ミルクレゥプのカルボナーラの逆襲2112 その時、納豆にネギも付いてほくほく

コアでマニアックな洋楽に坂道シリーズにアニメと声優が好きな
マイノリティによるブログタイトル通りのカオスなブログですw

邦楽は洋楽より下なのか?

2024-09-25 18:01:00 | 洋楽ネタ
今年初頭に洋楽ロック好きで知られる芸人の永野さんが
「はっきりいって「邦楽は洋楽より下」だと思ってる」
「〇〇風の日本の「偽物」のバンド聞くより本物の〇〇を聞いた方がいい」
みたいな発言をしたのですが、
反対意見よりも理解を示す意見の方が多かったんですよね!




音楽に限らず芸術というのは良否を出すのが難しいというか
感覚的なものであり個人的な好みの部分があるので、
どっちが上とか下とかは一概には言えないとはいえ、
世界という観点から日本の音楽(邦楽)を見ると、
グラミー賞などの世界的に権威のある音楽賞の主要部門は
日本人はほぼ獲っていないですし、
海外でのライブ動員数や売り上げや再生数などの数字的な部分だけ見ると、
日本人で「世界」で大成功していると言えるミュージシャンは極僅かであり、
残念ながら現在はメインストリームの音楽シーンに至っては皆無に等しく、
日本で大成功してから意気揚々でアメリカに活動拠点を移した
「久保〇利伸」や「ド〇カム」や「宇多田ヒ〇ル」でさえも
アメリカでは全然売れなかったように、
R&Bの本場であるアメリカからしたらそれこそ「偽物」に聞こえたというか
少なくとも特別でもなければ格段に良いとも思われなかったようですし、
「日本のロックバンド(アーティスト)名+パクリ」と
検索すれば沢山出てくるように、
「偽物」と言われてもおかしくない洋楽に似ているヒット曲は多く、
特に70~90年代は今みたいにSNSも無いから炎上しないし
音楽マニアにしかバレないという事で、
某音楽関係者曰く「みんなパクリまくり&やりたい放題だった」ようで、
部分的に似てるものはかなりありますし、
好きだから似せた的な遊びレベルでは済まない盗用レベルの
曲の半分以上が洋楽の〇〇っぽいという曲もあって、
中にはカバーと言ってもいいレベルで似てるのに
自分が全て作曲したと明記して発表した人まで居ますからね…
(※誰のどの曲の事か分からない方は「Time for Change パクリ」で検索して下さい)

流石に↑みたいなレベルで似てるものを
自分が作曲したことにして曲を発表する行為は、
(しかもシングル曲で発表するという厚かましさ)
今でいうなら遊び感覚で万引きして自分で買ったと嘘ついて
ネットで販売しているようなものですし、
それこそ韓〇が日本人が開発した
あまおうやシャインマスカットの苗を盗んで勝手に育てて
自分達が一から作ったかのようにアピールして売るのと同等レベルなんで、
信者レベルのファンでも庇いようが無いと思いますが、
今はヒップホップ文化が音楽界に根付いたのもあり
以前ほど「パクリ」に対して目くじら立てなくなったというか、
海外でも無許可で他のアーティストの音源をサンプリングして使ったり、
オマージュ的に模倣したり似せたり、
映画やドラマやゲームから音をサンプリングして使ったりするのを聞くのもあり、
日本でパクリと調べると名前が出てくることが多い
「サ〇ン」や「ミ〇チル」や「オレンジ〇ンジ」なんかは、
聞く人が聞けばすぐに分かる潔いレベルで使っているので、
ニュアンス的には「パクった(盗んだ)」というより
「拝借」したという感じに近く見えるし、
(どっちにしても無許可で使うのは良い事ではないですが…)
リフやメロディやコード進行などの「一部」を引用する形で取り入れるとか、
インスパイアされて(影響を受けて)オマージュやパロディー的に
寄せたり似せたりして部分的に使ってる感じなんで、
大々的にやり過ぎてる感は無きにしも非ずですが
個人的には許容範囲というか
本当に好きなんだろうなと伝わってきて微笑ましく&面白く感じますし、
「サ〇ン」に至っては↓のように
センスを感じるメロディの引用の仕方をしている曲もあるので、
許可を取っているか取っていないかを横に置いとけば
大半は好意的に受け取れるのですが、
一部分だけでは無くて曲の大半が〇〇みたいという
〇〇の偽物のように思えるバンドは日本に多く居ますし、
いかんせん上記したバンドは日本では凄く人気があって評価は高いのに
海外では全く評価されていないように、
元ネタの洋楽バンドを越えようという気概を感じないので、
海外から見たら憧れているだけに聞こえるというか
偽物とまでは言わないまでも「〇〇みたい」という評価で
終わってしまっている感があり、
世界的に邦楽ロックが評価されているかと言えば
一部のメタル系以外を除いて
ほとんど評価されていないですからね…






