海の幸、山の幸、うちの幸

のんきなお料理記録のはずが、いつの間にかレット症候群という難病の娘と日常のあれこれの記録に…。

久しぶりの我が家へ

2011年05月31日 | うちの幸
   いつまで経っても原発は落ち着かず、
   とうとう四月に突入…。


   四月、と言えば、新学期、新しいことの始まりの季節です。

   震災前に、四月から新しいことを始めるぞ!と決めていたので、
   和歌山ののんびりライフには後ろ髪を引かれる思いでしたが、
   私たち親子は自宅に帰ることに決めました。

   ちょうどお城の桜が満開になった頃のことでした。
  


   長距離の高速運転ももうすぐ終了…
   やっと千葉県(湾岸浦安)に入ったところでした…

 
   なんということ!

   高速道路の街燈がみんな消えているではありませんか!

   いつもはギンギラギンに輝いているディズニーの明かりも、
   浦安のホテル街も、ひっそりと寝静まっています。


   和歌山で地震のことを忘れ、幸せボケしてしまっていましたが、
   半月どころでは、まだまだ復興はできていなかったのですね 

   震災は続いていました 


   自宅に戻ると、近くのコンビニのナント暗いことか…

   スーパーでもまだまだ品薄状態で、商品の陳列棚には空間が
   いくつもありました。


   それでも・・・


   関西よりだいぶ遅くなりましたが、今年も桜が咲き誇り 
   暗い景色にだいぶ彩を添えてくれました 


     

   

   そして、ババが待ち望んでいたのは、桜よりもコノひと。
   一緒にお花見ができてよかったね 

   
   
  
   ヒナも仲良しのお友達と再会できてうれしそうでした 

   
   震災の爪跡は残るものの、季節はもう春、四月です。

   しっかり前を向いて進んで行こうと思うおかぁはんでした。
   
   

   


   
   
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

日本ダービー

2011年05月30日 | お馬さん
   久しぶりのお馬さんネタです。

   昨日は土砂降りの中、日本ダービーが開催されました。
  
   馬場状態が悪い中、お馬さんたちは…
   一生懸命走った子もいれば、
   泥が当たって、やる気をなくしちゃった子も 

   ハーツが大好きだった私が選んだのは、
   1番のウインバリアシオン。単勝で勝負!です 

   だけどこの子、出だしのやる気が伝わって来ず、
   画面にもなかなか映らない位置。

   こりゃアレだな… とあきらめていた時、

   最後の直線、ぐんぐん追い上げてきて~

   まさかの2着 

   これからの活躍が楽しみな1頭になりました 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

和歌山ライフ

2011年05月30日 | うちの幸
   とりあえず、原発が落ち着くまでは…

   ということで、和歌山の実家へ避難したピヨ家。

   とてものんびりとした生活を送らせていただきました。

   普段はお正月の数日間だけ慌ただしく帰省し、
   あまり外出することもなかったのですが、
   今回は長期滞在…

   いろんな所へ連れて行ってもらいました。

   

   まずは和歌山県立自然博物館
   立派なお魚がたくさん泳いでいます。おいしそう

   

   ここは加太(かだ)の淡島神社です。
   人形供養で有名だとか…たくさんのお人形があって、
   とても背中が寒かったです 

   みさき公園の動物園に行ったり、
   毎日近所の公園で遊んだり…

   以前はあまり会わないおじぃちゃん、おばぁちゃんに人見知りをして
   泣いてばかりだったヒナも、
   すっかり仲良しになってコノ笑顔です。

   

   地震に遭ったことは災難でしたが、
   こうしてのんびりと帰省できたことは、
   私たち親子にとってとても良い思い出になりました 

   おじぃちゃん、おばぁちゃん、長い間、本当にお世話になりました 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

避難生活

2011年05月29日 | うちの幸
   ピヨ家は半月ほど、帰省を兼ねた避難生活を送りました。

   地震の後の混乱は予想以上のものがあり、
   情報の氾濫で、子どものいる家庭ではちょっとしたパニックが続きました。

   特に信頼できなかったのは、原発のニュース…。

   素人目にも、会見の様子はとても疑わしく思え、
   最終的に自分の判断が子どもを守るのだ、と確信、
   着のみ着のまま、ピヨ吉の実家を目指しました 

   途中、停電のため信号が止まっていたり、
   立ち寄ったコンビニでは満足な食料が得られなかったり、
   と混乱もありましたが、
   高速道路は順調に進み、12時間で実家に到着。

