箕面市北部の止々呂美地区では、止々呂美生活改善グループ(森下勝子代表、4人)のメンバーが、地元名産の柚子のマーマレードづくりの作業に追われています。
ゆるキャラ(R)グランプリ2011で全国9位(近畿及び府内1位)となった「滝ノ道ゆずる」もこのマーマレード作りの応援に駆け付けました。
このマーマレードは、無農薬で栽培した地元の柚子を使い、無添加で手作りしているのが特徴で、柚子が収穫できる11月中旬から12月下旬までの期間、今年4月にオープンした「スノーピーク箕面自然館(止々呂美ふるさと自然館)」内の加工室に止々呂美生活改善グループのメンバーが集まり作業を行います。
今年は去年に比べて豊作で、180グラム入約5000個(昨年4000個)の柚子マーマレードを作る予定です。
マーマレード作りの1回の作業は2日間にわたって行います。
1日目は、柚子の実をよく洗い、半分に切ってしぼり、中の果肉と種を取り除きます。そして皮を細かくスライスします。
2日目は、スライスした皮を手でもみ、水にさらして苦みを取ります。次に、ステンレスの鍋に砂糖と前日に絞ったゆず果汁と皮を入れ、こげつかないように混ぜながら約40分間煮込みます。
そして煮込んだものをビンに流し込み、ふたをしていきます。
同グループのみなさんは、「4人だけの手作業で作っているので、毎年この時期は忙しく大変ですが、お客様からの『おいしい』の声を励みに頑張っています。とても好評で、作る数も年々増えてきています。今年は大粒の実生柚子ができているので、特に芳醇な香りがするのではないでしょうか?無添加・無農薬で安心の自信作です!」と話しました。
止々呂美生活改善グループは、止々呂美の名産の果実類を活用し、付加価値を高めようと昭和54(1979)年6月に農家の主婦が集まり発足しました。
柚子マーマレードは、「夏みかんでマーマレードが作れるなら、地元名産の柚子を使ってもおいしいマーマレードができるのではないか」というアイデアで、平成元年頃から作り始め、今でも変わらない味を保っています。
また、9月15日から11月26日にかけて行われた「ゆるキャラ(R)グランプリ2011」で、11万900票(投票総数約330万)を獲得し近畿及び府内1位(全国349キャラ中9位)となった「滝ノ道ゆずる」が今日、この柚子マーマレード作りのお手伝いに駆け付けました。
滝ノ道ゆずるは「箕面特産の実生柚子を使った、さっぱりした甘さと柚子のいい香りでとってもおいしい柚子マーマレード、拙者も大好きでござる!ぜひご賞味くだされ!」とコメントしていました。
この柚子マーマレードは、180グラム入税込450円からで、箕面滝道沿いの土産物店などで販売しています。また、同グループの森下勝子さん宅(受付ファクス072-739-1454)では、送料着払いで宅配便による販売も受け付けています。
紅茶に入れても、お湯に溶かしてゆず茶としても、また料理にも合うということで、このマーマレードは大変人気が高く、日本各地から注文がきて、毎年品切れになるそうです。
<モミジーヌはトーストにつけるのが好きだなぁ!ゆずの甘みと香りで幸せいっぱいだよ~