アルツ・ジェンギンス夫婦の記録

重症アルツで亡くなった父の記録と現在100歳の母と高齢者みるきーの記録。

3/4再び救急外来へ

2012-03-04 22:18:00 | 介護
2/28.夕方の散歩中にどこかで転倒し、アゴ、顔右半分、手首、手指を負傷し上唇は肉がぶら下がるほどの裂傷で、貫通までしている大怪我でした。

大学病院で縫合し、骨や脳に異常がないことを確認して帰宅しました。

その後母は、すっかり病人となり、気持ちも落ち込み、施設に入所したいと訴え、もう生きているベキじゃないと塞ぎ込み、日増しにボーっとして、何かを聞いても返事がはっきりできず、明らかに頭がモヤモヤしているようだ。

あと、母はなぜ口が痛いのか忘れている。
説明すると、救急病院へ行った事をおもいだすのだ。

そして、今日日曜日。

口の中を痛がるので、とにかく不潔にしているのを改善するためにうがいをさせた。
洗面器をもってこようとしたら、洗面所に行けると拒否するので、歩いて行かせた。
洗面所から帰って来た母は、頭の激痛を訴えはじめた。
打撲した右側が相当痛いらしく、ベッドに入ったが、体の向きを変える事もできず寝ている。

これは、転倒による脳の出血だ!と判断し即入院の用意をして大学病院に電話した。

そしたら、救急ではCTを撮ることしかできないし、遠いなら近所の医者に行けと言われた。
だから、かかりつけの新宿の大学病院へ電話したら、2/28同様受け入れを断られた。
前回は、整形外科は受け入れできないと断られたが、今日は脳神経科の受け入れができないと断られた。

だから、口を縫合した大学病院での診察を再びおねがいした。

全身から臭いを発している母の着替えを手伝い、リハビリパンツも自分で取り替えてもらった。
がんばってパンツを捨てた私。


パジャマのまま病院に到着。 
安静が第一だと思ったので車椅子で移動しました。


CTを撮り、結局出血はなかった。
頭痛は、診察中も続いていたが飲み薬が処方されたので,その場でのませた。

入れ歯を外しているので、食事もできないから、点滴を希望したけど、してくれなかった。

CTには現れない出血もありうること、くも膜下の検査をする事もできるはなし、目が充血して腫れてきたら血管に障害がでたサインであること、頭の外傷後に発症する病気はこれからでてくること。

まるで心霊写真右に足が見えるぞ。

救急外来はインフルエンザだらけです。
大したことないのにみんな来てる。
だから、救急外来診察自粛願いが張り紙してあるのだ。

諸注意をおききし、帰宅した。

もう母は長くないと覚悟したが、まだお迎えは伸びた。

昨夜珍しく父が夢にでてきて、玄関から買い物をして帰ってきた。
夜中に夢から覚めて起きた時、『お迎えに来たのかなぁ』と思った


母のために、流動食と刻み食を三度三度作っています。
佃煮の昆布も、うどんも何もかもこまかく刻み、『父の時に私は、こんなに刻んだだろうか』と思った。
父も歯をいれていなかったけど、美味しそうに喜んで食べてくれたからな。

長生きをしすぎる事は大変です。
死にたいと言う人を介護するのは、
なんともやりがいのない話です。





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アルツ・ジェンギンス夫婦の記録

16年間アルツハイマーと戦った父ジェンギンスは2008年2月14日に亡くなりました。壮絶介護→施設入所→胆管癌による死。大切な父の最期の介護記録をここ残しました。 そして、夫を亡くした母は初期認知が進行中です。 年寄りと暮らす苦労を記録中。