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タイトル | 2/25 日曜面会・・あおたん
作成日 | 2007-02-26
アクセス数 | 133 推薦数 | 0
カテゴリー | 日記 > 生活 > 美容/健康/コスメ
一人でのんびりと面会に行きました。私は考えたのですが、一人でジェンギンスの隣に座って居る時は、のどかで落ち着いた時間が流れているなぁ・・・って。
仕事もしなくていい、誰にも気を遣わなくていい、家事のこともすべて忘れて
ホッとした時間を過ごしています。
ジェンギンスは、わたしにホッとする時間を与えてくれました。
80年もこの世にいて、ジェンギンスも疲れただろうなと思います。
楽になっただろうな、ジェンギンス。
さて、病棟に入ろうとしたら、看護婦さんから呼ばれました。
昨夜の土曜日(わたしが母の病院付き添いで面会しなかった日)、そうとう虫の居所が悪く、抵抗が激しくてあばれてしまい、ベッドで顔を打ったということです。
目の上が切れて絆創膏を貼っていました。 目の周りは青タンです。
青タンは、時々よく作っていましたが、今回は最高青タンです。
冷やすこともさせてくれなかったそうです。
ジェンギンスの抵抗は私たちも良く知っています。
ジェンの嫌なことを無理やろうとすると、それから逃れようとして激抵抗が始まるのです。
ジェンは、年をとっているけれどそうとう力が強いので介護者が一人や2人ではかないません。
だから、認知症専門棟は介護士がほとんど男性です。
ジェンはいったい何を抵抗したのでしょうか・・・
それは分かりません。
でも、日曜のジェンギンスはいつもの通り穏やかでおとなしいおじいさんでした。
なんの問題もありません。
毎日おやつを与えるようになってからは激しい空腹で食べ物を必死で欲しがることも無くなりました。
カフェオレと蒸しパンとまんじゅうとおにぎりを少しずつたべてお腹は落ち着いていました。
テリーチャン人形を持参したので、テリーちゃんを踊らせて遊んでいたら、ジェンも笑って遊んでいました。
日曜なのでとりわけめずらしく面会家族が多かったです。
世話好きのおばちゃんのだんなさんは
酸素を付けていました。
体が悪いのに奥さんのお世話はたいへんだったでしょう。
失語症のおばあちゃんのだんなさんは
お婆ちゃんの言葉をよく聞いて話しをしていました。すごいと思いました。
入所したばかりの若いお母さんの子ども達は長い時間お母さんと一緒に過ごしていました。
おとなしいおかあさんが手をたたいて興奮しだした時、子ども達は困っていましたが、わたしの家族だったら、たぶん一緒に手をたたいて合いの手を入れるだろうと思いました。
看護婦さんと少し長く話しをしましたが、エリートだった人、国立大学の教授だった人、社長さんたちがここには入所しているけれど、ここに来てしまうと
みんな同じヒトだって。。。
そうか、わたしが気楽に声を掛けてため口で話していたおじさん達は
とってもエライヒトだったんだ。
反省した。
ため口を辞めます。
そういえば、おじさん達は敬語でわたしに話してくれていた。
わたしも言葉遣いには気を付けなくてはならない。
~~~~~~~~~~
そろそろ3月でこの日は、段飾りのおひさまを病棟ロビーに飾っていました。
大勢の看護婦さんが分からなくて、あれこれ考えながら説明書を見ながら
飾っていました。
とにかく、認知病棟に飾るんですから
よくここまできちんと揃っていると感心します。
飾り終わると、みんなに見せていました。
わたしもジェンギンスに見せました。
ジェンは大きな飾りよりも、そこに落ちている箱や髪飾りの小さなものに気を取られていました。
季節の移り変わりとむかしながらの伝統行事の大切さを感じる。
生きていくことで大切なことが沢山ある。 簡素化ばかりがいい訳じゃない。。。けどなんでも省略しようとしている私だ。
両親の葬儀を簡素化してわたしは、後悔するだろうか。
