みゆみゆの徒然日記

日本の伝統芸能から映画や本などの感想、
心に留まった風景など
私の好きなことを綴っているブログです♪

『富十郎 新作に挑む』

2007年09月16日 | テレビ
 16日、NHK教育テレビのETV特集という番組で「富十郎、新作に挑む~人間国宝・78歳の素顔」が放送されました。

 富十郎さんは、好きな役者さんの一人です。年齢を感じさせない若さもそうですが、口跡のよさが好きです。六月歌舞伎座の新作『閻魔と政頼』に取り組む富十郎さんの姿を追っています。こちらは、行きたかったけど6月は行けなかったのですよねぇ・・・・。テレビを見ながら行きたかったなと思いました。

 そして染五郎さんの『舟弁慶』の稽古風景も大変心に残りました。私はこの曲が好きで、ジャンルは違えども前半のクセ~中之舞あたりはお稽古している曲なので、思い入れが強い曲です。こちらも、もちろん見ていないのですが(^^;。やっぱりこれも見たかったと稽古風景を見て思いました。というか、富十郎さんの一世一代はたまたま体調が悪くて休演されたときに行ってしまったので、富十郎さんの舟弁慶も拝見したかった・・・(T-T)

 そして、これからも、もっと拝見したい方です。人間的にもとても素敵な姿が印象的でした。次の新作は「聖徳太子」をテーマにしたものとか?!こちらも楽しみですね。

『雲雀山』

2007年09月16日 | お稽古
 今日のお稽古は『雲雀山』です。今まで見たこともないし、手元の謡曲集(2種類)にも『雲雀山』についての項目はなかったので、ネットでいろいろと調べました。中将姫伝説はあまり詳しく知らないので、もっといろいろ調べてみたいと思います。

 今日はあまり覚えていなかったので、申し訳ありませんという感じです・・・。でも、これ結構難しいです。中之舞の三段の終り方が変わっていますし。終り方も今までのものとは変わっています。「次回はちゃんと覚えてくるようにね」という先生との約束は必ず守ります!!(今から宣言・・・^^;)

 最近は稽古の度にいろいろと鼓レクチャーもしてくださるのですが、こういうことも大変良い勉強になります。少しずつ、こういうものも見極められるようになりたいものです・・・・。(それに伴う財力も・・苦笑)
 あと、瀬戸内寂聴の小説『秘花』についてもお話しました。いろいろと、世阿弥のこと、最後の章に登場する女性は晩年の一休に仕えた盲目の女性と似ているなどなど、いろいろと教えていただきました。また、それを頭に入れて読み直したいと思います。ところで、先生が『花よりも花の如く』に興味をもたれているようです。(私が語ってしまったためと思われますが・・・・)今度、持っていこうっと・・・(笑)

 次回も、もちろん『雲雀山』ですが、その次は『班女』?!もしくは男舞の曲になりそうです。

続・四季キャストボックス終了

2007年09月15日 | 雑感~ひとりごと
 2週連続の3連休も私には皆無のようです。とりあえず明日は仕事のちお稽古です。お稽古・・・・やば・・・死んできます(^^;。


 ところで、劇団四季HPキャストボックス終了の件は記事にもしましたが、公式HPに終了の理由のお知らせが掲載されていました。詳しくはこちらを・・・・劇団四季公式HP内最新ニュース

 なんかな~~~~・・・・・。「あの俳優を使うな!」という脅迫めいた手紙やメールが届いたり、四季の会員で悪質な転売がいたりということでキャストボックスが終了されたということですが・・・・。結局は当日のキャスト表(当日のキャスト表は続行。)で確認できるから変わらないし、悪質な会員もいたとしてもごく一部でしょうから、それはそういう人だけ退会処分ということで十分だと思います。何もたった1週間分のキャスト事前発表までなくさなくても・・・と思います。

 で、私が腑に落ちないのは・・・(半ば怒りに近いものがありますが。)説明の下の方に書いてあったこと・・・。転売をする人に対しては、入会金と年会費を変換の上退会を・・・というのは理解できるのですが・・・・
 又、長期に亘って購入歴のない方には、この際同じ措置をとらせていただきたいと思います。

 という部分が・・・・。「は?」なんですけど・・・・・。<追記>後から考えると、「この際」って・・・一体何よ!!!(--;

