しをり戸

ささやかな庭の山野草と
散歩・旅で出会った草木。 
季語・拙い俳句、
折々の写真などの記録です。

杜鵑草 ( ほととぎす ) <季> 仲秋

2010-10-27 |  秋の草木 の 俳句

◉ 油点草 (ゆてんそう)

渓の湯の石段せまし油点草 ・・・・・ 田中冬二 [行人]
この山の時鳥草活け手桶古る ・・・・・ 野沢節子
紫の斑の賑しや杜鵑草 ・・・・・ 轡田進 

ホトトギス属は、
東アジアを中心に20種ほど分布し、
日本には10種ほどが自生しているとのことです。
その中の杜鵑草(ほととぎす)は、
山地の道沿いや崖・渓谷など見られ、
秋、白色に濃紫色の斑点の散在する花を
上向きに開きます。
花にある紫の細かい斑点が
鳥のホトトギスの胸下の模様に似ているので
名が付いたそうです。
また葉に油のしみのような斑点があるところから
油点草とも呼ばれます。
鳥のホトトギスとまぎらわしいので
植物のホトトギスには草をつけます。
その他、多くの変化に富んだ種類があり、
黄色・白色・紫色・紅紫色などの花を咲かせます。
渋い味わいが好まれ茶花に使われます。
庭に植えられているものの多くが
台湾原産のタイワンホトトギスだそうです。

  [ ユリ科ホトトギス属の多年草 ]

白光の白杜鵑草満つ寂か ・・・・・ みなみ

ホトトギス ( 杜鵑草 )
北海道西南部、本州関東地方以西~九州にかけて、
山地の木陰の湿った岩場や林縁などに自生します。
草丈は、40~80cm。
地下茎を垂直に伸ばし、節から根を出します。
茎はふつう垂直か斜めに伸びますが、崖地などでは垂れ下がります。
茎の毛は上向きに密生します。
葉は長さ6~11㎝の長楕円形で、基部が茎を抱き、
両面に軟毛があって、2列に互生します。
花期は、8~10月。
花柄にも毛が密にあり、
葉腋に有毛な小花柄を持ち、
径約2.5㎝の漏斗状鐘形の花を2~3個ずつ上向きに付けます。
花被片は6枚、白地で内面に紅紫色の斑点が多数付き、
基部に黄斑が付きます。外片は3個で基部が丸くふくれています。
雄しべは6個で、上半分は開いて、先端にT字状に葯が付き、雌しべはその上に被さります。
花柱は三つに分かれ、先が2裂します。
果実は、さく果で線状長楕円形の山稜形です。
初冬に地上部の茎や葉などが枯れ、地中の根や地下茎が残ります。
休眠状態で冬を越して、翌年再び葉が出ます。
ホトトギス属には変化に富んだ多くの種類があり、
また色々な園芸品種が観賞用に栽培されています。
渋い味わいが好まれ茶花に使われます。
名は、花の紫の斑点を鳥のホトトギスの胸毛の模様に見立てて
付いたそうです。
葉に油のしみのような斑点があるところから
油点草とも呼ばれます。

2010/10/14 撮影…シロホトトギス

2011/10/24 撮影…ホトトギス

2011/09/09 撮影…タイワンホトトギス


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