みゆみゆの徒然日記

日本の伝統芸能から映画や本などの感想、
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『劇場の迷子』

2008年06月22日 | 本・マンガ
戸板康二/著 

 最近、読書レビューが続きます。どこかへ行くってこともなく(そういう時間がない・・・)空いた時間で読書といった感じでしょうか・・・。

 さて今日読み終わった本は中村雅楽探偵全集の4巻目『劇場の迷子』です。去年から移動中の電車内などでぼちぼち読み始め、全集も残り1冊となってしまったのはちょっと寂しいです。ぼちぼちでも読めるのは、短編だからでしょうか?移動中の楽しみとしてはちょうど良いのですよね。というか、短編なのをよいことに区切りのよいところでちょっと放置していたりもしていた(^^;。
 さて、この『劇場の迷子』は短編28編が収録されています。歌舞伎俳優の中村雅楽が歌舞伎界や芸能界で起きた事件を解決・・・というこのシリーズ。歌舞伎ファンならかなり楽しめます。(って毎度のように書いていますが^^;)歌舞伎だけでなく、お能のことも少し出てくるのもまた楽しいです。

 この巻でちょっと楽しかったのが、いつもの竹野記者に加えて、『演劇界』の関寺小町ならぬ関寺真知子と老優雅楽の交流ですね。そして、この人のイメージはあの役者さんかな~と考えながら読むのもまた楽しいのです。

 最終巻は短編ではなく長編作品ということ。まだ入手していないですが読むのが楽しみです。