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Carcass - Surgical Steel

2013-11-20 00:22:01 | 洋楽レビュー/感想 2013
洋楽レビュー/感想。

音が洗練されていて聞きやすい、
これぞメタルな展開に溢れている
メロディアスでブルータルなデスメタル作品。


◆Carcass - Surgical Steel
これぞメタル!これぞCarcass!
リヴァプールの残虐王ことCarcassの17年ぶりのアルバムなんですが、
以前より音がドロドロ/ドタバタしてなくて軽いのもあり、
「らしさ」を残しつつも洗練されてるという、
彼らに似つかわしくない印象があるのですが、
独特の歌詞は健在ですし、
醜悪なボーカルやブルータルなパートから、
美しいギターソロやツインギターのハモりへ入る所の、
醜と美の対比は実に美しく&フックになっていて、
ファストでブルータルでありながら同時にメロディアスですし、
今作はBill Steerの才能が爆発していて
Michael Amott不在を感じさせない素晴らしいギターソロだらけで、
とにかくメタルメタルしてて実にカッコイイ!

ファストな曲が多いのもあり荒々しくて勢いがありますし、
リフもソロも素晴らしく、
デスメタルにハードロック/へヴィメタル的なメロディアスなギターソロを入れるという、
後のメロディックデスというスタイルを作った流れの一つのバンドとしての、
貫禄が溢れている充実の内容になっており、
完成度も高いですし、
復活作としては申し分無いかと。

ただ曲のバリエーションが少なく、
90年代の雰囲気満載で焼き直し感(過去作を総括した感)がありますし、
過去作ほどのインパクトもなくフックにも欠けますし、
良くも悪くも2013年の作品らしさも無いですし、
硫酸ドロドロ何でも溶かすって感じのドロドロさやへヴィさも薄れていて、
深みに欠けるというか、なんかあっさりしてるんだよね…
初めに聞いた時の炸裂感も、
聞く回数を重ねる毎に薄れていきましたし、
今年発売のメタル作品では、
ベスト10には入るであろうくらいの良作なのは間違いないけど、
懐古主義とまで言わないまでも、
過去に生きてるバンドな雰囲気…オールドメタルファン向けに聞こえて、
期待が大きかったのもあるんでしょうが、
個人的には物足りなさも感じるかな…

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