アルツ・ジェンギンス夫婦の記録

重症アルツで亡くなった父の記録と現在100歳の母と高齢者みるきーの記録。

ショートステイ2泊

2006-02-28 11:03:44 | 介護
近所の施設でキャンセルが出たというので

急遽2泊だけ入所させていただくことが出来た。



もう限界をとっくに超えているので

大変ありがたい。



本当は午前の入所なんだけれど

夜中に寝なくて朝起きれないため

午後の昼食後に母と私で大荷物を持って連れて行く。



家の前から100円のハチ公バスに10分くらい乗って降りてから坂を上る。

まったく歩くことをしなくなったジェンギンスなので

これくらいは歩かないと関節が固まってしまう。



わたしは、いつものようにバスに乗せたあと

大荷物を持って

自転車で先回りをしてバスから下りる両親をお迎えする。



今日の施設は空いていた。

数人しか人がいなかった。

お風呂でもはいっているんだろうか・・

ちがう、風呂は明日だって言っていた。



空いているせいなのか、スタッフと長く話が出来た。



いろいろなお年寄りがいるという話。



お人形を大変かわいがる人や

捨て子だと騒ぐ人、死んでいるという人、固いという人・・・



夜中に必ず便をする人



夜中にオムツを替えなければならない人



身体拘束はできない話。



鍵をかけて事故があったらいけないという話



「睡眠薬がうまく効いている人はいますか。

父は、睡眠薬でうまく眠ってくれればオムツに排尿して介護がしやすいので、ただそれだけ希望するんです」

と私は質問した

「効いている人はいます。

 いろいろな種類のお薬がありますから

 合った物を・・・・わたしは看護師ではないので

 詳しくはわかりませんが・・・・」



あとから、保健所の相談室の連絡先を母に教えてくださったようだ。



父の症状は手ごわいからな~~



でも、わたしには電話する暇も訪問する暇もない。



オムツ申請の振込みをしなきゃ・・・

老健の支払いの振込みもしなきゃ・・・

私の銀行口座もきっと何十万円もマイナスになっていると思う。

2年前に引越しをして住所変更もしていない。

銀行から催促の電話がかかってきてるけど

住民表をとりに行くことができない。



とにかく、夜8時までは走り回っているんだ。



三菱銀行初台店は機械で現金振込みが出来ないんだ。

もう!!三菱銀行に振込みができない三菱銀行なんて・・・・・嫌いだ!



~~~~~~~~~~~~~~



今日は父がいなくて

家が平和だ。

心が休まる。

仕事をしていてもしたの物音に気を遣わなくていい。

寝るときも、玄関マットは敷いたままでいいし、

あちこちのドアをロックしなくていいんだ。

玄関に放尿防止装置を設置しなくていいんだ。



夜も物音に気を遣わなくていいんだ。

あさも、心配しなくていいんだ。

着替えも無理やりさせなくていいし

起床もさせなくていいから、仕事がなくなって

安心だ。



臨時の入所は気が楽だ。

2日すればジェンギンスは帰ってくるし

また、回復に努められる。





そうだ、今日はショートステイにパンを持参した。

痩せてしまって脳も衰えて

回復に努めているという事情を報告した。

だから、夜食のパンのことを話して

食べさせていただく。





==========



昨日の話しだけれど

チョコパンがジェンギンスの監視をしていたとき

チャイムが鳴って来客が来た。

私の客だったので私が接待したのだけれど

ジェンギンスが出て行こうとしたらしい。



チョコパンが止めたけれど、怒りだして

玄関とは反対のもう一つの部屋に入っていったそうだ。

チョコパンが気がつくと

なんか、音がしている・・・



戸を開けて縁側に放尿していたそうだ。



そんな場面に遭遇したことがなかったので

チョコパンは仰天したようだ。

落ち込んで、



「 私には介護の能力がありません」



。。。とか何とか言っちゃって



おまえ、うまいこと言って逃げる気かい!





**************



そうそう、今朝のことだけれど。



雪山転落したマクドウウェルが病院へいくんで

どういうわけかリュックをしょって出かけていった。

まもなく玄関に

「 あの~すみませんが・・」

と誰か来た。

マクドウウェルだった。

「 庭に、なにかあるんですが。。。」



笑った!



ジェンギンスの今朝まで履いていたリハビリパンツが見るも無残にあらわに堂々と

庭に落ちている。

ネットでは様子を書くことは出来ないくらい

堂々と!



ゴミ袋に入れてあったオムツを

放し飼いのメリーがあさったんだ。



よりにも寄って

