みゆみゆの徒然日記

日本の伝統芸能から映画や本などの感想、
心に留まった風景など
私の好きなことを綴っているブログです♪

劇団四季・キャストボックス終了

2007年09月03日 | 雑感~芝居関連
 劇団四季オフィシャルHPのキャストボックスのサービスが終了するようです。ていうか・・・・終了しました。という告知がありました。もう今日からないようです。

 事前予告なしかいな。最近四季の舞台は以前ほど見に行っていませんが、観劇日程の週はじめ(月曜日)にはキャストをチェックしたり、あの役者さんが出ているから前日予約しちゃおうとか・・・そういう楽しみがありました・・・。しかも理由が書いていない!!!!!!!うーん・・・なんかまた冷めちゃう要因が増えたよ・・・・。前は役者さんのコメントが載っていたりして、見に行かなくてもチェックが楽しみだったのになぁ・・・・。一体なんだよ~~!!!ボスの考えは分からん(苦笑)
 おまけに電話で当日のキャストを知ることができるキャストホンのサービスも中止。私はこちらを使ったことはありませんが、ここまでくると・・・劇団運営側の体質に不信感を抱いてしまいます。

 劇団の巨大化というのも一因なのでしょうか?!劇場を手広く広げるのもいいのかもしれないけれど、一つのカンパニーのレベル自体が前よりも(以下略)という気がしないでもないので・・・。本音はともかく(苦笑)、きれいごとの建前でもいいから理由をコメントしてほしかったのですが・・・。あれじゃ、ファン(四季の会会員)減るぞ・・・・(--;。仮にコメントあっても「作品主義」を理由にするんだろうけど・・・・。


 劇場で配られるキャスト表はなくなるってことはないよね(--;。全国にたくさんいる劇団四季のファンの気持ちをこれ以上裏切らないでくれ・・・・。

 ちなみに今月『ユタと不思議な仲間たち』を見に行きます。他にもいろいろ見に行こうかなと計画しているものもあるのですが・・・。

成田美名子 30th anniversary event

2007年09月03日 | アート・イベント
 漫画家の成田美名子先生のデビュー30周年原画展が、青山の銕仙会能楽研修所において、9月1日2日の2日間で開催されました。私は2日(日曜日)小鼓のお稽古仲間&成田さんファンのお友達と行って来ました。久々の銕仙会さんです。画像は私が会場を後にした2時半くらいの銕仙会さんの入り口前。私たちは開場(11時)前に着いたのですが、すでに凄い行列です(笑)一度でもこちらの能舞台にいらしたことのある方はご存知かと思いますが、狭いです(笑)一体どういう風にやるのか?と思いました。皆さんお行儀良く入場待ち&作品鑑賞をしていました。ちなみに圧倒的大多数の女性のお客さんです。男性は3%くらいか?!
 1日は抽選によるサイン会がありました。私が行った日は仕舞や舞囃子が行われたり、舞台裏見学ツアーがあったりして、能と漫画のコラボレーション企画というある意味すごいイベントです。

 こちらの能舞台は入り口で靴を脱ぎ下駄箱へ・・・というところですが、この日は配られたビニール袋に靴を入れ会場に上がります。見所(けんしょ・客席)は、椅子ではなく、段差になっている畳に座ります。そこの見所スペースで原画展示をしていました。3階は成田先生へのメッセージが書けたりするスペースです(普段はきっと関係者以外は入れないようなスペース。)

 展示は主な代表作の『エイリアン通り』『CIPHER』『ALEXANDRITE』『NATURAL』『花よりも花の如く』 などなど。私は花花から成田さんの作品に触れて、『CIPHER』と花花の関連作品の『NATURAL』などを読みました。成田さんの作品の魅力は綺麗な絵というのももちろんですが、奥深いテーマというか・・・異文化との内面的な係わり合いみたいなものが描かれているのでとても好きですし、いつも「うーん・・・」といい意味で考えさせてくれます。