   ホッとしました 

   これで見えない恐怖(余震や放射性物質)から少し解放されます。

   余震の度に震えていたわんこも、やっと落ち着きを取り戻し、
   (後々、長い間神経性の腸炎を患うのですが 
   夜も安心して眠るようになりました。

   それだけでも十分に幸せ、なのですが、

   急に帰省した私たち家族を温かく受け入れてくれて、
   お父さん、お母さんには本当に感謝、感謝です 


   毎日普通に外を散歩できることが、こんなに貴重なことだったとは。

   まったく夢にも思いませんでした。


   テレビでは毎日原発の不気味な姿が映しだされていましたが、
   約半月、私たちは安心して帰省ライフを楽しむことができました。


   着いたばかりの頃はとても寒く、コートも必要でしたが、
   半月の間に季節はゆっくりと進み、
   気が付くと、お城の桜が満開に 

    

   

   

   冬眠中だったクマのベニーちゃんも、
   いつの間にか目を覚ましました 


    
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ピヨ家のその時…

2011年05月28日 | うちの幸
    

   お散歩道にもみじの花が咲きました。




   またまたお久しぶりのブログ更新になってしまいました 

   大地震からだいぶ月日は経ったものの、
   あの日を振り返るのを避けていましたが…
   やはり、記録して記憶してゆくことは大切かもしれません。

   あの日を避けてはブログ更新もしてはいけないような、
   そんな気持ちにもなってきました。



   3月11日、ピヨ家の一日はこうでした。。。


   朝から気持ちのいい晴天でした
   春らしく穏やかで、でもまだちょっと肌寒かったかもしれません。

   とぅたんは北陸に出張。
   ヒナとかぁたんはお友達と一緒に合同お誕生日会。
   午前中はいつものようにまったりと時間が流れました。

   1月2月生まれのお友達5人と一緒に遊んだ後、
   近くのお寿司屋さんでパーティーをしました 
   二歳になったお祝に、2本立てたろうそくを吹き消したり、
   一緒にお料理を堪能したり…

   でもヒナはまたしても、独りお昼寝モード。
   結局、家に帰ってから食事をすることになりました。

   テレビを観ながら、ヒナにお昼ご飯を食べさせていた時、です。
   
   わんこがやたら興奮して、バタバタと暴れ始めたのです
   弱い揺れの地震が起こっていました…

   ちょっと揺れているなぁ…

   くらいの揺れなのに、わんこの興奮状態は尋常ではなく 
   仕方がない、避難訓練のつもりで…

   と、片方の腕にヒナ、もう片方にわんこ、を抱え
   テーブルの下に入りまし…たの途端、
   揺れはいきなり大きくなって…

   収まるどころか、どんどん、どんどん勢いがつき、
   今まで経験したことがないほどの大きさに…。


   すっかり怯えきったわんこ。

   でもそれ以上に、この私がパニックに近い状態に陥っていました。


   揺れが収まった後、
   今だ!とばかりに、玄関から外へ駆け出し、
   家の前の道路に出た瞬間、某石油会社のタンクが爆発する瞬間を
   目の当たりにしました 

   ショックでした。

   タンクからは黒い煙がわぁ~っと、湧きあがり、
   外に居るのも怖いのですが、
   それ以上に、家の中に入ってまたあの揺れに襲われるのも怖くて、
   しばらく外に立ちつくしていました。

   余震もどんどんと起こっています。

   ご近所の人も皆家の中には入れず、ただただ不安なばかり。



   意を決して、防寒着を取りに家に入った時に初めて、
   つけっ放しだったテレビから、大地震と津波の情報を知りました。


   工場火災は1か所だけではなかったようで、
   遠く工場地帯の方からは、煙が上がっているのがよく見えます。


   その様子から、この地震がただ事ではないとよく理解できました。
   

   あまりに余震が続き、揺れも大きいため、
   実家に避難することにしました。
   ピヨ吉は北陸だし…帰ってこられるかもわかりません。
   (結局、交通はマヒしていたため、帰宅は翌日でした)

   実家なら両親が一緒にヒナを見てくれるし、
   怯えるわんこも一緒に抱いていてあげられます。


   大雑把に必要なものをかばんに入れ、
   車で実家に向かいましたが、その途中、
   穏やかだったお天気はいつの間にか真っ暗な空に変わり、
   ゴロゴロと地響きのような雷が鳴っていました。


   後になって、
   それは石油タンクの爆発音だった、ということを聞きました。

   
   
   その日は何度もやってくる大きな余震で、
   一睡もすることはできませんでした。

   
   

   
   
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする