山形へ行った。
昨日までの天候は荒天。
山形新幹線の車窓からは人工的なものは
全て平坦にすべく雪が覆い尽くしてる。
美しいと思った。
赤湯温泉辺りでは、太陽は身を隠し深く暗く
妙に穏やかな気持ちになりはじめる。
特別な悩みなどはない。
思い付きで行動できる状況ではない。
ただ、止むにやまれぬ仕事があっただけなんだ。
断ることもできた。
でも、なにかが「行くよ。」
と言わせたんだろう。
それは、北だったからだ。
衝動は正直なんだろう。
心身の声に逆らわない方がいい。
脳ミソが思い付きで裁断する事など
たいしたことにはならないよ。
山形駅に着いたら正午近かった。
空と雲は優しい。そして降り積もった雪で覆われ
た山々は神々しく、
人の存在を見下ろす眼差しを感じた。
風はと言えば、唯一ちっぽけな僕の考えた答えを
惑わせるかのように吹くだけなのだ。
そう、答えなどないのだ。
風に舞わせておけばいい。
そう、なるようにしかならないんだ。
明日は明日の風が吹くならば、
僕は、今日の風をまともに受けて、
頬に感じる痛みと、痺れる指先を暖めながら
歩き出した。
昨日までの天候は荒天。
山形新幹線の車窓からは人工的なものは
全て平坦にすべく雪が覆い尽くしてる。
美しいと思った。
赤湯温泉辺りでは、太陽は身を隠し深く暗く
妙に穏やかな気持ちになりはじめる。
特別な悩みなどはない。
思い付きで行動できる状況ではない。
ただ、止むにやまれぬ仕事があっただけなんだ。
断ることもできた。
でも、なにかが「行くよ。」
と言わせたんだろう。
それは、北だったからだ。
衝動は正直なんだろう。
心身の声に逆らわない方がいい。
脳ミソが思い付きで裁断する事など
たいしたことにはならないよ。
山形駅に着いたら正午近かった。
空と雲は優しい。そして降り積もった雪で覆われ
た山々は神々しく、
人の存在を見下ろす眼差しを感じた。
風はと言えば、唯一ちっぽけな僕の考えた答えを
惑わせるかのように吹くだけなのだ。
そう、答えなどないのだ。
風に舞わせておけばいい。
そう、なるようにしかならないんだ。
明日は明日の風が吹くならば、
僕は、今日の風をまともに受けて、
頬に感じる痛みと、痺れる指先を暖めながら
歩き出した。