みゆみゆの徒然日記

日本の伝統芸能から映画や本などの感想、
心に留まった風景など
私の好きなことを綴っているブログです♪

天浜線

2008年08月09日 | おでかけ
 今日は所用で県西部まで出かけました。行きは同じ静岡県内とはいえかなり距離があるし荷物も着物と楽器があるとかなりすごいことになるので新幹線を使い、所定のJRの駅まで・・・。帰りは全国でも3本指に入るような花火大会が行われるのでかなり混雑するということで、別経路で掛川駅まで行くことに。

 天竜浜名湖鉄道という1時間に1本、1両の運行という超がつくローカル鉄道?!に乗りました。今日お世話してくださった方には「わざわざ来ていただいたのに、観光なしですみません。」と気を遣ってくださいましたが、ほんの20分くらいでしたが、車窓から見えるのどかな風景に癒されました。

 何も分からず着いた最寄り駅が・・・無人駅。っていうか近くの高校が夏休みだから窓口はお休み・・・・だそうな(笑)そういえば4年くらい前にも一度乗りましたが、その時はドラマ『ウォーターボーイズ2』のロケに使われていて、ロケに遭遇してしまったっけ。確か小日向さんが廃線の危機にある路線の駅の駅員さんだか車掌さんっていう設定で・・・(^^;



 車窓からは長閑な風景を眺めることができました。座席もなかったし(1両で・・・)車両の後ろにずっと立って景色を眺めていました。ずっと茶畑とか田んぼという光景です。その中を線路がまっすぐ・・・・。なんか良いな~~。



 終着駅は掛川駅。JRの切符があればそのまま駅構内に入れたのですが、帰りはどうなるか分からなかったので切符がなく、いったん外へ。駅舎が印象的だったのでつい撮ってしまいました(笑)疲れたし(特に気疲れ?)、両手に大荷物だったのもあり、おみやげを買うのも忘れて新幹線に・・・。自分の降りる駅に着いたら、夏期休暇が取れて反対方向から帰ってきた弟とたまたま一緒になりました(笑)

祝言

2008年08月09日 | お稽古
 今日は静岡県西部某所で行われたブライダルフェアに行ってきました。ブライダルフェアといっても残念ながら自分のためではございません(予定まったくないし。苦笑)模擬挙式の演奏のお役目がなぜか私のところに回ってきてしまったのです。お話を伺った時は正直断ろうかと思ったのですが、「私で大丈夫なら・・・」と引き受けてしまったんですよね(^^;。それで『高砂』の待謡と出端と「四海波」のお稽古をしていたんですね。

 会場は和室で、「挙式」というよりも昔の家でやっていたような「祝言」という感じでした。新郎新婦役の方がいて、出席者席に見学するカップルさんたちが。知人がカトリックの司祭をしていて、その方のお手伝いでカトリック形式の挙式はいろいろ見ているのでそちらは手馴れているけれど、こういうのは初めて。いろいろ観察していました(←そんな余裕あったの?ですね・・・苦笑)なのでそちらのことでも、自分の鼓のことでもいろいろとお勉強になりました。(一体、何屋さんですか?という感じですが・・・・)

 演奏自体はちょっとしたミスはあってもなんとかなりました。問題は空調との闘い(笑)小鼓は湿気を必要としているので、息をかけたり、調子紙を唾で湿らせて音を調整しています。(歌舞伎などで囃子方がハーと息をかけているあれね。)調子を取って「よし、良い音だ!!!」と思っても、数分後に演奏し始めると・・・全く音が違う!!!鳴らない!!!皮、速乾です・・・隙を見て、調子を整えましたから、何とかなりましたが・・・。

 そして、先生や同じ社中の方が誰一人おらず、一人で立ち向かわねばならないというのは初めてでした。先生の存在に改めて感謝するとともに、一人でもがんばれるように、これからも精進していきたいと思います。

 毎回が良い経験ですが、今日もまた良い経験をさせていただきました。ちなみに「黒紋付で」というご指定があったものですから、初めて黒紋付に袴を着けました。いつも色無地の紋付で黒いのは持っていなかったので家族のを借りました。やはり黒紋付は「正装」という感じで引き締まりますね。見た目だけは「プロ」っぽく見えます(笑)

