アルツ・ジェンギンス夫婦の記録

重症アルツで亡くなった父の記録と現在100歳の母と高齢者みるきーの記録。

誓約書を書かせる

2010-12-04 13:49:00 | 介護
認知のせいなのか、もともとなのか、我慢が効かないのか
母は、言葉使いも悪く、文句や不平不満ばかり言います。

素直に人の親切をうけとらず、拒否ばかりするので
家族はうんざりムードです。

とにかく、テレビをみていて
「バカヤロ!」とか
「なに言ってんだ、当たり前だろ!」
「バカ!」
「もっとましな番組をかけて」
「芸が無い」
デブ、ハゲ、黒人、裸みたいな服
ヒゲ、いい間違え、失敗、岡村、石橋・・許しません

もう、聞いていられません・・・

テレビどころか、
家族のやさしさにも素直になれない母なので・・・



チョコパンが母に誓約書を書かせています。

「 おばあちゃん、もっとやさしい言い方をしなきゃだめだよ。
  人が何かしてくれたら、ありがとう・・って
  言わなきゃだめでしょ」

「 家族だから言いたいことをいうんだ。
  デイサービスじゃ言わないよ」

「 私が言うとおりに、書いてよ」




長い文章は母が短く省略して書いています。
母はなんか喜んで書いています。



約束を守らなかったらチョコパンに1000円を渡すこと
・・とか言って、チョコパンも思わず吹き出しました。




完成したようです。

母は、チョコパンの度重なる説得に
わかったわかったといいます。

これが完成作品です。

見やすいテレビの上に貼り付けました。

当分、チョコパンが居る間は
悪い性格の注意を受けて直されていました。

チョコパンが2階に上がってからは
いつもの、拒否や反抗の嵐ですよ。

これが認知のせいなのか
もともとなのかは不明ですが、
年を取ったせいで、他人の心を傷つけない努力や
感謝の気持ちがすっかりなくなってしまっています。

とにかく強い女です。

向精神薬とか、デパスとか睡眠導入剤とか
安定剤を飲ませると、
おとなしい女になってしまい、
歩けなくなることを
わたしは知っています。

強力ギンコで強力な女のままでいてもらいましょう。

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アルツ・ジェンギンス夫婦の記録

16年間アルツハイマーと戦った父ジェンギンスは2008年2月14日に亡くなりました。壮絶介護→施設入所→胆管癌による死。大切な父の最期の介護記録をここ残しました。 そして、夫を亡くした母は初期認知が進行中です。 年寄りと暮らす苦労を記録中。