 だって、それ、私じゃん(苦笑)ところで長期ってどれくらいなんでしょうか?1年は大丈夫?!『ユタと不思議な仲間たち』は会館の方が良い席を持っていたから、直接そちらで買ってしまったしなぁ~。四季の会からは1年以上は買っていません・・・。四季どころか、去年後半は忙しくて何も見ていなかったし(苦笑)

 それならね、四季の主張するような、四季の舞台に出演できるのは、作品の求める水準をクリアした、レベルの高い俳優だけです。というのは本当ですね(^^;?!?!。うーん・・・・実際に「音はずれてない?」とか「台詞が伝わらない・・」「日本語が変」な人だっています・・・。(もちろん一部ですが)俳優だけじゃありません、オーケストラも『オペラ座の怪人』でありえない演奏ミス(音程外したとかじゃなくて、演奏部分を間違えた。)を実際に聴いてしまった私は、ちょっと疑い持っていますが、何か・・・・?!(苦笑)

 なんか、本当にこれ、ひどくない?!?!こちらは行きたくても行けなかったりすることもあるんですよ・・・・。先の予定が分からなかったり・・・・。(今はちょっと余裕でてきたのですけど・・・。)10月に歌舞伎座に行く予定があり、そちらは夜の部なんで昼は『ウィキッド』か『ウエスト・サイド・ストーリー』でも前日予約できたらいいなぁと思っていたのですが、生憎その日のマチネは貸切だったり公演なしだったり・・・・。ま、『エビータ』全国ツアー公演には行く予定ですけど・・・・(^^;。

 でも、私だけじゃなくて、普段は仕事や家庭のことで忙しくて四季から遠ざかっているけど(地方在住なら特に)、四季が好きな人は全国にはたくさんいると思います。そういう人たちにとっては酷な話ですよ。「しかし購入歴はなくとも「ラ・アルプ」講読をお楽しみくださっている方には、現在検討中の新しい会員組織に、改めてご入会いただこうと考えております。」と言われても、これは辛いですよ。お願いされても、理解できないよ・・・。たしかに年2千円は安いほうだし、割引率もよいし、送料も無料だからかなり良心的な設定だとは思うのですが・・・・。だからといって、チケットを買わない客と悪質転売会員(業者もいるのか?)を同列に扱わないでいただきたいです。悪いことしてないじゃん・・・・(--;。好きだから、見に行けなくても(行かないのではなく。)更新を続けているということを忘れないでいただきたいです。



 ということで、キャストボックス終了の理由以外のことで、腑に落ちないみゆみゆでした。あまり、こういうことは書きたくないです。けど、せめてここで訴えさせていただきたいと思います。

水戸黄門ストラップ

2007年09月14日 | 素敵なモノ&おまけ
 ローソン限定で「お~いお茶」に水戸黄門ストラップがついています。フィギュア4種類とクリーナー2種類。おなじみの葵の御紋の印籠は早速私の携帯に(笑)あとは丸い葵の御紋のストラップもあります。



 主役のご老公様です。ラストの「カーカッカッカッカ!!」という笑い声が聞こえてきそうです。




 ちゃんと団子を片手に持っているうっかり八兵衛。


 
 そして私が「水戸黄門」のキャラの中で一番好きな風車の弥七ちゃんと風車も持っています!!でもなんか、股旅物の●川●よしっぽいなぁと思ったりもするのですが・・・(^^;



 「おぬしも相当の悪よのう・・・・。」「いえいえ、お代官様ほどではございませぬわ」「こいつめ~なかなか言いおって・・・」というやりとりが聞こえてきそうな・・・・(苦笑)。おまんじゅうも持っている?!

 フィギュアは全部でこの4種類です。何か足りないな~と思ったら、助さん格さんがないんですよねぇ・・・。あとお銀も・・・・。
 

つじりの里

2007年09月13日 | 美味しいもの
 仕事帰りにコンビにへ寄りました。そしたら全国各地のお菓子が並べてあるコーナーがありました。そこで「祇園辻利」の文字を発見。最初は抹茶パウダーが何かかなと思ったら、おせんべいでした。京都に行くとだいたい茶寮都路里に行くことが多いです。(カレッタ汐留にも入っているので、四季「海」劇場に行ったときも寄るですが・・・笑)こんなところで辻利の商品が手に入るとは思ってもいませんでしたので買いました(笑)