オムツだけを庭に無残な姿で

引っ張ってくるなんて!



人が訪問してこなくてよかった~

誰か見たら、大変なことだった。





こうして、見られちゃいけない光景が

私の家にはいっぱい

溢れ出してきました。




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いやいや、ひどいのなんの

2006-02-27 11:02:40 | 介護
日曜日の夜中となり、

そろそろ寝た頃だと思っていた。



デパスも飲まなかったから錯乱もないだろうし、

尿を止める薬だけのんで

平和な夜がやってくるであろうと安心していた。



夜11時半ごろ、階下で大きな物音がするような気がするので降りた。



廊下には椅子や布団が山積み。

部屋にはいると、威勢のいいジェンギンスが

重い椅子を持ち上げてコタツテーブルの上に乗せたり、部屋の隅に移動したり、コタツコードで布団とコタツをぐるぐる巻きにして、かたくむすんだり、

活き活きと活動している。



まあ、気の済むまで片付けてもらおうと

母には寝てもらって、私は部屋の隅の椅子に陣取った。



すべての物を部屋から出したそうだった。

この際、私も散らかりが気になっていたので

コタツも取り払い、畳の上の邪魔なものも取り払った。

コタツの下に敷いてあったマットまで取るので

部屋はごみだらけとなってしまい、

夜中だというのに、ほうきで掃除した。



ストーブの上にオーブントースターをのせて

それをひっくり返したもんだから、

2階にいたチョコパンが降りてきた。



「 おじいちゃん! なーにやってんの?」

とびっくりですが、

チョコパンがなだめて話したりアンパンを食べさせている間、わたしがコタツを作って

座れる位置を作りました。



「 じゃ、おじいちゃん寝ようか?」

とチョコパンがベッドへ誘導し、横にさせて

寝かせました。



部屋を暗くしてでてきましたが、

それから1時間、ジェンギンスは一人で喋っていました。

そのうち、マクドウウエルも降りてきて

部屋を覗いていました。

ジェンの独り言をきいて、大笑いです。

「電車の中で政治の話とか一人で喋っている頭のおかしい人と同じだ。これって、呆けの症状なわけ? 」



ありがとう、ありがとうが多かったです。

どうやら、戦争に行く前にみなの前で演説しているみたいです。

先生にお別れを言ったり、感謝したりしていました。

よくもこれだけ喋れると感心します。



わたしは、ジェンギンスが眠るまで隣の部屋で待機していたのですが

全然、寝ません。



母も、隣でずっと喋られて眠れません。



「毎晩こんなんじゃ、普通は施設にやるんだろうね」 と、もう限界です。



おとなしく寝てくれるなら、施設なんて入れなくて良いのに、ホントジェンギンスは

バカだと思う。

オオバカだと思う。

ホントのオオバカになっちゃった

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多少しっかりしてきた

2006-02-26 11:01:00 | 介護
今日は日曜日だったけれど

わたしは自宅で1時から5時まで仕事の一環で

大勢・・・・わたしはいままで大勢を多勢って書いていた

・・・・集合した。18名の人が入れるスペース作りなどで午前中から走り回っていたので、ジェンギンスの朝食だけ付き合った。 昨日と同様にパン1枚では物足りなそうにしているのでブドウパンをあげたら、食べていた。

母に止められてもあげた。



昼は、昨日のおじやも残っているし

何とかするだろうと声もかけず私は2階にこもったらば、結局食べてない。 蒸しパンを置いておいたので

それを食べたらしい。



夕方5時に仕事が終わって即夕食の支度だ。

おじやで良いと言うから、昨日の残りにレトルトパックの五目御飯をたして増やした。

それに、具沢山味噌汁とコロッケと天ぷらだ。



そのあと、自分たちの夕食の買い物をして

ヒレカツを揚げてサーモンを焼いてサラダを作って

・・・・

両親がまっててくれるなら一緒においしい揚げたての

おかずが食べれるんだけど、これがまた時間的にうまくいかず、若者はやたら、おいしそうなご飯をいつも食べているのです。



これだから、ダイエットは難しい。

ご飯もおかずも、おいしくてしょうがない。

・・・・自分で好きなように作るからおいしくておいしくて

でも、私の料理は、急いで作るから焦げて固いという

長所があるのだ、、、。



珍しく、ジェンギンスは夕食を拒否せずに

どんぶりを持って一心に食べていた。



母にはおわんのでかい (一寸法師のおわんみたいな)のは、ジェンギンスが拒否するから使わないように言ってあるにもかかわらず、ジェンギンスにでかいおわんでたべさせ、どんぶりで自分が食べ・・・