 さて、原画ですが、やはりとても綺麗!!!単行本に載っている絵で見たことがあるものでも、見開きで真ん中の絵が分からなかったり(ここにこんなの描いてあったんだ的なもの・・・笑)、白黒だったりするし。そして、人物や風景が丁寧に描かれているのも好きです。読んでいない作品もありますが、大好きな花花の登場人物や、西門、サイファとシヴァの原画はもう萌えです(笑)特に一番のお気に入りが『NATURAL』の西門とミゲールの矢大臣姿ですよ(西門のお宮でのエピソードの。)綺麗すぎる~~!!!花花も原画を見ると、改めて面や装束の絵がいかに綺麗かということが分かります。さらに・・・能舞台の上には、成田さんが参考にされた能装束の展示や『土蜘蛛』の糸が展示されていたりと・・・・能ファンでもある私にはたまらない企画ですよ~~!!!成田さんが描いた『猩々』の絵の前に、実物の装束が!!!なんと贅沢なのでしょう。
 あと、去年亡くなられたお父様の書もありました。お父様は題字や謡の文句を書かれていました。確かおじさんがウルトラマンのデザイナーだったというので、芸術一家だったんだろうなぁ。

 3階の休憩室では、お茶を頂きながら成田さんへのメッセージを書いたり、マニア検定を受けたり、成田さんの仕事道具や成田さんの愛猫の写真の展示、成田さんの好きな音楽を試聴できるコーナーがありました。もちろん私も成田さんへのメッセージ書きましたよ!!!あと以前BS2で放送された成田さんの番組のビデオも流れていたり・・・。あと、花よりも花の如くおみくじも引きました。私はなんと・・・「大凶」でしたが「芳年さんタイプ」ということでちょっと嬉しく?!(^^;。お友達は「楽ちゃん」でした。
 あと携帯待受画像をダウンロードをしたりしました。(バーコード読み取る。)早速けんちゃんの待受にしました

 ここで一端退場し、昼食を近くで済ませて再び会場へ戻りました。14時からの仕舞の無料観覧があるから並ぶためです。しかし仕舞1番でこんなに行列なんてすごいなぁ~~と自分のことは棚に上げて思いました(爆)予想外に多かったらしく、見所の原画展を後ろにどかして(苦笑)お客さんを入れていました。でも、どうやら入れなかった人が200人もいらしたそうです!!!!ひぇ~なんか申し訳ない(^^;。でも入れなかった人たちには優先で16時からの舞囃子『高砂』の整理券が配られたそうで・・・。それなら安心です。
 仕舞は成田さんが関わっていらっしゃる「三聲会(さんせいかい)」の馬野さんシテによる『賀茂』『天鼓』がありました。仕舞の前と後には馬野さんによる説明やお話がありました。確かに能は言葉が聞き取れない、難しいという部分はありますけれども、真っ白な状態・・・よりもある程度お話のあらすじなどは頭に入れてみるとよいでしょう。100%分からなくてもよい。たしかにそうだと思います。これをきっかけに、どこでもよいのでお能に触れてくださいというお話がありました。花花5巻巻末にシテの馬野さんの絵があり・・・お友達と「あの人だよね。」って言っていたくらいです。そのまんまでした(笑)
 あと、仕舞の関係者席には成田さんのお姿も!!!!!遠目でしか見ていませんが、白っぽい(クリーム?)っぽいお着物をお召しになられていてとても素敵でした!!!

 原画展だけでなく、装束も見ることができたり、このような仕舞や舞囃子の無料観覧もあり、大変贅沢なイベントでした。これで入場無料っていいの?と何度も思いました(^^;。いやぁ・・・これ有料でもいいくらいですよ(笑)でも無料だから「せっかくだから仕舞や舞囃子を見てみたい。」と思う漫画ファンの方もいるでしょうし、「能の世界を題材にしている漫画ってどういうの?」と思う能ファンの方もいらっしゃったことでしょう。ここに、この展示会の意義もあったと思います。


 
 この日の戦利品。会場案内は5巻の表紙と同じもの。あとグッズ販売で一筆箋とポストカードを買いました。あと、和服来場者にはミニプレゼントがあるということで、二人で和服で行きました。けんちゃんと楽ちゃんのポストカードをもらいました。他にも結構着物や浴衣の方がいらっしゃいましたよ~!(この日は浴衣を着ました。この浴衣については別途記事にいたしました。

 本当、楽しかった~~!!!成田さんの漫画をまた読み返したり、読んでいない作品を制覇したいです(^^)
 
 あと、キャパの問題で入場制限されてしまうので、入場待ちの行列ができて外で待つような形になってしまったのですが、ほんと・・・・この日が炎天下でなくよかったと思いました(笑)これ先週だったら死人でそう(^^;。そして、行列ができても、文句言ったりする人もいなく・・・お客さんの雰囲気もとても良かったと思いました。