 なかなか美味しかったです!!ついつい進んでしまう(笑)うーん久しぶりに京都に行きたくなりました・・・。また買ってきてしまうかも。

 そういえば、篠原涼子が出ている「辻利」のお茶のペットボトルのCMを見て、「こんなの出たんだ。」と思ったけれど、まだ商品自体を見かけないな・・・自分が気をつけて見ていないだけかもですが。気になります。


<おまけ>

 
 その後にJR・G線G駅ホームで見かけた猫ちゃん。ここには野良猫が住み着いています。他にも何匹かいることも。ここにいる猫は人懐こいです。ベンチに座っていると、いきなりふくらはぎの裏にすりすりしてきて、びっくりしたことも。上の画像は人間のようにホームでちゃんと白線内におとなしくいるのが、微笑ましいので撮りました(ちなみに、猫ちゃんは電車には乗りませんから・・・・)

16日備忘録

2007年09月12日 | お知らせ
 16日日曜日、歌舞伎関係の番組(ドキュメント番組)が2つ放送されます。

 まずテレビ朝日18時35分~18時56分。「おかえり」という番組で「中村勘三郎~紅テントに傾く夢」が。

 あと一つはNHK教育テレビ22時~23時。「ETV特集」で「富十郎 新作に挑む~人間国宝・78歳の素顔」です。

 最近は、いろいろ録画忘れとか多いので、録画予約を忘れないように・・・<自分が。当日はお稽古なので、忘れそうだしな・・・の前に稽古が!!!!ですが(^^;。

再びムカデ

2007年09月12日 | 雑感~ひとりごと
 ムカデに足を噛まれ一ヶ月が過ぎました。今日はまたしてもムカデの恐怖に・・・

 今日は・・・・寝ている私の頭に落ちてきました・・・

 「カサっと落ちてきたのは何?」と思ってスタンドを点けてみたら・・・

 なんだ。。このひも状の動く物体・・・まさか・・・そう、そんなあなたは

ム・カ・デ・・・・・・

 声が出ませんでしたが、退治したよ・・・。でも退治しているときの動きが変だったろうなと思います(^^;。今回は噛まれませんでしたが、精神的ショックは噛まれたときよりも大きいかも・・・・。

 ここ最近の雨で薬で薬も効果なくなったみたいで出ちゃったかなぁ・・・。(前噛まれた時も雨が何日か続いた時に出たからなぁ~。)また撒きました。ネットで「ムカデ対策」で検索したらいろいろ出てきたので参考にしています。そしたら、こんなの見つけました。ムカデントという対ムカデ仕様の蚊帳とのこと。これを作っている蚊帳専門店のページを見ると、蚊帳というよりテント?!購入を検討している自分がいますが、冷静に考えるとベッドだからどうすりゃいいんだ?と思ったり、キャンプ気分を味わえる?と想像するとおかしいような・・・。

 今夜は怖いです・・・やっぱりムカデント買おうかしら?(^^;

白洲正子 『お能の見方』

2007年09月11日 | 本・マンガ
 最近書店ではやたらと白洲次郎・正子夫妻関連の著書(特に次郎氏の方?)が多く並んでいる気がします。自らもお能を舞った白洲正子の言葉は説得力がありますし、改めてお能の魅力に気づかされます。

 この本はお能の見方といっても、「こうして見なさい。」という堅苦しいものでもなく、心で感じることの大切さ、純粋に能の美しさを伝えてくれます。たしかにそうかもしれません。ただ単に「綺麗だなぁ」と思う見方もありだと思います。

 あと、この本は写真も多く掲載されています。主な演目も舞台写真であらすじが説明されていますので、なんとな~く眺めるのも良しだと思います(笑)昔の名人たち(故人)の写真もあり、想像をめぐらすのもよし。あの人、若いなぁ・・と思うのも?!(^^;。

 あと、囃子方についてのコメントも面白く拝読。シテ、ワキ、地謡、囃子方それぞれの楽器という個人的な存在が孤立することによって、互いの力が均等することで付き合っている。だから「危機の芸術」といえると。


 私なんか・・・いつも・・・危機だよ・・・・(^^;。今はぺーぺーなので、均等じゃなくて私がリードしていただいて、必死についていくという。。。(もしくは突っ走ったところは、ついていってもらっている・・・・。)でも、その危機から脱して「ぴたりと嵌る」と物凄く面白いのですよね。真の意味の「危機の芸術」に近づけるように・・・がんばります(^^;