まだ日本の音楽市場が大きくなかった1970年~1980年代初頭の音楽を聴くと
明らかに世界を意識しているようなロックバンドや音楽は多くあって、
日本の音楽シーンも洋楽っぽいものがあったように聞こえるのですが、
日本語ロックが確立して市民権を得始めたのに加えて
バブル期に入ったのが追い風になって、
幸か不幸か日本の音楽市場は世界を目指さなくてもいいくらい大きくなって
アメリカに次ぐ「世界で二番目の規模の音楽市場」になります。


そして日本人の多くのミュージシャンは、
洋楽を越えようとか張り合おうとするのではなくて、
日本人向けに売れる音楽を作り出し始めたように、
「洋楽」と「邦楽」を完全に別物として考えるようになって、
前述のように楽に稼ぐために「パクリ」が横行したし、
洋楽の物真似や偽物と言われてもおかしくないものも増えて、
洋楽ヒット曲の日本語カバーなんかも流行ったように、
多くのミュージシャンが洋楽に憧れて模倣したり
自分たちの音楽に取り入れるだけで満足してしまい、
海外に挑戦しようとか超えてやろうという
気概のあるアーティストは減っていき、
「歌謡ロック」という名の日本独自のロックも出来たし、
メディアが洋楽よりも邦楽を大々的に取り扱うことが増えた事で
洋楽を聞く人が減っていったのもあり、
結果的に世界の基準とは全く違う基準の
日本独特の特殊な音楽シーンが出来上がった。



そして各国のヒットチャートの曲を聞けば分かるように、
世界で人気のある音楽と日本で人気のある音楽は全く違うものになった。
所謂「ガラパゴス化」ってやつです。



でもそれが世界から見たら不思議で面白く映ったようで、
外国人DJきっかけで日本の80年代の「シティポップ」は
Youtubeを通じて世界中で話題になりましたし、
(特に「プラスティック・ラブ」と「真夜中のドア」なんかはその筆頭で、
Youtubeのコメント欄はいろんな国からコメントが書かれています)
洋楽の影響を強く(直接的に)受けていない人が増えた結果、
洋楽の偽物や物真似では無い日本独自のサブカル発の音楽…
…ボカロ音楽やカワイイ文化の音楽などを中心にして
アニメやSNSきっかけで世界的に話題になってきているように、
一時は世界から置いて行かれたように見えた「音楽のガラパゴス化」は
悪い部分だけでは無かったようで、
その独自性を評価してくれる海外メディアも音楽ファンも居るので、
以前はロック筆頭に「邦楽は洋楽より下」と
言われても仕方ない部分ありましたし、
まだ一部の音楽ファン向けという感じで
一般的な世界的評価は高くは無いかもしれませんが、
一概に「邦楽は洋楽より下」とは言えないとは思うんだよね~


