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Big Boi - Vicious Lies and Dangerous Rumors

2013-03-22 22:58:21 | 洋楽レビュー/感想 2013
洋楽レビュー/感想。
抜群のタイム感と韻踏みまくりの高速ラップが持ち味の、
Outkastの1人であるBig Boiのソロ作品2作目。


◆Big Boi - Vicious Lies and Dangerous Rumors
ほぼ全ての曲にゲストが参加していて、
前作よりインディー/エレクトロ色が増してポップな曲が増えてますので、
曲のバリエーションも豊富になっていて、
幅広い音楽ファンが興味を持てるような内容になってますが
同時に曲のバリエーションが多過ぎて、
焦点が絞れてない&掴み所が無い感じが無きにしも非ずで、
彼の作品に何を求めてるかで賛否両論分かれるような作品になってますね…


曲のバリエーションが増えたのは良い事ですし、
圧倒的なタイム感の高速ラップは相変らず素晴らしく、
聞いてて実に気持ち良いのですが、
この作品の売りの一つである、
ゲストとのコラボが噛み合ってないというか、
完全に良い方に働いてない。
そこら辺の作品に比べたら全然良いけど、
Big boiにしたら普通というか無難にまとめたような作品で、
前作は最後まで飽きない所か、
曲が次から次へと展開していくようなフックの嵐だったので、
巧さを通り越して凄みすら感じたのですが、
今作は良くも悪くも分かりやすくまとまっているので、
前作に比べると、どうしても凄みに欠けるし、
いくつか素晴らしいと思える曲はあるものの、
盛り上がりそうで盛り上がらないまま終わってしまう曲の方が多いので、
極端に言うと、あっさりし過ぎてる感じで物足りなさ感がある。

前作をHip hop作品の中でかなり気に入ってた身からすると、
どうしても期待ハズレな印象を受ける「惜作」という感じで、
悪い作品では無く「Good」な作品であるのは間違いないのですが、
「Great」な作品かと聞かれると、そうではないかな…
ただ皮肉にも前作のレベルの高さを改めて認識出来たというか、
さらに前作の評価が高くなった。
前作は「Great」を通り越して「Excellent」な作品だわ。


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