みゆみゆの徒然日記

日本の伝統芸能から映画や本などの感想、
心に留まった風景など
私の好きなことを綴っているブログです♪

劇団四季『オペラ座の怪人』

2005年11月22日 | ミュージカル
 2月以来久しぶりのファントム。この日は2階席10列上手側の席です。全体を見渡すならやっぱり2階席が良いなぁと思いました。ハラハラドキドキキャスト発表の四季ですが、この日は高井ファントムでしたキャストチェックを怠っていた私ですが、先週までは高井さんは降板されていました。復帰されすぐの舞台に当たりました。ラッキーでした!!というか半年以上も間が空くと、キャストがよく分かりません(汗)特にクリスティーヌの女優さん(^^;。パンフも新しくなっていた。思わず購入(笑)ラウル役者さんも増えているのに、怪人役は相変わらず二人。そろそろ新しい人も見たいものである・・・。役者個人の負担軽減の為にも、人材発掘&登用のためにも。

 冒頭のオーヴァチュアと共にシャンデリアに灯りが点り天井へどんどん上っていくのはやはりゾクゾクしますね。一番好きな瞬間ってここかもしれません(^^)
 ハンニバルのシーンは、ついさっき見たリハーサルのことを思い出しながら見ました。クリスティーヌは高木さん。可愛いし、「どうぞ、思い出を〜♪」の第一声を聞いて、「うまい!」と思いました。ただ外国の方なので、台詞部分の訛が少し気になるけど、まあ許容範囲でしょうか?!結構好きです。北澤ラウルは見た目爽やかですが、まだまだ若造ラウルという感じ?!まあでもラウルって若造だから良いのかな?!といってもね、やはりどうしてもこの方の前では若手ラウルは霞んでしまうのか?!そう高井ファントムです。ミラーでは、私の席からは姿は見えませんでした。影が見えるのみでしたが、その影のみっていうのも良いですよね。『ミュージック・オブ・ザ・ナイト』もうっとりしてしまいました〜1幕ラストのエンジェル像も今回はばっちりです!切ないですねー。だけど、やっぱり映画にはなかった「ゆけ〜〜〜!!わーはっっははははっっ!!!」があるのは良い(笑)久しぶりに拝見する高井さん・・・やっぱり痩せた!!かっこよくなった!!と思いました!
 2幕のマスカレードも、リハーサルを思い出しながら見ていました。「あ、ここは注意されていた動きかな?!」とね(^^;。まあ、見ても素人はよく分かりませんが・・・(爆)ここではクリスとラウルの動きやお猿さんあと怪人みたいな男と女の半々の衣装の人の動きに目がいき、マダムの動きは見逃したわ。どうやらマダムの謎も隠されているらしいから。映画のマスカレードも華やかだけど、やはり意味深な振り付けがされている舞台の方が好き。
 でもって、問題の(?)『ポイント・オブ・ノー・リターン』の高井さんですが・・・やばいっすよ、あの手(爆)映画はあれは露わな表現ですが、舞台は「秘すれば花」というのか(使い方ちと違うかも^^;)手だけ出ているのが、妙にエロティックなんですわ(笑)クリスが怪人と気づいてから、手を離さないでギューッと掴んでいたり、追いかけているのって、あれ・・・やばすぎです(^^;。
 ラストシーンは、最近ますます涙もろくなっているせいか、久々だったし、かなり泣いてしまいました。うん、良かったです。

 ところで泣きながらも、冷静な自分が思ってしまったのですが、あの仮面って・・・スペアがあったりするのかな?あの時にああなったよね、仮面が。だけど、最後にあるのって・・・・何ですか?!(^^;突っ込んではいけない質問かもですが(爆)

 カーテンコールもかなりありました。最後は高井さんが上手に去りながら手を振っていましたその姿が妙に怪人とは真逆で可愛かった(笑)

 今回は初めてリハーサル見学会に参加して、本番の舞台を見るという体験をしました。なので、そこで質問に丁寧に答えて下さった林さん小林さんの支配人コンビやカルロッタ&ピアンジやアンサンブルにも注目して見ました。なかなか貴重で、楽しい一日になりました。そして、ふと思ったこと・・・オペラ座出演者に、謡を謡わせたい(笑)

『オペラ座の怪人』リハーサル見学会

2005年11月22日 | ミュージカル
 歌舞伎座幕見の後、銀座をぶらついてました。その後、四季の会会員向けのイベントのリハーサル見学会に参加するために汐留海劇場まで。2月以来久々です。ここ最近はY・Y氏出演のミュージカルにお金をかけていたのですが(爆)映画DVDを見たら舞台が見たくなり、せっかくイベントがあるんだから・・と思いこの日のチケットを購入しました。受付は4時からですが、3時頃から並んでいました。もの凄い行列になっていました。(私は早かったけど・・・)

 受付をして客席に入ると、もうすでにリハーサルは始まっています。客席前方に指導される方が座っているので、私たち見学者はちょっと後ろに座っています。私はその2列目中央にて見学。入った時は既に『ドン・ファンの勝利』の練習場面のリハーサル(ややこしいなぁ)の最中でした。緊迫感でいっぱいです。その後は『ハンニバル』『マスカレード』の場面のリハーサルでした。役者さんが演技指導の役者さん(公演委員会)の指示に従い「はい!」とか「おねがいします!」とか返事するあたり・・さながら体育会系みたいだなぁと思いました。勉強キャスト(入団間もない新人)さんの練習とかあって、同じところを何度もやっているのも、大変だなぁと思いましたが、こうやって耐えられない人は辞め、残って頑張り続ける人が舞台に上がれるんだなぁと思いました。ハンニバルでは種子島さんや半場さんのオペラ班(?)の歌が本番に備えセーブしながら歌っていてるのが印象的でした。普段は見ることができませんし。マスカレードの稽古風景も面白かったです。普通にジャージ姿だと、華やかさはさすがに減るものの面白かったです。

 その後、小林克人さんの司会で、役者さんへの質問コーナーがありました。この日の演技指導担当の小林さん、林さんの支配人コンビと、ダンス指導の石野さん、カルロッタ役の種子島さん、ピアンジ役の半場さん。アンサンブルの孔さん、小泉さん、岸さんが答えて下さいました。私もせっかくなので、前々から聞いてみたかったことを質問してしまいました(笑)緊張していて、頭の中で言う言葉を繰り返していました・・・(^^;
 私が質問させて頂いた事は「素の自分から役に入り込むのはいつか?」という質問です。某ファントムさんに特に伺いたかったのですが、いらっしゃいませんでした。残念!!(^^;。
 種子島さんは「ミーティングが終わって、メイクしていると段々」
 半場さんは「舞台袖で、出番を待っていて、マントを持っていると、もう役になる」
 孔さんも同じく舞台袖にいる時だそうです。
割と、歌舞伎とかでも顔をしていくうちに(顔をする=化粧する)役に入るという方と幕が開く瞬間とか袖にいる時とかという方とかいらっしゃいますし、それは人それぞれなんだなぁと思いました。だから・・・やっぱり怪人が気になるけど、ああいう風なメイクをする役だと、メイクをしながら・・・なのかな?!(やっぱり伺いたかったわ!)
 みなさん、質問された方の方を向いて答えて下さったのですが、もう丁寧で感激です!!小林さんも誠実な司会っぷりと回答に好感度大幅アップ(笑)その後の舞台も気になって動きを追ってしまいましたよ(笑)

他の質問(覚えている限り・順不同)は・・・
Q・演じる役柄は声質などによって決定されるのか?
   これは、容姿なども多いに関係あるそうです。半場さんのコメントが面白かったです。「クリスティーヌを経験豊富な女優さんが演じてもおばさんじゃ困るし、ラウルがおっさんでもねぇ・・・僕がラウルの歌を歌えても、できませんから(笑)」と仰っていましたが、ある意味見てみたいかも半場ラウル(笑)ていうか歌ってくれるだけでもいいから・・^^;。

Q・これからの季節、気を付けることは?
 やはり手洗いうがいだそうです。あとインフルエンザの予防接種は劇団内では義務だそうです。でもみなさん、普段から風邪をひかないようにすることは気を付けていらっしゃるそうです。

Q・大変な所に入ってしまったな!と思いますか?
 一瞬「シーン」とした空気が(笑)小泉さんは「大変です。皆さんレベルが高いから・・・」という答えです。うーん、まあ大変だろうなとは思いますけど、好きだと大変も楽しさに変えられますよね!!