自分の葬儀はもっと簡素化して焼くだけです。 わたしの遺言です。
タイトル | 2/25 日曜面会・・あおたん
作成日 | 2007-02-26
アクセス数 | 133 推薦数 | 0
カテゴリー | 日記 > 生活 > 美容/健康/コスメ
一人でのんびりと面会に行きました。私は考えたのですが、一人でジェンギンスの隣に座って居る時は、のどかで落ち着いた時間が流れているなぁ・・・って。
仕事もしなくていい、誰にも気を遣わなくていい、家事のこともすべて忘れて
ホッとした時間を過ごしています。
ジェンギンスは、わたしにホッとする時間を与えてくれました。
80年もこの世にいて、ジェンギンスも疲れただろうなと思います。
楽になっただろうな、ジェンギンス。
さて、病棟に入ろうとしたら、看護婦さんから呼ばれました。
昨夜の土曜日(わたしが母の病院付き添いで面会しなかった日)、そうとう虫の居所が悪く、抵抗が激しくてあばれてしまい、ベッドで顔を打ったということです。
目の上が切れて絆創膏を貼っていました。 目の周りは青タンです。
青タンは、時々よく作っていましたが、今回は最高青タンです。
冷やすこともさせてくれなかったそうです。
ジェンギンスの抵抗は私たちも良く知っています。
ジェンの嫌なことを無理やろうとすると、それから逃れようとして激抵抗が始まるのです。
ジェンは、年をとっているけれどそうとう力が強いので介護者が一人や2人ではかないません。
だから、認知症専門棟は介護士がほとんど男性です。
ジェンはいったい何を抵抗したのでしょうか・・・
それは分かりません。
でも、日曜のジェンギンスはいつもの通り穏やかでおとなしいおじいさんでした。
なんの問題もありません。
毎日おやつを与えるようになってからは激しい空腹で食べ物を必死で欲しがることも無くなりました。
カフェオレと蒸しパンとまんじゅうとおにぎりを少しずつたべてお腹は落ち着いていました。
テリーチャン人形を持参したので、テリーちゃんを踊らせて遊んでいたら、ジェンも笑って遊んでいました。
日曜なのでとりわけめずらしく面会家族が多かったです。
世話好きのおばちゃんのだんなさんは
酸素を付けていました。
体が悪いのに奥さんのお世話はたいへんだったでしょう。
失語症のおばあちゃんのだんなさんは
お婆ちゃんの言葉をよく聞いて話しをしていました。すごいと思いました。
入所したばかりの若いお母さんの子ども達は長い時間お母さんと一緒に過ごしていました。
おとなしいおかあさんが手をたたいて興奮しだした時、子ども達は困っていましたが、わたしの家族だったら、たぶん一緒に手をたたいて合いの手を入れるだろうと思いました。
看護婦さんと少し長く話しをしましたが、エリートだった人、国立大学の教授だった人、社長さんたちがここには入所しているけれど、ここに来てしまうと
みんな同じヒトだって。。。
そうか、わたしが気楽に声を掛けてため口で話していたおじさん達は
とってもエライヒトだったんだ。
反省した。
ため口を辞めます。
そういえば、おじさん達は敬語でわたしに話してくれていた。
わたしも言葉遣いには気を付けなくてはならない。
~~~~~~~~~~
そろそろ3月でこの日は、段飾りのおひさまを病棟ロビーに飾っていました。
大勢の看護婦さんが分からなくて、あれこれ考えながら説明書を見ながら
飾っていました。
とにかく、認知病棟に飾るんですから
よくここまできちんと揃っていると感心します。
飾り終わると、みんなに見せていました。
わたしもジェンギンスに見せました。
ジェンは大きな飾りよりも、そこに落ちている箱や髪飾りの小さなものに気を取られていました。
季節の移り変わりとむかしながらの伝統行事の大切さを感じる。
生きていくことで大切なことが沢山ある。 簡素化ばかりがいい訳じゃない。。。けどなんでも省略しようとしている私だ。
両親の葬儀を簡素化してわたしは、後悔するだろうか。
自分の葬儀はもっと簡素化して焼くだけです。 わたしの遺言です。