コメント投稿について

2008年08月07日 | お知らせ
 自分のブログにいただいたコメントにお返事を書いていたら、あれ4桁の画像認証入力欄が!!!「何だこれは?」と思い、goo ブログ スタッフブログをチェックしたところ今日付けで追加されたスパムコメント対策とのことです。

 皆様にはお手数をおかけいたしますが、今後ともよろしくお願いいたします。

 といっても、元々スパムコメントは少ない方ですけどね(^^;。自分のブログにコメントつける時も4桁入力するのはちょっと面倒ではあります(苦笑)

静岡県は横に長い・・・

2008年08月07日 | 雑感~ひとりごと
 静岡県東部に住んでいる私は静岡市から西のことは恥ずかしながらよく分からない。今度の土曜日に所用で袋井に行くのでネットの乗り換え案内で時間などを調べています。袋井は県西部。土曜日の朝の集合時間までに間に合うように鈍行で行くとなると「朝何時出発・・・?」だし、大きい荷物があるので掛川駅まで新幹線で・・・。というか担当の人がかなりマメで、「三島を何時何分の新幹線に乗って、掛川駅で何時何分の電車に乗り換えてくださいね。」と連絡きました(^^;。袋井駅、初利用です(笑)

 ちなみに掛川まで108キロで袋井まで113キロ。新幹線切符代は4000円を超える。ちなみに東京駅までは約120キロで新幹線切符代でも4000円でおつりがくるのに・・・。この差は何なのか不思議です。帰りはのんびり鈍行にしようかな?・・・心身ともに余裕があれば(苦笑)

 土曜日、何をしに行くのかは、また後日・・・。ヒントは、紋付袴を着て「高砂や♪」です・・・(自分のじゃないよ・・・

『歌舞伎名作撰 義経千本桜』

2008年08月05日 | DVD(映画以外)
 先日歌舞伎座で『義経千本桜』を見て、やはり猿之助さんのも映像でいいから見たいな~と、図書館にあったDVDを借りてきました。図書館にはNHKから出ている「歌舞伎名作撰」のDVDがいくつかあるので、せっかくだから活用しないと(笑)

 これは平成4年12月の舞台を収録したものです。「川連法眼館の場」「奥庭の場」「蔵王堂花矢倉の場」と先日の忠信編の通しでは見ることができなかった場面も加わっています。忠信と源九郎狐はもちろん猿之助さん。静御前は玉三郎さんです。かれこれ16年も前の映像ですので、さすがに皆さん若い!!でも玉三郎さんはあまり変わっていないかも(笑)

 「川連法眼館の場」通称「四の切」は、先日見た海老蔵の舞台を思い出しながら鑑賞。やはり猿之助さんの演出ですので、海老蔵と比較するのはアレなんですが・・・やはり猿之助さんはすごいですね~!きっとこちらの方を先に生で見ていたら、物足りなかったかも(^^;。けれど、海老蔵が猿之助型の演出で引き継いでいるのも、意義のあることなんだよな~とも思ったり・・・。最後の「蔵王堂花矢倉の場」もケレン味があって、実際に見てみたかったな~と思いました。『蘭平物狂』みたいな梯子を使った立ち回りなどがあり迫力ありますし、やっぱり猿之助さんってすごいんだなぁとまた思いました。あと段四郎さんもカッコイイです!!

 猿之助さんはもう舞台復帰はないのでしょうかね・・・?最後に猿之助さんの舞台を見たのはいつになるんだろうか・・・。

『カイくんの教え』

2008年08月05日 | 本・マンガ
 ここまでくると、ちょっと食傷気味ではありますが・・・ついつい手にとってしまったカイくん写真集。なんとな~く最初の写真集にノリが似ているような気もします・・・。それでもかわいいし、癒されます

 それにしても、お父さんは大人気だなぁ・・・。働きすぎてストレス溜まっていないか心配です

 ちなみに一番後ろのページには「開運」写真が・・・。あらま、そんなポーズまで?!?!うん、でも私もワンコのあのポーズは好きなんだよね・・・えっ・・・おかしい?!でも結構好きな人いますよね~(苦笑)