Q・舞台以外で言ってはいけない呪い(縁起が悪い)フレーズはあるか?
 『マクベス』では舞台以外ではマクベスと言ってはいけないそうです。そういうような言葉はないそうです。

Q・くしゃみやしゃっくりが出そうになり困ることはあるか?
 しゃっくりはないそうです。皆さん、くしゃみが出そうになっても我慢したり、鼻水が出ていても、舞台に上がると止まったりするそうです!!

Q・稽古着は特に決まり事はあるか?
 特にないそうですが、オペラ座の怪人をイメージして、みなさん黒っぽい物を自然と着けているとか・・・。


はっきりと覚えていることはこれくらいでしょうか?あとまた思い出したら、書き足します。舞台本編感想は、また後日・・・・

熊谷陣屋(歌舞伎座顔見世)

2005年11月22日 | 歌舞伎
 幕見で『息子』『熊谷陣屋』のセットを見てきました。もちろんお目当ては仁左衛門さんの熊谷です。

『息子』
 登場人物が3人の短い台詞劇です。これは思っていたよりも良かったです。(正直あまり期待していなかった^^;)でも新歌舞伎(といのか?)独特の効果音は元々あまり好きじゃないのですが、、雪の降る風の音の「ヒュ〜〜」というのってちょっと苦手だな^^;しかもシンプルな舞台だっただけに。雪の中の小屋が舞台で、なかなか良かった。

『熊谷陣屋』 
 初めて仁左衛門さんの熊谷を見ました。前から見たい見たいと思っていましたが、やっと見ることができました。(襲名の時は見ていないので・・・)熊谷は腹が難しい役だなぁと思います。前半は「敦盛」との戦の様子を語り、首実検は我が子の首を敦盛として義経に見せる。妻の相模も、敦盛の母も表向きは敦盛ということで、小次郎の首と対面する。わがこの首を、相模に渡す熊谷の胸中はやりきれないものがあるでしょうが、これが親子三人の最後の姿・・・。我が子の首を抱きながら嘆く相模がとても悲しいです。熊谷も出から、悲しみをぐっとこらえている・・・。生きながらにして修羅の苦しみを味わっている・・・。出家して、陣屋を後にする幕外の演技は、幕見だからあまり見えなかったが、涙をいっぱいの目に、、、私もうるっとしてしまった・・・。
 仁左衛門さんの熊谷は、やはり実も花もあると思いました。(贔屓目多いにあり・笑)首を差し出すところ、制札の見得なんかゾクゾクものである。そして、やはり涙にこちらもうるうるとしてしまうのですよ・・・。
 そして、藤の方の秀太郎さんも良かったです。私、女将だけじゃなく、こういう渋い役の秀太郎さんも好き。雀右衛門さんも良かったですが、所々動きに不安が(爆)愛之助さんは・・・とても仁左衛門さんに似ていた堤軍次。いつか愛ちゃんの熊谷も見てみたいと思いました。左團次さんも、前に見た時と同じく弥陀六。こういう役はもうぴったりですね。梅玉さんの義経は気品ある、頭が良さそうな義経でした。

 この幕の後、食事をして、歌舞伎座のおみやげ屋さんに寄りました。熊谷の舞台写真(首桶を持っているのと、制札の見得)二枚と、仁左さまカレンダーを買ってしまった(爆)いやぁ・・・どうしようかなぁと思ったのですが、三五郎のあまりにの色っぽさにやられました(^^;