みゆみゆの徒然日記

日本の伝統芸能から映画や本などの感想、
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六月新派公演昼の部 『婦系図』

2008年06月08日 | その他舞台
 今日は久しぶりに新橋演舞場へ。仁左衛門さんがゲスト出演なさる昼の部を見に行ってきました。初めての新派公演です。しかし、今日は体調不良日と当たってしまい・・・・朝は雨でちょっと寒かったからというのもありますが朝から非常にテンションが低くて・・・しかも、お話が長いし内容が体調不良の時だとかなりキツイものがあったり・・・・別に動けないわけではないのですが、ブルーになるし、薬の影響で眠くなって肝心の場面で寝てしまったり、ちょっとというかかなり不本意な観劇になってしまいました

 さて、初めての新派でしたが、歌舞伎と同じ幕や柝が入ったりと、歌舞伎=旧派に対しての新派劇なんだなぁということがわかりました。そういえば・・・歌舞伎以外の仁左衛門さんの舞台を見るのは初めて、女優さん相手のお芝居も初めてです。(映画などでは見ていますが。)

 泉鏡花原作の『婦系図』は原作を読まずに舞台を見ました。幻想的な『天守物語』などとは違う感じの戯曲です。個人的には、『天守物語』的なお話の方が好きです、はい・・・。なんか登場人物たちにイライラしちゃうというか(苦笑)、時代が時代だからかもしれませんが・・・(^^;お蔦さんが報われなくて・・・切ないです・・・。

 さて、仁左衛門さんですがやっぱり素敵でした!!でも、せっかく大好きな仁左衛門さんのお芝居を見に来たのに、肝心の見せ場だというところで撃沈してしまいました。ファンになってからこんなの(仁左衛門さんの出番で寝てしまうの)初めてです・・・・もうねぇ・・・・一生の不覚。それでも最後はちゃんと泣いてしまいましたが(^^;。やっぱりお蔦さんがかわいそう・・・・。

 あと、私が注目したのは衣裳。明治時代に書かれた作品なので、その時代の着物、妙子さんの着物なんかは本当に素敵だな~と思いながら見ていました。

 初新派は体調不良でちょっと残念でしたが、それでも久里子さんや八重子さんや安井昌二さんのお芝居を初めて生で見ることができたのはよかったです。個人的には紅貴代さんのお嬢様っぷりが印象的でした。

 本当はこの公演の後、仁左衛門さんを追いかけて(?)歌舞伎座夜の部『身替座禅』の幕見をしようかと思ったのですが、並ぶ気力も見る気力も体力もなかったので、まっすぐ帰宅してしまいました。なので明るいうちに家に着きました(笑)