 私は「見る」より「やる」方が先になってしまいましたが(笑)初めて「お能」を見に行った時は、先生に「どういう格好で行くべきですか?」とか質問してしまったし、少しかじったことがあるけどやはり、「難しい」んじゃないかと思っていました。まあ、今も難しいなと思うのですが、最初に見た公演が解説付きでしたし、分かりやすかったので・・・・今に至ることができたのかなと思います。
 私は感性も大事だけど、ある程度のあらすじと謡本があれば目を通すなどすることも大事かなと思います。でも、一番大事なのは、やはり感性なのかなぁ・・・。

 いろんな「見方」があっていいと思いますが、最低限のマナーは守って見てくださいね、と以前隣に演能中におしゃべりする、注意しても止まらないおばさん軍団に遭遇してしまった私は思います。(能に限ったことではないのですが・・・・。)

『The Phantom of the Opera』

2007年09月11日 | 音楽
 予告通り(?)、本日のミュージカルCD書き直し(聴きなおし)祭りのお題は『オペラ座の怪人』です。四季ファンの方にはすみませんが、今回は1986年ロンドン初演時のオリジナルキャスト版を紹介させていただきます。実はこれが一番好きかもしれません(笑)本場のミュージカルは見たことないですし、四季版3バージョンとこれと映画版しか聴き比べていないのですが・・・(苦笑)

 キャストは、ファントム=マイケル・クロフォード、クリスティーヌ=サラ・ブライトマンという初演のキャスト。サラ・ブライトマンは当時このミュージカルの作曲家でもあるアンドリュー・ロイド=ウェバー氏と結婚していたというから驚きです。また彼女がクリスティーヌ役になった経緯については、かの方に「リアル怪人だよ。」と思ったのは、きっと私だけではないはずです(^^;。

 このファントムはいかにもおどろおどろしい怪人というイメージがあります。歌唱力についてはノーコメントでお願いしますが(苦笑)、CDでもその豊かな表現力が伝わってきます。クリスティーヌのサラ・ブライトマンはとても素敵ですね。ま、ラウルは普通かな~。全体的にもとても良いと思います。

 四季のミュージカルを見て、山口さんのファントムのCDを聴いてから、こちらを聴きました。四季の日本語歌詞もよいのですが、やはりオリジナルの原語の意味=本当の意味(?)が分かると感動がさらに深まります。歌詞カードを読みながら聴いて「本当はこういう意味だったのかぁ・・・」ということもあり、オリジナル版が好きだったりします。英語が苦にならない人はぜひ比較して聴いてほしいです。映画版もほとんど歌詞が一緒のはずです・・・・。

 
また別バージョンも書く予定です。

CD 劇団四季『CRAZY FOR YOU』

2007年09月10日 | 音楽
 勝手に保坂知寿祭り(笑)というか、本サイトの方がサービスが9月いっぱいなので、消えてしまうミュージカルCDレビューを改めて書こうかな~と思っているのです。CFYはガーシュインの曲を使った楽しいミュージカルです。私は03年東京公演と05年静岡公演と2度見ました。(静岡公演の感想はこちらをどうぞ。

 このCDの主なキャストは、ボビー=加藤敬二、ポリー=保坂知寿、ザングラー=広瀬明雄。加藤ボビーと広瀬ザングラーは静岡公演でお目にかかりました(^-^)

 やっぱり、このミュージカルの眼目は「タップダンス」なんで音楽だけのCDではダンスは見ることはできない・・・ですが、タップの音も入っているので、楽しいです。タップの音を聴くと自然と楽しくなりますし、舞台を想像しながら(思い出しながら)聴いています。保坂さんのポリーは実際に見ていませんが、とても素敵だったんだろうな~と思います。あと、これはオリジナルの英語版も聴いてみたいです。


次回ミュージカルCDレビュー予告・・・『オペラ座の怪人』。バージョンは未定(笑)

『オーシャンズ12』 (DVD)

2007年09月09日 | 映画(DVD含む)
 DVDを知人から貸してもらいました。というよりなぜか私のところへまわってきてしまいました(笑)『オーシャンズ11』は映画館で見ましたが、こちらは未見でした。13は見るか分からないですけど・・・・(笑)11の時も思いましたが、11人の意味って・・・・と感じました。11はそれなりに面白く見たんですけどね。今回はよく言えば11よりキャストが豪華、悪く言うとキャストの無駄遣い(笑)

