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憧れるのを止めましょう

2024-01-22 17:31:00 | 洋楽ネタ
「憧れるのを止めましょう。
憧れてしまっては超えられないので、
彼らへの憧れを捨てて勝つことだけ考えていきましょう」


これは「大谷翔平」がWBC決勝のアメリカ戦前にチームメイトに言った言葉です。



この言葉を受けてメンバーは気合いが入って
WBCで日本代表はアメリカ代表に勝って優勝したように、
こういう姿勢を持つことって凄く大事だと思うんですよねー



特に音楽界



日本のアーティストでアメリカで話題になっている人は居る事には居ますが
あくまでもコアな音楽ファン界隈に過ぎないですし、
アメリカのカテゴリー分けされた
「〇〇チャート」では上位に入ったりする事はあるものの、
アメリカの全ての音楽を対象とした「総合チャート」になると
ランキングに入るようなアーティストは皆無に近いように、
スポーツ界は世界のトップクラスで戦える日本人が順調に育ってきているのに比べて、
音楽界は世界で勝負しようという気概があるアーティスト自体が少ないですし、
ヘヴィメタルの世界では「BABY METAL」や「BAND-MAID」筆頭に
海外進出を果たして大きな結果を残している人は何組かは居ますが
世界の音楽界の主戦場であるメインストリームの音楽シーンでは
世界で結果を残す日本人は一向に出てきません。
(※これは日本の音楽市場が世界でもトップクラスのため、
世界を目指す必要が無いという理由(弊害)もあると思われます)



でも知ってる人はご存じのように韓国のアーティストは
アメリカの総合ソングチャートにランキングインするアーティストが出て来ており、
世界三大音楽フェスなどと呼ばれている内の二つの
アメリカの音楽フェスである「コーチェラ」と「ロラパルーザ」で、
「BLACKPINK」「J-HOPE」「Tomorrow x Together」が、
ヘッドライナー(メインアクト)を務めているように、
メインストリームの音楽シーンで結果を残しています。



こういう事を書くと
一部の人から情報操作とかお金を積んだ等の不正工作を疑う声が上がりますが、
流石に世界の音楽フェスのヘッドライナーは務めるには
確かな「人気」と「実力」が無ければ
観客や出演者筆頭に多くの方面から理解も納得も得られないでしょうし、
損得勘定を考えても「損」の部分が多いように
理屈的に無理があり過ぎます。

そもそも新しいアーティストが一気に話題や人気になると、
疑惑の目や批判の目は向けられるものであり
今では世界的な人気アーティストである
「Taylor Swift」「Ariana Grande 」「Justin Bieber」「Bruno Mars」なんかも
初期は批判的な意見や疑惑の目が多かったものの、
良質の楽曲を作り続けて&圧倒的なパフォーマンスを見せて来た事で
若い世代中心に人気が爆発的に広がっていき今の地位を築き上げました。



それは韓国のアーティストも同じで、
ただでさえアジア人という事で疑惑&差別的な目は
欧米人のアーティストよりあったでしょうし、
最初はゴリ押しに近い形で露出を増やしていた事もあり
メディアからも批判的な意見はあったし、
アメリカの流行りの曲の物真似的な曲が多かったので、
ぶっちゃけ自分もそこまで評価はしていなかったのですが、
(※自分は基本的に似たようなものを聞くなら
本場の音楽を聴いた方が良いという考えです)
徐々に韓国のアーティストにしか無い個性が出て来て
音楽自体に魅力が出てきましたし、
実際ライブ映像見れば分かりますが
いろんな人種の人がライブを楽しんでいるように、
遊ぶ間を惜しんで只管に努力を積み重ねた事で得た
圧倒的なまでの基礎レベルの高さに裏付けされたダンス力は圧巻で、
動きのラインや指先や角度などなど細部まで
ビッタビッタに揃っていてキッレキレで、
フォーメーション移動や構成力などなど見せ方なんかも凄いですし、
歌唱力も高くて英語の発音もラップ含めて違和感があまり無い。

音楽面もアメリカのヒット曲をしっかり研究していて
巧みに流行を取り入れてバズりそうな曲を作ったり、
シーンの最先端のアーティストに曲を依頼したりもしているように、
メインストリームに特化して戦略的に練られていて、
プロフェッショナル感満載のパフォーマンス含めて
アメリカのトップクラスのアーティストと比べても遜色ないレベルなように、
客観的に見ても世界的に認められるだけの魅力と実力があるので、
今の地位は「実力」で確立したと言って問題ないと思う。


