何年振りなんだろう?芝居を見るなんて。音楽ライブはともかく、演劇のもつ不自然なセリフや大袈裟な身振りに抵抗を覚え、特に蜷川幸雄的な芝居にはウンザリ感が僕の中にあった。そんな気持ちを抱えながら、とある成り行きで熱海五郎一座を見る羽目になってしまった。
そもそも主宰の三宅祐司が好きじゃない。バカになり切れなさがなんとも歯がゆくて半端な役者にしか思えなかったからだ。
しかし、この芝居を見て絶賛する気にはならなかったけれど、彼がやろうとしている芝居の意味は感じられた。劇団を率いる自負心は己自身の存在を証明するには格好のオモチャなんだろうね。その為には何ものをも恐れない。そんな気負いが劇団員の心を鷲掴みにしている。売れっことして排出した役者は二人。僕の知る限りはね。
そして彼らは、この劇団にはいない。どうしてかって…それは、劇団なんか作りたいなんて思っちゃいいないからだよね。
可哀想なのは三宅祐司。しかし、彼はそんなこと思っていない筈だ。少し寂しくなったりするけど、ちょいと腹立たし気持ちになったりするだろうけどね。おおむね、満足してるんだと思う。
それは、半端な気持ちがそうさせてる気がする。
覚悟なんてせずになすがままに、成り行きで時の流れに身を任せる。矛盾するけどそうありたいと強く願ったように思うんだ。
シナリオはいい加減で笑いが練り込まれず、新しい笑いはなく間のタイミングはズレるから笑いとペーソスのバランスは崩れ歌や踊りは半端で僕をイライラさせる。
笑いの究極は痛さ。
そんなコトバはザレごと。
そうは言っても観客は大笑いして大受けなんだぜ。そうだよね。それが現実。
嫉妬なのかもしれないんだ。
学生演劇部のノリを堅持しながら商業的に成功ささている彼らに対して…
でも、僕には観客に媚びへつらう喜劇は、喜劇じゃないんだ。
そもそも主宰の三宅祐司が好きじゃない。バカになり切れなさがなんとも歯がゆくて半端な役者にしか思えなかったからだ。
しかし、この芝居を見て絶賛する気にはならなかったけれど、彼がやろうとしている芝居の意味は感じられた。劇団を率いる自負心は己自身の存在を証明するには格好のオモチャなんだろうね。その為には何ものをも恐れない。そんな気負いが劇団員の心を鷲掴みにしている。売れっことして排出した役者は二人。僕の知る限りはね。
そして彼らは、この劇団にはいない。どうしてかって…それは、劇団なんか作りたいなんて思っちゃいいないからだよね。
可哀想なのは三宅祐司。しかし、彼はそんなこと思っていない筈だ。少し寂しくなったりするけど、ちょいと腹立たし気持ちになったりするだろうけどね。おおむね、満足してるんだと思う。
それは、半端な気持ちがそうさせてる気がする。
覚悟なんてせずになすがままに、成り行きで時の流れに身を任せる。矛盾するけどそうありたいと強く願ったように思うんだ。
シナリオはいい加減で笑いが練り込まれず、新しい笑いはなく間のタイミングはズレるから笑いとペーソスのバランスは崩れ歌や踊りは半端で僕をイライラさせる。
笑いの究極は痛さ。
そんなコトバはザレごと。
そうは言っても観客は大笑いして大受けなんだぜ。そうだよね。それが現実。
嫉妬なのかもしれないんだ。
学生演劇部のノリを堅持しながら商業的に成功ささている彼らに対して…
でも、僕には観客に媚びへつらう喜劇は、喜劇じゃないんだ。
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