帝国劇場12月5日13時公演。1階M列下手ブロックにて観劇。
初演、一昨年の再演に続き3度目のミュージカル『モーツァルト!』鑑賞です。カーテンコールの時に井上君が言っていましたが、この日12月5日は奇しくも
モーツァルトの命日なんだとか。全然知りませんでしたが(苦笑)、なんだか偶然こんな日に観劇できてなんだか感慨深くなりました。
この日は
はななさんにチケットを取っていただき(ありがとうございました
)観劇となりました。この日が初対面でしたが、山口さんファンというだけでなく歌舞伎ファンということも共通しているので、かなりお話が弾みましたね
はななさんの詳しい観劇記は
こちらからどうぞ。
主役のヴォルフガングは井上芳雄、中川晃教のWキャスト。一昨年は中川君で見たので、初演以来の井上ヴォルフとなりました。ちなみに井上君を舞台で見るのは『ミス・サイゴン』以来です(一体いつ?って感じですが・・・汗)やはり5年の歳月が経っているし成長したヴォルフガングだなと感じました。逆に言えば、初演の時のほうがはじけた若さがあったのか?今回は「苦悩」が伝わってきたヴォルフでした。
この物語の特徴は、なんと言ってもアマデ(幼き日のモーツァルト)の存在。ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトという天才の部分の象徴であります。無言でずっとペンを執り作曲をする・・。アマデの腕にペンを刺し作曲する1幕ラストは何度見てもゾクゾク怖くなってしてしまいます・・・。全体を通しても、2幕は少し重いというか暗いでしょうか・・・。天才とは紙一重といつも思っていますが・・・。
モーツァルトの父親レオポルト役の市村さんはやはりすごいです。厳格ですが、あんな子供じゃかなり心配しちゃうよなぁと思ってしまいます(苦笑)いつも思いますがファントムな格好(笑)でレクイエムを依頼するシーンは不気味で凄いです。全体を通してシリアスなシーンばかりですので、カーテンコールではお茶目でした(笑)モーツァルトの姉役のナンネールもこちらも初演以来変わらず高橋由美子。相変わらずかわいいですし、素敵です。シカネーダー吉野さんもあのノリは健在ですし、ステッキさばきが素敵です!!ヴァルトシュテッテン男爵夫人の香寿たつきさんも前回見ていますが、この日は香寿さんが一足お先に千秋楽。この方は、歌がとても素敵で好きです!!!やはり宝塚出身だけあってドレスも似合うし、ドレス負けしない所作も素敵です。
そして、今回モーツァルトの妻コンスタンツェには元SPEEDのhiroが。デビュー当時は確か小学生でしたよね?SPEEDが流行っていた当時私も高校生だったもんなぁ・・時の流れを感じます(汗)今までこの役は西田ひかる、木村佳乃で見ていますので、1幕では容姿的にも歌声的にもだいぶ幼い印象を受けました。が、かわいいしいいか(笑)2幕はその幼さはだいぶ消えましたし、ソロ曲の「ダンスはやめられない」は圧倒的な歌唱力でした。今までで一番印象的な「ダンスはやめられない」だったかも。今後もミュージカルでは期待できるかも。
(注・以下大目に読んでください・・・。)
さてさて・・・ある意味一番のお目当てさんは・・・
コロレド大司教の山口さんです。見方間違っています・・・この人は役柄的には決して笑いを狙うキャラではないのに・・・
モーツァルト!お笑い担当キャラになっていると思います(爆)けれど、前回よりはおとなしかったように思います。前回は笑うようなところじゃないシーンで笑いをこらえていたので、今回は覚悟していたのですが・・・。固定された手足の角度は相変わらずですが、カクカクしてリズムをとってはいなかった・・・。
注目の御不浄シーンもすごかったです(笑)「キタキタ・・・」っていうのがかなりツボでした。きっと山口さん自身も楽しんで演じていると思います。
もちろん、歌も素敵!!!マントもバッサバッサと翻し・・・素敵でした
やはり存在感がありますからねぇ。
カーテンコールはこの日が香寿さんの千秋楽だったので、香寿さんのご挨拶がありました。涙ぐまれていて・・・こちらも少し貰い泣きしそうでした(笑)で、この日はモーツァルトの命日ということもありという井上君のコメントの後、「香寿さんを送り出し・・・」というので市村さんからツッコミをされていました。「いえ無事にって意味です。」と弁明していましたが(笑)
また中川君のヴォルフガングを見たくなりました(笑)