◆BLACKPINK - 'Kill This Love' M/V



女性グループではアメリカで一番の成功を収めているであろう「BLACKPINK」なんかは
もう「Beyoncé」みたいな貫禄すらありますし、
ここ数年に台頭してきた韓国のアーティストは
音楽メディアや批評家からの評価も高めなように、
ますます勢いが出て来た&レベルが高くなって来ており、
音楽だけ聴いていると一部は言われなければ
韓国のアーティストと気付かないくらいになっている。


◆NewJeans 'Super Shy' Official Audio


◆LE SSERAFIM「Perfect Night」


◆aespa 에스파 'Drama' MV





結局初めから韓国はアメリカに「憧れる」だけではなくて
国を挙げて「アメリカのメインストリームの音楽シーンで結果を残す」という「目標」を立てて、
トライエラーを繰り返しながら努力して進んで行ったから
総合ソングチャートでも上位に入るようになり、
まだ対等とまでは言える立場では無いのかもですが、
日本では憧れの対象であり雲の上の存在達の
上記したスターアーティスト達と
同じ舞台で戦う事が出来るようになってきて、
アメリカの音楽フェスでヘッドライナーを務めるという「結果」を出すに至った。
特にアジア人がアメリカの音楽フェスで
ヘッドライナーを務めるというのは大快挙ですからね…





日本の音楽はポップス系筆頭に
完全にガラパゴス化しているというか
独自の発展や進化をしており、
日本で人気のある音楽と
世界で人気のある音楽では大きく違うように、
他に類を見ないような音楽が多いので、
世界の音楽ファンから面白がられている&興味を持たれていて、
特にシティポップなんかは世界中で受けているように、
日本の音楽もしっかり評価はされていますし、
「Kero Kero Bonito」や「Ginger root」みたいな
日本のアーティストの影響が明確に感じられる人達も居ますし、
「YOASOBI」なんかは世界中から評価されているように、
海外の音楽メディアや批評家からの評価も決して低くはない。
決して日本のアーティストに魅力が無い訳ではない。




でも決してメインストリームではない。
今のアメリカの音楽の本流である
ダンスソングとR&Bとヒップホップではないし、
今の日本で人気のある音楽が
アメリカや世界の音楽市場で主流になったり
大きなムーブメントを作れるとは思えない。



今の海外で受けている日本のアーティストは
野球で言うなら技術と足で頑張ってるようなもので、
パワーやスピードで真っ向勝負はしていない。
主戦場で戦っているというより、
その周りで戦ってるような感じというか、
メインディッシュで勝負するのでは無くて
オードブルやアントレやデザートで勝負してるように見える。



それが必ずしも悪いとは思いませんし
そこで結果を残す事も十分凄い事なんですが、
パワーとスピードが売りのメジャーリーグで
「大谷翔平」がパワーとスピードで周囲を圧倒したように、
ダンスソングとR&Bとヒップホップに染まった全米総合チャートで
日本人が1位に輝く事が出来る可能性もあると思うので、
日本特有の音楽で挑戦するのも良いですが、
その一方で憧れるのを止めて
誰かになりたがるのでは無くて
本場の音楽で真っ向勝負が出来て
「超える」ような存在が出て来て欲しいなとも思う次第です。

いつか日本のアーティストが欧米の大規模な音楽フェスで
ヘッドライナーを務めるの見てみたいわ~







PS
日本のメディアやプロモーターの人気洋楽アーティストに対する扱い方もよくないよね…
おもてなしと言えば聞こえはいいですが
我儘に似た「要求」をかなり呑んでいるようですし、
サマソニやフジロックでも日本のアーティストと海外のアーティストでは
待遇にかなりの差があるようなんで、
最初から人気の洋楽アーティストは別世界の人であり
来てくれるだけでありがたい存在的な認識があるというか
そういう教育をされて来ている感あるもんな…
あと去年のサマソニで浮き彫りになったように、
世界と比べると日本のアーティストは
意識が低い人や幼稚な人や考え方がアップデートされていない人も多いようですし、
日本と海外で人気のあるアーティストは違う事が多いですし、
(日本ではあまり話題になっていないけど海外では評価されている人が多い)
日本のメディアはアーティスト側とベッタリで
批判らしい批判もしない所かチヤホヤするから
実力や人気以上に肥大化してる人も多い。
しかも世界の音楽の状況や状態を伝えると
日本の音楽やアーティストの商品価値が下がるから
大きく伝えようとしない。
紅白でも海外勢と日本の音楽では全く違うものに聞こえた&見えたように、
日本の音楽界はガラパゴス化し過ぎて
良くも悪くも世界の主流から乖離しつつあるのは間違いないと思う。

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