アルツ・ジェンギンス夫婦の記録

重症アルツで亡くなった父の記録と現在100歳の母と高齢者みるきーの記録。

1/30 書道展出品!

2005-01-30 11:42:43 | 介護
1/30 書道展出品!
 
 
  
書道展会場。天下太平というジェンの作品!!

デイサービスで書道をしたときの作品が
渋谷区書道展に出品されていると言うので
家族そろってジェンギンスの作品鑑賞に行った。

社会教育館まで10分くらい歩いていく。
1分歩いたら、ずいぶん遠いなと言っていた。
久しぶりに一緒に歩いてみると、足がすっかり弱くなっている。 3年前は追いつけないくらい早足で歩いていたし。

受付で名前を書くんだけれど、筆ペンで上手に書いていた。 ジェンは筆で上手く字を書く人だ。
こんなに呆けても習字なりがかけるのは、人間として価値がある。 いくつになっても何かできるのはすばらしい。受付の人に愛想を振りまいている。
外面が良すぎる。

せせらぎというセンターの人たちの作品も展示してあった。ものすごく達筆だった。
ジェンの笹幡センタは味のある作品ぞろいだった。
字が上手く無くったって、味のある良い作品ぞろいだ。 なかなかいいよ。一生懸命な人生がにじみ出ている。
あとは、区民の達筆なお習字の作品だ。
私も、字が上手くなりたいものだ。
英会話とペン字は人生に欠かせない必需品だと思っている。 しかし、つい後回しになってしまうものなのだ。

夕方からジェンは混乱し始めた。

4時半なのに、まだ明るいのに
もう寝るといって押入れから布団を出して敷き始めた。
私にも、攻撃の言葉が飛んできた。
「 親がいるんだろ! いつまでも人の家に居るんじゃない! 自分の家に帰れ!!」
「 親って、おじいちゃんジャン、何言ってんの?」
「 そんな事あるわけないだろ!」
・・・と、いったい私は誰何だか知らないけど、ひどい攻撃で参った。

スーザンは風呂に入った。

ジェンギンスは、パジャマに着替えて何度もトイレに行っていた。 
トイレに行ったりすれば寝ることを忘れるかと思ったけれど、布団に執着していた。

その間、私は、いっそいで夕飯の支度をして
ジェンのご飯とシチューと牡蠣鍋を煮て皿に出した。

・・・・やっぱり。

ぺろりと食べた。
そして、ご機嫌になった。
。。。。お腹すいていたんだ!
落ち着いたよ。

でも、食後6時に寝た。
夜11時現在まだ寝てる。
どうなることやら・・・・・
スーザンも早く寝たのでこのまま寝てくれれば
みんな休める。

一言コメント (全 2 )

お客さん (Guest) 追伸 ロビマムでした♪

お客さん (Guest) 家族の多いのは羨ましいよ お父様も どこかで わかってる 気を遣わなくて過ごせる幸せを 大事にしてあげてください 私も 母とは思い出つくりの時間に入ったと思って大事に時間過ごします


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このごろは普通の呆け爺さん

2005-01-25 11:39:32 | 介護

1/25 このごろは普通の呆け爺さん





デイサービスのお迎えを玄関に座って待つ。
でも、座っていられなくてすぐ立つ。

日曜日、私はウクレレ行事で朝から夜まで外出した。 朝昼晩朝の食事を全部用意してスーザンが買い物に行かなくて良いように準備をして出かけた。

帰ってきて自分の部屋に入ったら
あああ・・・
ジェンギンスが部屋に入った形跡がある。
トイレの窓が閉まって、洗濯ばさみで窓を留めてあるし、部屋のカーテンが無造作に閉められている。
ジェンがカーテンを思いっきり閉めるお陰でカーテンはもうボロボロだ。
パソコンのたくさんあるコンセントは無事でよかった。
以前はコンセントを全部抜いてしまったので、すごく困ったんだけれど、そういえばこのごろはコンセントを抜かなくなった。
コンセントがごちゃごちゃしていると、抜いた後その機械を投げつけたりしたので大変だった。

まあ、この2.3日は夕方落ち着きが無くうろうろしている。
昨夜は、あきれ果てたスーザンがもう7時半に布団を敷き始めたら、自分でパジャマに着替えて8時に寝てしまった。
パジャマに着替えることができるんだ・・・と思ってみていたら、その上にセーターを着てその上に上着を着ていた。 はだしで廊下を歩くから寒かったんだろう。
「 寝るときはセーター脱ぎな 」 ってこえを書けたら、脱いでいた。
なんか、顔つきも正常だ。

アリセプトを止めて3日。
変化を観察しないと。
現在は、血圧の薬しか与えていない。


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1/22 今日は休日

2005-01-22 11:36:55 | 介護
1/22 今日は休日

朝食後、チョコパンに付き合って昼食のオニギリ。




今日は待望の土曜日。
朝、ノンビリできる。

昨日デイサービスセンターに、薬の処方と最近様子を書いて提出したらノートに返信があった。
サービスセンターでも落ち着いているようだ。
家で歌を歌っていた時期は、あっちでも歌っていたんだろう。
あと、お風呂は苦労しているらしい。そうは思っていたけれど、家と同じ苦労をおかけしているんだ。
風呂入れのご苦労は本当に申し訳ないが、私たち家族は大きく感謝しています。