特に「当ブログの概要」にも書いてありますが、
ポップミュージックに関しては
日本の音楽が一番ユニークで面白いと思っていて、
その中でもアイドル、声優、アニメ関連は特に個性的なものが多くて、
現に世界でも一定の人気があって評価もされていますし、
最近でいう所の「ガチャポップ」は完全に日本にしかないものであり、
その代表の一つであろう「YOASOBI」さんの「アイドル」なんかは
世界でも人気で悪い評価は聞かないですからね。
しかも英語バージョンも出していますし、
世界的に見ても「YOASOBI」筆頭に「ガチャポップ」という
日本独自のジャンルははかなり面白い存在だと思う。



ただ国内で大人気だったけど海外では大コケした
テレビドラマ「VIV〇NT」のように
国内と世界の流行や評価の乖離は健全とは言い難いですし、
世界から孤立化が進んだ国はろくな事にならないので、
スポーツ界や配信ドラマやアニメやゲームのように、
日本独自の良さを伸ばしつつも、
もう少し海外の音楽を意識する人も増えた方がいいとは思います。






「偽物」論に関しては、
前述したレベルの大半が〇〇みたいな曲や、
何十回も遊び感覚で盗用しまくっている人なんかは論外ですが、
何かに似てしまう事や〇〇みたいと感じる事は、
日本に限ったことでは無くて他国のアーティストでも同じですし、
そもそも音楽には必ず過去の誰かの影響があるものであり、
その元ネタとも言える音楽も誰かの影響を受けているように、
何にも影響を受けていない音楽なんてありはしないはずです。


去年にそんな何か似てしまうことを逆手に取った感のある
「replica(=偽物/複製品)」というタイトルの作品を出した
「Vaundy」さんが言ってましたが、
音楽がこれだけ作られている状態では
何にも似ていないものや違うものを書く(作曲する)というのは無理に近く、
何かに似てしまうのは仕方ないと思いますし、
極論言えば今ある全ての音楽はそもそも何かの「偽物」とも言える訳ですし、
音楽に限らず全ての創作は古代から続く二次創作の連続だと思うんで、
「似てる=偽物」という考えは正しくはない。


上記した「Vaundy」さんの「replica」は
洋楽好きが聞けば分かるでしょうが、
かなり洋楽ロックっぽさもあるというか
〇〇っぽいと感じる部分がありますが、
自らタイトルで「replica」と宣言してますし、
そのネタ元であろうの今のバンドより
よっぽど格好良かったりする曲もあるように、
ちゃんと「Vaundy」さんなりに消化していて
彼なりの個性がちゃんとあるように「偽物」で終わっていないですし、
同時にリスペクト&オマージュ感もあるように悪意が無いですし、
例え似ていても自分らしさは出せる事が良く分かるんだよね~





あと以前は「〇〇みたい」と言われていたバンドやグループが
今では他のバンドを紹介する時の例えとして使われている事もあるように、
自分の中で影響をしっかり消化して
真摯に音楽を追求していけば
いずれは「オリジナル」になれる。

それこそ「OASIS」なんかは最初の方は、
「Paul McCartney(The Beatles)」に「俺達と同じことしかしていない」と
批判されていましたし、
一部のメディアも声高に批判していたようですが、
初期から「OASIS」は「The Beatles」を好きで
強く影響を受けている事を公言していますし、
今ではイギリス中心に世界的なロックバンドになり、
日本のバンド含めて「OASIS」の影響を受けたであろうバンドは
世界中に沢山居るように、
最終的には彼らの音楽は「OASIS」という
「オリジナル」として認められて、
例えとしても使われるようになりましたし、
その「OASIS」を批判した「The Beatles」にしても
初期は過去のアーティストの曲に似ているものがいくつかあったようで、
後に引用した事や影響を受けた事を認めている。



