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Filter - The Sun Comes Out Tonight

2013-06-07 22:07:46 | 洋楽レビュー/感想 2013
洋楽レビュー/感想。
大陸系ロックにインダストリアル要素を足したような
アリーナロック的な壮大なスケール感と独特の浮遊感や冷たい雰囲気がある
インダストリアルロック/オルタナ作品。


◆Filter - The Sun Comes Out Tonight
前作ほどのダイナミックさや炸裂感やへヴィさは無いけど
基本的には今まで同様に、
大陸系のアメリカンロックにインダストリアル要素を足したような
アリーナロック的な壮大なスケール感と独特の浮遊感や冷たい雰囲気がある、
「これぞFilter」なインダストリアルロックなんですが、
前作よりメロディーオリエンテッドな作風で、
かなりキャッチーで大衆受けする要素が強めの、
洗練されていて良い意味で分かりやすい作品になってます。

↑のこれぞインダストリアルロックな分かりやすい曲に、
名曲「Take a picture」を髣髴とさせる、
抽象的/意味深な歌詞とシンプルな曲調とコーラスが特徴的な
清涼感とスケール感と浮遊感溢れる奥深い「Surprise」や
今までに無いボーカルエフェクトや電子音使ったり、
メタリックな曲から縦ノリのグルーヴィーな曲にへヴィで攻撃的な曲に、
インダストリアルロックになったColdplayのようなベタなシンガロングがある曲に、
感動的なピアノバラードの「It's My Time」と、
今までで一番と言ってもいいくらい曲のバリエーションは豊富ですし、
アレンジもフックに溢れていて隙らしい隙がなく、
明る過ぎず暗過ぎる事も無い雰囲気も良いですし、
Richard Patrickの時に激しく、
時にやさしく儚げなボーカルも相変わらず素晴らしいですし、
歌詞はシンプルでいて言葉選びが巧く、
アルバムタイトル見れば分かるように実に奥深くてよいよい!

ぶっちゃけ、インパクトや目新しさには欠けますし、
何を求めるかで評価も大きく変わりますので、
古参のファンからは賛否両論出るかもですが、
作品としての隙の無さや練りこみ具合は素晴らしく、
聞けば聞くほど味が出てくるような作品で、
今までの集大成的な円熟味溢れる作品であると同時に、
最近90'sリバイバルブームが来てる事も相まって、
Filterの時代がもう一度来る作品になるかも。
良い意味でベタなので多くの人に受け入れられると思うし、
Jimmy eat world辺りが好きな人も気に入るような、
アメリカンロック作品なんで、
これを機にもっと注目されるといいのにな…



※以前書いた「Surpriseの訳の記事はこちら

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