 個人的ツボ・・・ブルース・ウィリスが本人役で出演しているのと、ヴァンサン・カッセルの『エントラップメント』でのキャサリン・ゼタ=ジョーンズみたいな動きです(笑)

 これとあわせて「11」も借りたので、こちらも久々に見てみようと思います。

能トランプ

2007年09月09日 | 素敵なモノ&おまけ
 昨日の能公演の出張売店コーナー(?)にて発見して購入しました。以前、柏木ゆげひさんのサイトで能トランプが紹介されていたのを見て、「欲しい!」と思ったので、「おぉ、ついに発見!」と即購入。

 これは外国人観光客向けという感じでしょうか?能についての英語の説明カードもついています。カードは1枚1枚、違う能を題材にした絵柄でとても素敵です。絵の曲名、季節や場所も記載されているので、遊びながらお勉強?!(^^;。ちなみにカードの裏は大鼓がデザインされています。

 これで七並べでもしたら楽しそうだな~。でも周りに遊んでくれる人いなそうだな・・・・(爆)

CD 劇団四季『夢から醒めた夢』

2007年09月08日 | 音楽
 劇団四季のオリジナルミュージカル『夢から醒めた夢』(赤川次郎原作)のCDを借りてきました。1988年録音のものです。もう今は四季にいないあの方この方のお名前が。演出は2000年に変更されているので、曲調も今のものと少し違うかなと思うものもありますが、それはそれで楽しむべし!!それに今は四季にいないあの方この方たちも・・・・。

 レンタル店で借りようと思ったのは、夢の配達人が市村正親とあったので(笑)それに、主役ピコの保坂知寿さんは私が一番好きな四季の女優さん・・・・(今は一応休団中ということになっていますが・・・・・どうなっているんだ~?)というのもあり借りてきました。デビル役でおなじみの光枝さんもいないしなぁ・・・・・。なんか愚痴っぽくなっちゃいました・・・(^^;。その他のキャストはメソが荒川務、マコは伊東恵理(この方はディズニーアニメの『美女と野獣』でベルの吹き替え担当とのこと!!!)、ヤクザ=野中万寿夫、暴走族=沢木順、部長=浜畑堅吉など。アンサンブルには飯野おさみ、坂本里咲の名前も!!

 実は一番ツボだったのが荒川務のメソ(^^;。なんとなく薄幸そうな感じが似合うし、昔の暗いフォークソング調の「メソの悲しみ」が妙にはまってました(^^;。<褒めてます。残念ながらデビルの歌はあまりありませんでした。。。市村さんの夢の配達人は市村さんにはぴったりそうな役ですね。見てみたかったです。

 でもやっぱり最後のマコとお母さんのやりとりは泣けてくるなぁ~。

 やっぱり知寿さんは素敵だなぁ~。いわゆる美人タイプではないかもしれないですが、とてもかっこいい女優さんだと思います。休団なのか退団なのかは分かりませんが、またどのような形であれ、舞台の上の知寿さんを拝見したいです!!!
 けど、知寿さんって『オペラ座の怪人』でクリスティーヌもやっているんですよね。これはファンでもキャラじゃないよなぁ・・・と思ったり(苦笑)でも気になります(^^;。

 

能に親しむ会 『屋島』

2007年09月08日 | 能・狂言
 今日は地元のホールへ当日券でお能を見に行きました。お昼まで仕事をしていたので、ちょっと疲れ気味で不覚にも意識不明箇所がありましたが(苦笑)、今日は小ホールということで今までのホール能よりはこじんまりしていたよかったかなと。開演に先立ち主催者の桑田貴志師によるご挨拶と、観世喜正師による本日の見どころ解説がありました。

狂言『昆布売』
 初めて見た曲です。大名が、通りがかりの昆布売りの商人を脅して太刀を持たせるけど、立場逆転という、狂言おなじみの下克上な展開(?)です。大名に昆布を謡わせながら売らせる姿が面白かったです。大名役の山本則秀さんの声がいいな~と思いながら見ていました。

 昆布売:山本則直  大名:山本則秀


仕舞 『景清』 『熊坂』
 『景清』は一昨年お能で見て、とても感動しました。動きは少ないような気がしましたので、仕舞はどういう風なのかな?と思いながら拝見しました。観世喜之師のシテです。盲目杖をつきながら屋島の合戦での様子を語る場面です。とても良かったです。結果、これが一番心に残りました。『熊坂』は一転、薙刀を使っての舞です。こちらは迫力がありました。やっぱり仕舞がかっこよく舞えるって素晴らしいな~と思いました。