でも、おわんでも、今日のジェンギンスはおいしそうに

ぺろりと平らげた。

珍しいことだ。

夕飯は、当分拒否だったのに。



そうとう、お昼をたべないで、きっと、間食も少なく

お腹をすかせていたんだろう。



わたしは、すぐにイヌの散歩に行かなければならなかったので、おかわりの面倒を見なかった。

母は、おかわりを絶対させないんだ。

腹6分目が良いのだと言い張るんだ。



私は、イヌの散歩のあと、新聞紙を拾いに行ったのだ。

寝ているところからトイレまでの道のりを

新聞でいっぱいにするのだ。

ペット用のシートも昨日買ってみた。

シートを敷き詰めるには、毎日のことでお金がかかりすぎるな・・・・

やっぱり新聞がいい。



昨夜の夜中も母がトイレの新聞を取り替えていたけれど、年寄りだから、すごく時間がかかるんだ。

気の毒なくらい時間がかかって新聞を取り替えて玄関の外に投げ捨てていた。

腰を曲げるのもたいへん。

私がするといっても、自分の役目だと思っているようだ。

びしょびしょになる部分こそ、シートを敷けば良いので

3枚くらい渡したけれど、考えがまとまらない様子だった。 夜中の2時半だった。

母は、玄関を開け放って作業している。

玄関どころか、ふすまとおくのふすまも開け放っているので、父は外の風に吹かれて寝ていた。



これはいくら注意しても、戸を閉めることが出来ない母の習性なのです。



デパスを飲んで寝かせた父だったけれど、

どうも効き目は無い!

眠くもならないし、多少の興奮状態も見られた。

精神の安定も図れない。

したがって、服用3日にして中止する。



そして、デパスを飲んでいるにもかかわらず、夜中の眠りも浅く、トイレに数回起きる。

漏れそうで、あわてて廊下を歩く。

だから、こぼれる・・・



したがって、数日止めていたバップフォーの

尿を止める作用のある薬を今夜は再開だ。

この薬は、尿が出なくなるという副作用があるので

、出したくても出なくなったジェンギンスだったので

止めていたのだ。



今夜はどうなるか・・・



トイレに行かないといい。

夜中に歩き回るのはデパスを止めて治るだろう。



ちょっとご飯を食べただけで顔つきがよくなった。

頭がすっからかんに空っぽ状態は脱出したみたいだ。活きもよくなった。



。。。



死んだようだった父でしたが

なんだったんだろ・・・



施設に3泊して、急激に狂っちゃたんだろうか。

施設に行く前から変だったのかな。。。



日記を書いていながら

見直す気力は無い。



明日から、もう月曜だ。



火曜から、施設にキャンセルが出たというご好意のお誘いをいただき

2泊させていただく。



たとえ2泊でも、父がいる労力は多大で

たとえボケが進行しようが、感謝の気持ちで

お願いしたいのです。

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回復させている

2006-02-25 10:57:26 | 介護
今日は土曜日で私は仕事が無いので

ジェンギンスの面倒を見ることができた。



朝食のトーストを食べ終えたジェンギンスだったけれど、わたしの食べかけのホカホカのトーストを

あげたらおいしそうにぺろりと平らげた。

他の、スティックパンも温めてからあげたら

おいしそうに平らげた。

ミルクコーヒに紅茶、キウイ入りナチュラルヨーグルトも食べた。



食欲の無い母はいつもトースト1枚と決めて

いるけれど、これじゃだめなんだ。

とにかく、いっぱい食べさせた。



昼は焼きオニギリと具だくさん味噌汁。



母は睡眠不足でフラフラだというし

いすに座って死んだように眠るので

布団で昼寝を勧めたんだけれど

全然言うことをきいてくれない。



私は、イヌの散歩に行ってから

その後、買い物へ4回くらい行った。

米15キロ(2週間分のごはん)

パンツ式オムツ(郵便振込みをする時間がなくて

         オムツ補助を申請できないでいる)

オネショシート(布団が濡れないように)

あすの仕事で使うお菓子1万円分



午後になって、ジェンギンスの脳を働かせるために

イチョウエキス、ギンコを久しぶりに飲ませた。

それも、いつものじゃなくて

高濃度すぎるほど高濃度のエキスを与えた。



これで、どう変化するか楽しみだ。



この、ギンコは日本やアメリカでは

一日の摂取量が120ミリグラムとされている。

だから、日本で購入する錠剤は一粒に20~40ミリグラムのエキスしか入っていない。



私が今日飲ませたギンコは一粒に

