歳を重ねると楽しいとか賢くなるとか・・・・みんな戯言なんだよ。

感じるままに、赴くままに、流れて雲のごとし

ある雨の早朝に、車のエンジンをかけた。

2018-07-12 | 旅行

先週末、朝5時に起きてコーヒーを飲み、ヨーグルトを食べ、車に荷物を積み込んだ。
西日本では記録的な降水量のために20数名が死んでいるにも関わらず、僕は旅に出た。
目指すは、とりあえず仙台。
ワイパーの調子は、相変わらず悪い。ギシギシと音を立てるだけで、雨を拭わない。この車の唯一の欠点だ。
中原街道から首都高速に入り東北道を避け常磐道に入る。常磐道を走るのは二度目。見慣れぬ景色が気持ちをたかぶらせた。
途中二度ほど休憩を取ったが二時間半程で仙台市内に入った。ホテルにチェックインするには早すぎる。向かったのは瑞鳳殿。豪華絢爛たる霊屋。政宗らしいと言えばそうなんだけれど京文化に対抗しても余り意味ないんじゃないか?と、思ってしまう。素朴でありながらも強靭な魂が宿る人であるにも関わらず歌舞伎役者のような出立。目立っても仕方なかろうに…浅はかにもそう思う。
しかし、そぼ降る雨に打たれながらも健気に咲く参道の紫陽花は美しすぎる。

駐車場でないところに止めてしまった車が気になりそそくさと退散。仙台城址へと向かった。
出迎えてくれたのは唐獅子。あ・ん。どこか愛嬌のある立ち姿にしばし感動し、政宗銅像が霞んでしまった。はて、この唐獅子は誰が作ったんだろう?会ってみたいものだ。
そんな気持ちは湧き上がるものの雨足がひどくなってきた。そしてホテルに向かった。
ホテルへ向かう途中で、緑の多さに気がつき杜の都なんだとあっけらかんと感心してしまった。