい雰囲気に溢れてますので、
休みの日にのんびり聴くと実に気持ち良い。

Tristan PrettymanやTaylor Swiftが流行ったおかげで多少は変わりましたが、
未だに日本人がフォークやカントリーと聞くと、
田舎とか古臭い感じをイメージしてしまうものですが、
この作品はそういう要素は、ほぼ皆無で、
むしろ真逆の都会的でオシャレでキュートという感じさえあり、
フォーク/カントリー風のコケティッシュギターポップって感じでもあるので、
フォーク/カントリーを敬遠してたポップな音楽好き人なんかにもお勧めですし、
ポテンシャルが凄く高そうなんでこれから楽しみ。