それを信念と呼んだりする。
第二次世界大戦に突入したイギリス軍情報部の暗号解読班を描いた映画「イミテーション・ゲーム」。
第二次世界大戦に参戦したイギリス軍。
ナチスの綿密に計画された戦いぶりに負けっぱなしの状況を打破すべく
ナチの暗号指令を解読する若き数学者の悲劇。
簡単に書くとそうなる。
シニカルな言動は人を侮辱したりもする。
見下す態度は反感以外の何物も生まない。
しかし、シニカルさは必要。
なぜか?
ひとはいつだって優越性を誇示することで自分の存在を証明しようとするからだ。
それは、認められていない・・・そんなことから来る不安がそうさせている。
それを、時には「生き方が不器用」だと呼んだりするんだ。
この若き天才もそうなんだろう。
異質な人間。
社会と協調できずに自分を孤立させることでしか自らの存在を維持できない。
優しい言葉をかけられれば協調が生まれる。
にも関わらずそれを拒否してしまう。
自らを失わないためにはそうするしかない。
ひとは誰しも誰かに褒められたい。感謝されたいし、尊敬もされたい。
そんな人間がたどり着くところは・・・・いったいどこなんだろうか?
そんな思いで映画を観つづけた。
結論は見てのお楽しみ。
世界を救おうが、戦争を終わらせようが、偉業をなしえようが・・・・
自分自身がシアワセと感じられなければ・・・・
その人生にどんな意味があると言うのだろう?