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Shabazz Palaces - Lese Majesty

2014-11-09 09:43:40 | 洋楽レビュー/感想 2014
洋楽レビュー/感想。
ダークで前衛的で現代音楽のような雰囲気もある、
アングラだけど洗練されている先鋭的で不穏なヒップホップ作品、


◆Shabazz Palaces - Lese Majesty

序盤↑はASAP Rockyのように、
メロウに洗練されていて聞きやすいので、
正直「あれっ!」って思ったのですが、
徐々にダークで前衛的で不穏で挑戦的になっていき、
前作以上に摩訶不思議な魅力がありますね…

マニアックでアングラ臭漂うサンプリングの音や、
いろんな楽器の音やシンセ音を、
フック付けて流れるように、
時に反比例するように効果的にセンス良く巧く使っており、
ダークながらセクシーささえ漂う浮遊感のあるトラックから、
現代音楽やジャズ要素含んだ実験的で前衛的なトラックに、
不気味で異形な不思議なトリップ感があるトラックなど、
各トラックが個性的で先鋭的で実に興味深くて素晴らしく、
The Weekndのようにアングラ臭が、
妖艶でメロウな方向に出てるのもあり、
フェチズムに近いようなエロい感じのトリップ感がありますし、
ナイアーラトテップ的な底知れない混沌感や、
開けるまで何が出てくるか分からないような不安感と高揚感があり、
曲の雰囲気にあった抽象的で難解なリリックも良い感じですし、
前作ほどのインパクトは無いかもですが、
確実な深化&進化を感じられる濃い内容で、
「Shabazz Palacesはマジドープ!」と言わざるを得ない内容ですね!素晴らしい!


ただ前作より少しは良くなってるものの、
魅力的なトラックに比べ、
ラップが普通と言うかスキルと面白みに欠け、
ヒップホップ作品として聞くと物足りなさみたいのを感じますし、
前作ほどではないけど、
個人的にはまだ前衛的過ぎるというか、
中途半端&完成形ではない感があるかな…
でもヒップホップ要素が入ってる前衛的な現代音楽作品として聞いたらしっくり来るし、
先鋭的でずば抜けた作品なのは間違いないかと。

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