今日は遅い朝食を食べてしばらくしたら、チョコパンが食事をし始めた。
ジェンの前でジェンにご飯を出さずに一人食べるのはおかしいので、ジェンにもオニギリを作ってあげた。 そしたら、結構ペロリと食べたのでこれをもう昼食とした。

スーがメリーの散歩から帰ってオニギリ食べて、二人は中野へドライブ(バス)に行ってしまった。
ちょっと、解放される。

その間風呂を沸かし、私たちが入ってしまううち二人がドライブから帰ってきたので、スーザンに風呂に入ってもらう・・・・のだが、いくら待っても入ってくれない。 優しく声をかけて・・・入ってくれない。
50分たってようやく入ってくれた。
わたしは、スーザンが風呂に入る間ジェンの子守をしなきゃならないので、ウクレレ弾いて待っていた。 お陰で練習が進んだ。
ジェンギンスがウクレレ聴いてくれた。
「 うまいね 」と真剣に言われた。
どういうわけか弾いていて緊張したさ。

それでもって、お陰で出かける予定だったんだけど、出かけるのはあきらめて夕食の準備をした。

ジェンにたった一人の妹が石川県に居るんだけれどその人が牡蠣を3箱送ってくれたので、今日は牡蠣鍋だ!!
今まで、この家で鍋にしたことはない。
なぜなら、家にすすがつくのでジェンが嫌って、部屋でガスを使うと怒ったからだ。
もう、そんなことは忘れてるので、鍋ができた。

みんなで鍋を囲んでうれしかった。
あいにく、アルコールは無かった。

新年2回目のお風呂入れは成功した。
嫌がってたけど、風呂場まで行かせてスーが上手いこと入れてくれた。

よる、マグロつりのドキュメントテレビをみんなで見た。 真剣な番組だったので、ジェンはなんか説教がましく世の中のことをしゃべり続けていたようだったけど、私たちはマグロ漁を応援して見ていたので
ジェンのことは置いといた。


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スーがいないと落ち着かない

2005-01-21 11:34:49 | 介護
1/21 スーが居ないと落ち着かない

夕方帰宅したてはご機嫌が良い、だんだん悪くなる。



朝私が、昼食や夕食の準備をしていたら、部屋から『 だれ? 誰が居るの?』と何度も叫んでいる。
落ち着きの無い声が聞こえてくる。
大げさにゲップしたりなんだり、様子がおかしい。

部屋を覗いたら、ジェンギンスしか居なくて、テーブルのパンはちぎってあるだけで食べてない。

スーが居なくてどうしたら良いかわからなくなっているんだ。
・・・何処からかスーが帰って来てテーブルに着いたらジェンもすっかり落ち着いてパンも全部食べた。
今日は、熱湯を与えないように私は気をつけることが出来た。
いつも、別コップに水を用意しておけば良いんだよな。 そうなんだけど、わたし朝は短時間で死ぬほどする事があるんだ。

夜は珍しく鼻歌を歌っていた。
でも、随分部屋をうろうろ歩いていたな。
眼鏡を引き出しにしまったり、掛けてある上着のポケットにしまったり、洋服ダンスにしまいに行ったり・・
わたしも、呆けたらずっと片付けているんだろうな。 ジェンギンスどころじゃなく半端じゃなく片付けると思うよ。 『汚い、汚い』って言うと思うよ。


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遅く起きました

2005-01-20 11:32:39 | 介護
1/20 遅く起きました

お迎えの車に間に合わずバスでデイサービスへ。



私が朝、階下へ行ったらジェンギンスはマダ寝ていた。
どうやら、声をかけると怒るそうだ。
だから、ホッテおかれてる。
もう、お迎えの車は間に合わないので、スーザンが後でバスに乗せて連れて行く。

時間に追われない朝がやってきた。安心する。

寝かせているうち、ケアマネージャのタワさんがいつもの予定表を持ってきた。
私は雑用があるので2階に上がっていたのでどんな会話があったか知らないけれど、スーザンが長々と喋った事であろう。

そのうち、わたしはジェンギンスを起こすために
『 朝ですよ~~ 10時過ぎましたよ~~』
などと声をかけた。返事はかすかに聞こえるけれど起きない。 時間をかけてそのうちおきてくれた。

昼食も近いので、牛乳1杯とやわらかホットパンを一つ食べてもらった。美味しいなぁと言っていた
食べてる間に蒸しタオルを用意して顔と頭を自分で拭いてもらった。
たくさん寝たせいなのか、素直で落ち着いてる。

そして、スーザンがバスでデイサービスセンタへ連れて行く。
バス停でバスを待っていたら、かばんを忘れていたので私が急いで取ってきた。
家がバス停の前で良かった。しかし、横断してしまうので危ないのだ。

バスに乗ってから、私を探していたらしい。

夕飯は、毎日暇なチョコパンが作ってくれた。
ジェンギンスもスーも喜んでくれたらしい。
ところが、マクドウウェル博士が夜帰って来て夕飯を食べようとしたらスーが良い顔をしなかった。

。。。。スーザンを介護認定検査に出す事にした。

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アルツ・ジェンギンス夫婦の記録

16年間アルツハイマーと戦った父ジェンギンスは2008年2月14日に亡くなりました。壮絶介護→施設入所→胆管癌による死。大切な父の最期の介護記録をここ残しました。 そして、夫を亡くした母は初期認知が進行中です。 年寄りと暮らす苦労を記録中。