ミルクレゥプのカルボナーラの逆襲2112 その時、納豆にネギも付いてほくほく

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Anaal Nathrakh - Vanitas

2012-10-31 20:28:16 | 洋楽レビュー/感想 2012
洋楽レビュー/感想。
発狂してるようなキチ○イなボーカルの、
不穏で病的で激烈でありながら荘厳で深遠さもあるブラックメタル作品。




◆Anaal Nathrakh - Vanitas
基本的にはいつも通りの、
ここまで来ると一種の職人芸と言っても過言ではないw、
発狂してイッちゃってるキ○ガイなボーカルに、
Dark funeralやMardukなどのスウェディッシュブラックに通じる慟哭トレモロリフと
音数多めのファストな打ち込みのドラムや機械音が絡む不穏な激烈爆音サウンドが合わさるスタイルで、
不穏で病的で激烈で凶悪で慟哭な雰囲気でありながら、
一転してサビは荘厳で美しかったり、
メロデス的な扇情的なギターも入ったりする、
無慈悲で激烈でありながら荘厳で深遠さもあるブラックメタルなんですが、
今作はそれに加えて、
ポストブラックやフューネラルドゥームやゴシックメタルに通じるような曲や、
デスコア的なブレイクダウンパートや、
メタルコア的なグルーヴィーなパートが多くあったりしますし、
前前作や前作よりインダストリアルメタル要素というか、
サイバーメタル的な要素が増した為、
マシナリーな冷たさが増してますので、
より打ち込みのドラムとの相性も良くなり、
北欧のメロデス的な美メロのギターや
浮き出してくるようなサビのメロディーの美しさや対比もさらに良くなり、
今までで一番曲のバリエーションがあり、
アレンジもフックも多彩になっていて、
緩急の使い方もさらに巧くなってますので、
いつものように一本調子過ぎなくて聞きやすく、
良い意味で聞いてて飽きないし疲れないw
(疲れるのは自分が年取ったからかもだけどw)

「In The Constellation Of The Black Widow」ほどの凄みや衝撃は感じませんし、
勢いやキ○ガイ度や凶暴度は薄れましたので賛否両論出るかもですが、
決して日和った感じは無く、
新しい要素を加えながらも軸はぶれてない感じですし、
全体の完成度という点では今まで一番高いような気もしますし、
メロディアスになって聞きやすくなったのも個人的にはポイント高いので、
個人的には前前作と二分するくらい好きな作品かも。
貫禄たっぷりの良作で快作!

ボーカルがアレなんで聞き手は選ぶでしょうが、
(これでも前作に比べると聞きやすくなってますけどねww)
ブルータルでファストでありながら劇的な音楽好きには間違いないでしょうし、
初期のSlipknotが好きな人…「人生クソ喰らえ!」って常日頃思ってるような人は、
「全部いてもうたれや!ギャー!!!」って感じの音楽なんで気に入るでしょうしw
良いストレス発散になると思うよwww

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