古川日出男/著
また犬の本?ですが・・・これはしつけ本でもなく、エッセイでもない犬が主役(?)のハードボイルド小説でしょうか?!ガオーっとしているこの表紙に惹かれて思わず手に取ってしまいました(軍用犬・・・も興味をそそられた一つの要素なのですが。)
第二次世界大戦でキスカ島に残された日本軍やアメリカ軍の4頭の軍用犬を始祖とする犬たちの目から見た20世紀の世界、戦争の世紀を描いています。第二次世界大戦、その後の東西冷戦(宇宙開発含む)、ベトナム戦争など近代史と4頭の犬とその子孫たちの数奇な運命が絡み合うストーリーはちょっと複雑ですが(巻頭の犬の家計図を何回か確認する始末^^;)、今までにない視点から見た世界は面白かったです。ただ、個人的に最終章はちょっと・・・でしたが、冒頭から中盤くらいはかなり好みです。
血統なんて人間の都合。まさにその通り。
また犬の本?ですが・・・これはしつけ本でもなく、エッセイでもない犬が主役(?)のハードボイルド小説でしょうか?!ガオーっとしているこの表紙に惹かれて思わず手に取ってしまいました(軍用犬・・・も興味をそそられた一つの要素なのですが。)
第二次世界大戦でキスカ島に残された日本軍やアメリカ軍の4頭の軍用犬を始祖とする犬たちの目から見た20世紀の世界、戦争の世紀を描いています。第二次世界大戦、その後の東西冷戦(宇宙開発含む)、ベトナム戦争など近代史と4頭の犬とその子孫たちの数奇な運命が絡み合うストーリーはちょっと複雑ですが(巻頭の犬の家計図を何回か確認する始末^^;)、今までにない視点から見た世界は面白かったです。ただ、個人的に最終章はちょっと・・・でしたが、冒頭から中盤くらいはかなり好みです。
血統なんて人間の都合。まさにその通り。