洋楽レビュー/感想。
ダークで繊細で細密でストイックな曲構成の、
神秘的で不思議な浮遊感があって幽玄な深遠さに加え哲学的な要素すらある、
モダンに洗練されたミニマルハウス/ミニマルテクノ作品。
◆Efdemin - Decay
今までダークでサイケで不思議な高揚感がある、
美しくも奇妙でミニマルなディープハウスを軸に、
作品毎でいろんな側面を出してましたが、
今作は実験的な部分やディープハウス色が薄れ、
音数や展開が減って、
曲構成自体はシンプルなミニマルハウスになってるのですが、
浮遊感のある音や不安を煽るような音に煌びやかな音などの、
音の選択や音の加減、
リヴァーブ具合や空間の使い方が絶妙ですし、
「Decay=腐敗/堕落」というタイトル通り、
以前よりダークで冷たくなって取っ付き易さは無くなってるものの、
より繊細で細密でストイックに過不足無く洗練され、
深海ように底が見えない&潜ったら出て来れないような、
圧倒的なスケール感と不思議な高揚感と中毒性と、
自分の意思とは関係なく夢と現実の狭間に宙ぶらりんで居るような、
非現実的で不思議な感覚を得られる音響と浮遊感があり、
樹海の中に迷い込んでいつの間にか別世界に行ってしまったような感覚、
雪の日の夜中に一人で外に居るようor誰も居ないプールの中に居るような不思議な感覚や、
暗闇の中で自分がどこに居るのか分からなくなるような感覚にすら陥るという、
神秘的で不思議で幽玄な深遠さがありますし、
「My body isn't listening to me=私の体が言うことを聞いてくれない」
という台詞で作品が始まり、
最後はいろんな風に解釈出来るような台詞で終わるように、
この作品はアルバム通してストーリー仕立てにもなっているので、
哲学的な要素すらあるんですよね…
「There Will Be Singing」みたいな分かり易い曲はないですし、
去年にEPを発表したPlanetary Assault SystemsとKangding Rayを足して
洗練して深化させた感じとも言えますので、
よりコアなテクノファンに向けた感じの職人気質の作品かもですが、
Four tetの「Rounds」に通じるようなメロウな感じもありますし
フロアー向けの要素も多くあるので、
いろんな聞き方&楽しみ方も出来ると思う。良作!
ダークで繊細で細密でストイックな曲構成の、
神秘的で不思議な浮遊感があって幽玄な深遠さに加え哲学的な要素すらある、
モダンに洗練されたミニマルハウス/ミニマルテクノ作品。
◆Efdemin - Decay
今までダークでサイケで不思議な高揚感がある、
美しくも奇妙でミニマルなディープハウスを軸に、
作品毎でいろんな側面を出してましたが、
今作は実験的な部分やディープハウス色が薄れ、
音数や展開が減って、
曲構成自体はシンプルなミニマルハウスになってるのですが、
浮遊感のある音や不安を煽るような音に煌びやかな音などの、
音の選択や音の加減、
リヴァーブ具合や空間の使い方が絶妙ですし、
「Decay=腐敗/堕落」というタイトル通り、
以前よりダークで冷たくなって取っ付き易さは無くなってるものの、
より繊細で細密でストイックに過不足無く洗練され、
深海ように底が見えない&潜ったら出て来れないような、
圧倒的なスケール感と不思議な高揚感と中毒性と、
自分の意思とは関係なく夢と現実の狭間に宙ぶらりんで居るような、
非現実的で不思議な感覚を得られる音響と浮遊感があり、
樹海の中に迷い込んでいつの間にか別世界に行ってしまったような感覚、
雪の日の夜中に一人で外に居るようor誰も居ないプールの中に居るような不思議な感覚や、
暗闇の中で自分がどこに居るのか分からなくなるような感覚にすら陥るという、
神秘的で不思議で幽玄な深遠さがありますし、
「My body isn't listening to me=私の体が言うことを聞いてくれない」
という台詞で作品が始まり、
最後はいろんな風に解釈出来るような台詞で終わるように、
この作品はアルバム通してストーリー仕立てにもなっているので、
哲学的な要素すらあるんですよね…
「There Will Be Singing」みたいな分かり易い曲はないですし、
去年にEPを発表したPlanetary Assault SystemsとKangding Rayを足して
洗練して深化させた感じとも言えますので、
よりコアなテクノファンに向けた感じの職人気質の作品かもですが、
Four tetの「Rounds」に通じるようなメロウな感じもありますし
フロアー向けの要素も多くあるので、
いろんな聞き方&楽しみ方も出来ると思う。良作!