7500ミリグラムものエキスが含有されている優れものだ。



オセアニアではこの含有量が認められている上に

安いのだ。

日本のぼったくり健康食品とは大違いだ。



しかし、健康食品においては長期に使うことで

健康維持するわけだから

このように、7500ミリもの含有量は多すぎるし、

それなりに高価だし、普通はこれは用いないのだ。



しかし、急に回復させなければならないので

7500ミリを飲ませたんだ。



ギンコは即効性があるので

効き目がよくわかる。



ギンコのせいか、栄養のせいか不明だけれど

ジェンは私の名前を呼んだ。

びっくりした。

孫の名前は呼ぶことがあっても

めったに私と母は登場しないからな。



イヌの名前も呼んでいた。

田舎の話もしていた。



田舎のお父さんが勲章をもらったという

自慢話を聞いてみたら

最初、無言だったけれど

思い出したらしく、話し始めた。



田舎の話は夜まで続いた。

頭の中が、田舎一色となっているようだ。



眠いのか、目をつぶっていることが何回かあって

気がつくたびに、



「 金を拾っていたんだ 」とか

「 23日の朝に行くわ 」とか

「 そっち、曲がったところだね」



夕飯のときはマクドウウェルにむかって

「 兄弟ですか?いいですね~」 って

言っていた。 

元気にしていると思ったら、きゅうに

「帰る」 とか言っていた。

でも、立ち上がらない。



夕飯は、簡単に残りごはんで

具沢山おじやのロコモコ風・・つまり半熟卵乗せ

を作った。

のんびり食卓に長く座っているので

夕食後にアンパン食べた。

アンパンの中にデパス半錠いれたら、

ほき出して、テレビのほうに投げた。

だから、コンドはデパスとして飲ませた。



これで、早めに寝るかと思ったが



午前12時 真っ暗な廊下を歩いたり

玄関の戸を開けたり閉めたりしていた。

母は、布団に入って、たぶん呆れていた。



暗闇で私がベッドへ誘導したけれど

暗い部屋になかなかはいってくれなくて

足も痛いと言っていた。



ベッドに入ってたいそうにおしゃべりしていた。



寝ただろうか・・



後で見に行く。

デパスの副作用は興奮と覚醒と異常行動だ。

心配だ。副作用が出ない程度に抑えなければいけない。



昨夜はデパスを飲んだにもかかわらず

トイレに数回起きたらしい。

一人でトイレにも行った気配があったらしい。








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手に負えませんよ

2006-02-24 10:54:53 | 介護
まず、昨夜の夜中に台所へ片付け物があって行って見たら、午前2時だというのに母がミルクを温めていました。



部屋に行ってみたら、トーストを焼いていました。



ジェンギンスが全然寝ないので

何か食べさせようとパンを焼いたようです。



でも、ジェンはすごい拒否でなにか怒っています。



絶対にこれは、母の雷が落ちて、ジェンの機嫌が

たいそうに悪くなっている物と思われます。



母は、ぶつぶつ、ぶつぶつ文句の塊になっていました。



寝ないことや、あれこれ訴えてくることにもう、イライラです。



ジェンは、機嫌が悪くて、パンもミルクも口にしません。

パンはいじくって皿の上におきます。

ミルクは匂いをかいでテーブルの上に戻す行為をしています。



母には寝てもらいましたが

ジェンが、部屋にあるものをいじくって

紙の音をうるさくたてるので、

とうとう、

「 寝てられないわよ! もう今日は寝ないわよ!」と

母は怒って起きてきました。

午前3時です。



そのうち、家族のマクドウウェル博士が私を探して降りてきました。 そのうち、チョコパンがどういうわけか降りてきました。

したがって、家族全員でトリノオリンピック、スケートをみることとなったのです。



みんなが揃ったら、ジェンの機嫌が直ってきて

パンを食べ始めました。

固いミミもおいしそうに食べました。



母に聞いたら、今日はオムツパンツをはかせたというので、

私の判断で、デパス半錠を飲ませることにしました。

これを飲んで寝てもらう作戦です。

量が多いと興奮しますが半錠で、どうかトイレにも起きず寝てくれるよう神に祈って飲ませます。



夜中に饅頭食べさせて、饅頭の中にデパス半錠入れました。



4時頃、どうにかこうにかベッドに入れました。

寝方を忘れているので、抵抗する足をベッドの上に乗せることからもう、大変。

布団をかけて、電機を消したら、

歌を歌い始めた。



その歌は当分2階にも聞こえていた。



朝聞くと、その後、母は梅酒をのんで

父にもほんの少し飲ませたそうだ。