つまり大谷翔平さんの発言の、
「憧れていたら勝つことが出来ないので憧れるのを止めましょう」と同じで
音楽も最初は誰かに憧れて(影響を受けて)始めるものであり真似たりもするものですが、
いつまでも憧れて「模倣」していたら
ずっと「偽物」のままだけど、
どこかで憧れるのや模倣を止めて
妥協することなく自分達らしさを追求して成功さえすれば、
最終的には「オリジナル」としても認められるかもですし、
勝つ事(超える事)が出来る可能性もあるし、
初めて本当の意味で評価される。



今世界的に興味を持たれている日本の音楽の多くは
前述したように80年代のシティポップと、
アニメやゲームなどのオタク系のサブカルチャー主体の物などなど、
日本独特の個性的なもの(日本らしさがあるものやイロモノ)ばかりなのもあり、
今でも日本の中には日本独自の個性的な物しか
人気が出ないという考えがあるように見えますが、
初めはアメリカの音楽の「物真似」と揶揄される事が多かった「韓国」の音楽が、
アメリカのメインストリームシーンの音楽で成功を掴み始めているように、
結局日本人が海外で通用しなかったのは…
…以前に「久保〇利伸」や「ド〇カム」や「宇多〇ヒカル」が失敗したのは、
最初から超えてやろう感というか実力でねじ伏せようという気概が無くて、
憧れからの模倣の範囲内…小綺麗にまとまってしまったからであり、
戦略と実力と魅力と個性が不足していただけだったのも分かりましたし、
日本では一時は邦楽の価値を上げる(利権の)ために洋楽を排除していた感すらありましたが、
韓国勢の台頭で日本も以前より世界を意識するようになったので、
前にも書いたけど
いろんな分野で日本人が世界を舞台にして大きな結果を出しているのに対して、
音楽界は異常なくらい国内向きに特化していて、
世界を舞台にして結果を出して居る人が少ないですが、
メジャーリーグの大谷翔平やボクシング界の井上尚弥のように、
エミー賞で「SHOGUN 将軍」が史上最多18部門受賞したように、
音楽界でも日本人が大きな結果出せない事は無いと思うので、
いつかアメリカのメインストリームの音楽シーンでも
純粋な「力」で圧倒したり、
グラミー賞の主要部門を受賞するような
凄い日本のアーティストが出てくることを期待してます。



ただ現状の衰えることのない規模の世界第二位の日本の音楽市場と、
日本のテレビ局を中心とした大手メディアの利権重視で情報操作だらけの
都合の良い報道の仕方見てると先は長そうですが…






なお現地のライブ映像などを見比べたら分かりますが、
現時点で世界的に一番知名度が高くて集客力があって人気も高い日本人アーティストは、
日本の報道ではあたかも凄い人気があるように報道されている感のある
「新しい学校のリー〇ーズ」や「Y〇ASOBI」や「Cree〇y Nuts」や「ワン〇ク」では無くて、
「BABY METAL」と「RINA SAWAYAMA」です。

「BABY METAL」は世界的にメタルファンなら
知らない人は居ないであろうレベルの知名度があって、
(例えるならボクシングファンで井上尚弥を知らない人が居ないであろうレベルの知名度)
海外のメタル系の音楽フェスに呼ばれまくっているのですが、
自分たちのファンではない人にもしっかりアピールしているように、
海外のメディアからもライブパフォーマンスはかなり高く評価されていて、
わざわざフェスに「BABY METAL」を
目的として見に来る人も年々増えているようですし、
LADY GAGAにKornにSlipknotにJudas Priest(Rob Halford)などなど
大物アーティストも評価していて、
いろんな国の有名ミュージシャンや
メタル系アーティストとコラボしまくっているように、
順調に人気も知名度も上げている感あるんでこれからも楽しみですし、
「RINA SAWAYAMA」さんも実に素晴らしく、
2022年のサマソニの素晴らしいスピーチ筆頭に
差別や人権などなど社会的な問題に対しての曲や発言が多いのも素敵ですし、
音楽的にもこれから更に凄くなりそう感あるので楽しみ!



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