 『景清』シテ:観世喜之 『熊坂』シテ:観世喜正
地謡:駒瀬直也、中所宣夫、佐久間二郎、坂真太郎

能 『屋島』
 去年、後半部分をお稽古しました。屋島には行ったことありますし、とても好きな曲なのですが・・・お能として初めて見ました(笑)しかし、やはり前半部分は意識が飛んでしまって・・・・。うーん・・・やっぱりここのところいろいろあったし、つい・・・・。もったいないことをしてしまった・・・(--;。

 さて気を取り直して後半です(^^;。屋島の合戦での「弓流し」のエピソードを語り、修羅道の戦いの有様をみせます。ここは、自身も稽古したことあるので、謡の文句は頭に入っています。やっぱり、この曲はかっこいいなぁ~と思います。また修羅物を打ちたくなりました。(密かに好きだったりします・・・・笑)

(追記・出演者を書くのを忘れていました・・・)
シテ:桑田貴志 
ツレ:小島英明 ワキ:安田登 ワキツレ:高橋正光 アイ:山本則秀
笛:藤田次郎 小鼓:後藤嘉津幸 大鼓:安福光雄
地謡:観世喜正、駒瀬直也、中森寛太、中所宣夫
   奥川恒春、遠藤喜久、鈴木啓吾、古川充


 今日は同会館大ホールで「めざましクラシック」コンサートが。こちらも行きたかったけど、お能でさえ予定を急に・・だったんで気がついたら完売ですよ。。。。能は小ホールでした。今までこちらで行われる能公演は大ホールでしか見たことなかったけど、能だったら小ホールでいいかなぁ~。

『週間人間国宝 能楽4』

2007年09月07日 | 本・マンガ
 先日記事にした『人間国宝 能楽5』に続いて「能楽4」を購入しました。順番は逆になってしまいましたが、これで能楽シリーズは揃いました。といっても1、3、4はつい先日書店で購入したのですがね(笑)今回は囃子方の人間国宝が掲載されている「能楽4」を紹介したいと思います。(他のは、もしかしたら記事にするかもしれないし、しないかもしれません・・・^^;)

「能楽3」でもワキ方の人間国宝と共に囃子方が紹介されていますが、こちらの囃子方は故人の方です。「能楽4」で紹介されている方達は、一噌流笛方・藤田大五郎、幸流小鼓方・曽和博朗、大倉流小鼓方・北村治、高安流大鼓方・安福建雄、葛野流大鼓方・亀井忠雄、金春流太鼓方・金春惣右衛門。一度も拝見したことがない方もいらっしゃれば、何度も拝見した方も。(テレビのみの方もいらっしゃいます。)
 
 自分が少し小鼓をお稽古しているせいもあるでしょうか。うんうん、、、なるほどと思ったり、やはり勉強になることが多々あります。やはりどの方でも共通して仰ることは、「謡を把握しているか」ということです。時にはシテ方以上に謡を知らなくてはいけない。。。「謡を囃す」というのが囃子方の役目ということを感じます。私は素人のお稽古事ですが、曲によって謡の感じによって、打ち方や掛け声の仕方も考えなくてはいけません。難しいです。謡のお稽古はなかなかできませんが・・・これからのために少しは勉強しないとな。。。と感じました。

 あと、鼓の歴史のことなどもイラストで解説されています。ふと思うのは、昔の鼓の音ってどんなのだったのかな?と思います....。今と同じなのか、もっと違うのか・・・。

 そして、囃子方だけでなく、選定保存技術として、能管修理、大鼓制作、小鼓製作修理をされている方たちのことも紹介されていたので、ブログ記事で紹介しようと思いました。小鼓製作修理の鈴木さんのことは以前よりお名前だけ存じていました。消耗品の大鼓の皮と違い、小鼓の皮は何年も時間をかけて打ち込んで音を作り上げていきます。江戸時代のものが現役ですからねぇ・・・。それゆえ、修理を必要とするものも・・・。メンテナンスが難しい楽器です。良い鼓の音が出せるのは、(私たちが聴けるのは)このような方達がいらっしゃるからこそです。
 素晴らしい舞台を支えるのは舞台上の演者だけでなく、裏側を支える職人さんたちもそれと同じくらい、いやそれ以上に大切な存在なんだなぁということを改めて感じました。