~~~~~~~~



そして、大変な朝を迎えた。



朝10時半過ぎに階下へ降りていくと

ジェンは眠っている。

母は近所の病院へ薬をとりに行く日であせっていた。



アレから、一回もトイレに起きていないというので

わたしは、布団をめくってみたら・・・

ぬれてる・・・

オムツパンツの効果もむなしく、

シーツもパジャマも濡れてる。



でも、それでいいと思った。

洗濯すればそれでいいのだ。

オネショシーツのお陰で布団は濡れていないし、

夜は両親とも眠れたんだから

これで考えがうまくいったのだ。



シカシ。



母が怒る怒る!



「 びしょびしょじゃないよ!!」

と言って、無理やり起こしたり

無理やり、ズボンを引きちぎらんばかりに

脱がせようとした。



すると、

「余計なことするな!!」とジェンギンスが怒る。



すると、

母が父を叩いた。



やっぱり、やった。

昨日デイサービスで、そこにいたおじさんが

「 叩けばいいんだ 」というのを聞いて

母は、もうその言葉を吸収した。

絶対、いつか叩くと思った。



しかし、母は父に勝てるはずが無い。

父は、呆けていたって男だから力が強い。

決闘が始まったから、母の体を父から引き離した。



なんて、手のかかる呆け老人二人。。。。



そのあとも、枕やタオルが部屋の中を飛んでいた。



ジェンギンスは、それから2時間ばかり、

拒否状態が続き

上半身裸で濡れたズボン下のまま、

濡れたベッドに座っていた。

私たちに背中を向けて

どんなに優しくシャツを着せてあげても

力いっぱい脱いで、投げつけられた。



暖房をつけてほっといた。



呆け老人二人が殺し合ったらこまるので 

マクドウウェルに監視を頼んで

私は、イヌの散歩に出た。

昼間散歩に行かないと、また、母が怒り出すから

忙しいのに、私が行くんだ・・・

そして、あっちも、こっちも下の世話だ。



~~~~~~~~~~~

散歩から帰宅したら、

ジェンギンスはご機嫌で

食事をしていた。

着替えも済んで、おしゃべりしながら笑って食べていた。



ジェンの機嫌がいいと、母の機嫌はすぐ直る。



二人ともさっきまでのことを忘れてる。



そして、私は夕飯の支度をして、仕事をして。

仕事が終わると、夕飯のたべ忘れているお皿をみてがっかりして。。。

夕飯拒否の父を見て。

・・・



夜早めにデパス半錠飲ませた。

夜中にトイレに起きなければ、洪水だな。



さっき、午前1時に階下を覗いたら寝ていた。



デパスのせいで、けさ、ジェンギンスは態度がおかしかったとも思われる。



今夜は、夜食の付き合いをしなくて済むのだろうか・・

今は、午前2時半だ。




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アルツ・ジェンギンス夫婦の記録

16年間アルツハイマーと戦った父ジェンギンスは2008年2月14日に亡くなりました。壮絶介護→施設入所→胆管癌による死。大切な父の最期の介護記録をここ残しました。 そして、夫を亡くした母は初期認知が進行中です。 年寄りと暮らす苦労を記録中。