Stars - Five Ghosts

◆Stars - Five Ghosts

かなりポップでエレクトロ色が増していて、
最近の例に漏れず80s/ニューウェイヴの香りもして、
良い意味で深みが増し、進化/深化が感じられ、
ポップでキュートで洒落てて、どこか切ない胸キュンな感じで、
疾走してるとは言えない絶妙なテンポで駆け抜けていったり、
しっとりドリーミーな展開(まどろみに溢れる感じ)だったり、
後述しますが一部気になるとは言え、
Starsファンの期待を裏切らない、素晴らしい作品です。

今作は特にメロディーが優れていて、
今まで一番ロック色が薄く、ポップでキャッチーで、
似てる要素も多くあるThe Radio Dept.の新作みたいに、
今まででアレンジも一番拘っているように感じられ、
一番と二番でもアレンジを細かく変えたり、
聞くたびに新しい音が見つかるような感じの作りこみが感じられ、
じわじわ良さが染み渡ってきます。

ただ個人的には、前半の素晴らしさに比べ、
特に中盤以降なんですが、
Starsらしさより、○○風と言えるような曲が増え、
突き抜けきれてない感というか、新しい要素をStarsとして消化しきれてなく、
これがちょっと気になるかな…
続けて聞いている内に気にならなくなるかもですけど…
しかし、Fixed(一番上に張った曲)は良い曲過ぎる…今年聞いた中では十指に入る曲だと思う。
ちょっとケチ付けましたが、良い作品なのは間違いないので、
数曲聴いて気に入ったら買ってみるのをお勧めします。





PS
こういう系統を聞いてると改めてペインズの凄さを実感する…

個人的には音楽に常に進化/深化を求めるのですが、
ペインズには基本的に変わらずに居て欲しいとか思う…