歳を重ねると楽しいとか賢くなるとか・・・・みんな戯言なんだよ。

感じるままに、赴くままに、流れて雲のごとし

世界の終わりが明日だよと言われても、アッツそう!と答えるしかない。

2017-03-10 | 音楽
「たかが世界の終わり」なる映画を観た。
カナダとフランスの合作だ。
だから、台詞は全部フランス語。
だから、ラブロマンス。
と、思ったら大間違い。
自分の死を悟ったら、
ひとはどんなことをするのだろう?
それはこんな行動もあるよ…。
そんなことを描いている。
決して悪い映画じゃないけど現実味に欠ける。
そんなことが気になった。

30歳代で自分の死を意識する人は
殆どいないだろ。
12年間実家に帰らなくて、死ぬ事がわかって、
其れを家族に告げに行く。
そんなお話しなんだけど、
結局言えずに帰ってしまう。
そんな青年。
ホモで劇作家。少し売れはじめてる設定。

家族は主人公がこの家を出る前から
それぞれ、日々のマンネリ化に疲れてる。
だから身内だけには不満をブチまけ
言いたい放題。

言いたいことは解る。でも気持ちは分からない。

其々がそんな気持ち。
家族の絆を描いているよう見える。
だけれど
そうじゃないような気がしてきた。
映画を観ているうちに。

どおしてか?

愛しあっていたったてやっぱり一人は一人。
哀しみや寂しさは、理解しょうもない。
ましてや言葉では埋められない。
身を寄せて、言葉を無くして、
見詰めているしかない。

それでいいのに質問ばかりしてしまう。

ちゃんと相手に向きあって、応えなくちゃ…
そんなコトを観ながら、
何度となく思う。

でも、できないんだ。
でも、それでいい。

それは、主人公だけじゃなく
誰もが心の奥底に抱えてる
哀しみの所為だからなんだ。

この孤独は誰にだって分からない。
神だけが知っている。

そんな歌で、エンディングロールは終わる。




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