みゆみゆの徒然日記

日本の伝統芸能から映画や本などの感想、
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私の好きなことを綴っているブログです♪

お稽古『清経』『田村』

2005年11月27日 | お稽古
 体調不良で休んでいたので、かなり久しぶりのお稽古となりました。今回は『清経』のみですが、来年3月に『田村』を打たせていただくことが決まったので、そちらのお稽古にも突入です。今までは独鼓のものでしたが、『清経』からいきなり長くなりました(爆)前回は『中之舞』の曲を想定して、そちらを少し覚えていたのですが、今回は『清経』のみということで、それはそれは覚えました!!!今まで10分には満たなかったですが、今回は約15分・・・。手は簡単だけど、覚えるのが大変です。能楽師の方達って・・・毎回違う曲を暗記してすごいなーと・・・鍛え方は我々素人とは違うとはいえ。
 結果からいえば、とりあえず一回でパスしました(ホッ)といっても、やっぱり曲の感じを掴むということは大事だと思いました。当たり前のことだけど。キリは修羅道の苦しみを表現します。うーん・・・難しいけど、ここが面白みでもあるのかしら?!って・・ここでショックな出来事発覚。iPodにiTalk(ボイスレコーダー)を装備して録音したのですが・・・・保存したつもりが、消えていた・・・。ガーーーーン(T_T)なぜか次に録音した翔(かけり)の稽古が二重に・・・。なんじゃいな?!ショックです。まだ慣れていないから、消去しちゃったのかな?!

 で、続きまして、これから恐らく3〜5月のお舞台に備え、『田村』の稽古です。まず一人でカケリの稽古、『熊野』を打つ仲間と二人でサシのアシライの稽古をしました。カケリですが、短いとはいえ、今までと違い、謡でコミが取れるわけでもなく、大小の間で作っていきます。笛はアシラヒ笛だから、関係ないそうで(爆)ああ、こりゃ大変だわい(^^;。先生も「まだ無謀だ」と仰りつつも・・・「何とかなるか?」との返事に「何とかします!」と答えてしまったわたくし・・・・。とりあえず、今回は「手」だけ練習しました。といってもパターンは、前にお稽古した短い地のもののパターン「打ち放し」「ヌキ地」「ノル地」の繰り返しが基本です。でも、かなりしんどそうです。が、頑張って覚えます。この田村・・・ここにたどりつくまでのクセも長いんだけどね・・・(^^;。そして、かけ声も「ノル地」のプ・ポ・ツ・「ヨ」・ポ・ポ「ホ〜〜〜ォ」ポの「ホ〜〜〜ォ」のかけ声があまりにも間抜けすぎるんですよ、自分(笑)先生にも、「気合いをいれなさい」「お嬢様はやめなさい」と言われ・・・・なんか裏返る系っていうのかな?なかなかうまくできない。「吼えろ!!」というお言葉に対し、某氏(大鼓方)を思い出す私(笑)腹筋鍛えるか?!(笑)
 サシのアシライもなかなか(笑)理屈は理解しても、最後に合わせるのは・・・なかなか(^^;。うーん、本当に大丈夫なんだろうか?!
 とにかく、これから『田村』づけ。寝ても醒めても『田村』になりそうです。お稽古はいつも「壁」だらけ。だけど、今までの壁よりももっと分厚く、もっと高い「壁」にぶち当たる。でもそれを乗り越えたい。


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 お稽古後、先生の還暦祝い(お誕生日はもうちょっと後ですが)の食事会を・・・。仲間への言い出しっぺは私なのですが、心強い仲間と協力して、無事終了?!(私はただの言い出しっぺってだけで・・・^^:)でも何よりも、先生に喜んでいただけたのが、一番嬉しい。乾杯の挨拶、私がさせていただいたのですが、あれで良かったのかしらん?!と思ったり(^^;。まあいろいろ反省点はあるけど・・・「おめでとうございます」の気持ちを私たちなりに伝えることはできたと私は思っています。赤い(といっても真っ赤ではなく渋い赤)ちゃんちゃんこを着て参加してくださった先生、素敵すぎました!本当におめでとうございます!!