撮れたて箕面ブログ

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~止々呂美でゆずの収穫が始まりました~ゆず収穫・剪定サポーターが活躍中!

2013年11月19日 | こんなことがありました!

箕面市北部の止々呂美地区で、ゆずの出荷が最盛期を迎え、生産農家は収穫に追われています。大阪府内で唯一のゆずの出荷生産地である止々呂美地区では、約20軒の農家が出荷用にゆずを栽培しており、11月下旬頃から12月の中旬頃にかけて収穫が行われます。ゆずの収穫量は2年周期で波があり、今年は当たり年のため昨年より豊作で、約7~8トンの収穫を見込んでいます。

ゆずは木の幹にトゲがあり、実がトゲに触れると茶色く変色し、商品の価値を下げてしまいます。また昔から、『桃栗3年柿8年、柚子の大馬鹿18年』と言われるほど、実が採れるまで年数がかかります。
そのため、通常は5年ほどで結実される接木栽培が主流ですが、止々呂美のゆずは種からじっくり育てる実生栽培。実が大きくて香りが良く、日持ちするのが特徴です。

収穫されたゆずは、JA大阪北部萱野支店・止々呂美特産物センターで1キログラムあたり300~750円程度で主に予約販売されます。家庭では料理に使われるほか、品質の良いものはホテルなどで使われるということです。一部は、ゆずのポン酢やマーマレードとして加工され、商工会議所や滝道のお店などで販売されます。


また今年も、人手不足により収穫や手入れが十分に行き届かないゆず農家を応援する“ゆず収穫・剪定サポーター隊”が、11月19日(火)に結成されました。ゆず収穫・剪定サポーター隊は、ゆずが好きで農作業に関心のある市民のかたを公募し結成されたもので、16人の隊員が所属しています(現在も隊員募集中です)。止々呂美ゆず生産者協議会の指導のもと、各農家の果樹園に出向き、ゆず収穫や樹木剪定を手伝います。この日は、止々呂美の久保田さん宅に、サポーター隊のメンバーのうち4人が参加して、ゆずの収穫や剪定、切り取った枝の片付け作業などを手伝いました。

(サポーター隊員が作業される様子)

収穫を手伝った田村さんは、「ゆずの香りに包まれて、収穫をお手伝いできることが楽しくて、昨年に続いて参加しました。また、剪定の仕方などとても勉強になります。」と話しました。

(サポーター隊員が作業される様子)

止々呂美ゆず生産者協議会会長の尾上さんは、「昨年の剪定作業のおかげで、今年は大きな実が実りました。人手が足りないので、こうして手伝っていただけると、とても助かります」と喜んでいました。

農業振興担当専任参事の野澤さんは、「今年でゆずサポーター活動は4年目を迎えます。箕面のゆずも広く知られるようになってきましたが、こうした活動を通じて、消費者の皆さんが産地の取組みへの理解も深められ、箕面のゆずへの応援の裾野がさらに広がっていけばと思います」と話しました。

<今年も大きなゆずが実ったね。ゆずマーマレードも美味しいよ!

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