今年の「平成中村座」

2008年08月03日 | 雑感~芝居関連
 仁左衛門さんが今回初参加する「平成中村座」の演目が発表になりました。噂どおり『仮名手本忠臣蔵』の通しです。浅草寺境内仮説劇場で行われ、10月2日初日、10月26日千縄楽という日程です。仁左衛門さんが出演されるので、せっかくの機会ですし行ってみようと思っています。

 しかも迷うことに、通常の東京での公演形態なら1日で通しで見られるわけですが・・・・Aプロ、Bプロ、Cプロ、Dプロと4パターンあるわけで・・・・・一体どうすればいいんだという(苦笑)

 詳しいことは歌舞伎美人サイト内平成中村座公演情報をご覧いただきたいですが、全部は見られないにしろ、仁左衛門さんの由良之助は見ておきたいので(特に七段目の『祇園一力茶屋』は何がなんでも見たいところ・・)Bプロだけは最低でも見たいですし、Aプロだってせっかくの通しだから見たい・・・。Cプロも加古川本蔵の視点からの忠臣蔵が見られそうだしなぁ・・・。

 私は平成中村座自体まだ行ったことないので、どんな様子か分からないけどチケット代も高いですねぇ・・・安い席がないじゃないの。10月は玉三郎さんの出る歌舞伎座も気になりますしね~・・・・

 その前に希望通りのチケットが取れるかどうかだなぁ・・・。こちらは今回はご贔屓様が出演しているので、一般とは違う経由にせよ激戦必至でしょうし。何を見るかとか、日程的にも予算的なことも悩みますねぇ・・・

『カメラマン岩合光昭 極北を撮るvol.4』

2008年08月02日 | DVD(映画以外)
 岩合さんの『極北を撮る』シリーズのDVDもこれでやっと全部見たことになります。この4巻には「トナカイ 秋のツンドラを駆ける」「極北の森にオオカミがほえる」という内容です。

 トナカイというとサンタさんといイメージです。実際のトナカイは思ったよりも角がとっても大きい!!!川を泳いでいる姿も大迫力で、トナカイに対するイメージが変わりました!!

 オオカミ・・・ですが、岩合さんがカメラで追っていたオオカミは子供だったんですが、ものすごい迫力!黒いオオカミがなんとなくうちのワンコに似ている・・・やはり甲斐は限りなく犬の原種に近い犬なんだな~と実感。岩合さんが撮影小屋から撮影していて、ふと窓に手をやったらそれに気がついたのか、振り向いて、ものすごい形相で睨みつけるんですが・・・・・カッコイイ・・・と思ってしまったワタクシです(笑)

第24回 MOA美術館薪能 1日目

2008年08月01日 | 能・狂言
 熱海のMOA美術館で毎年8月1・2日で開催される薪能の公演に行ってきました。事前申し込み制ですが、無料なのでおいしい催しです。1日は観世流、2日は宝生流の能です。美術館の方では、『開場25周年記念 国立能楽堂コレクション展』があり、能の前にこちらの展示を見られればな~と思っていたのですが、仕事が長引いてしまったのもあり、薪能のみ・・・ということになりました。近場ですし、期間中には展示だけでも価値はあると思うので行く予定ではいます。

一、観世流能 『羽衣』 和合之舞
 去年こちらの美術館の能楽堂で見た『羽衣』も和合之舞という小書きでした。その時のシテだった祥人師は今回は地頭でした。今回のシテは彌右衛門師です。会場は三保松原ではないですが、海や木々が背景ですので、とても幻想的ですね。
 初めて鼓でお稽古した曲ですし、「愛鷹山や富士の高嶺」など私にとっては日常の風景が謡われていますし、装束や面なども素敵で・・・とても好きな曲です。今日も舞台が見えにくいのが難でしたが、(無料なので文句はあまり言えません。)それでも羽衣は素敵でした!!!

シテ(天女):山階彌右衛門 
ワキ(漁夫白龍):村瀬 純、 ワキツレ(漁夫):村瀬 提、村瀬 彗
笛:藤田次郎、小鼓:幸 信吾、大鼓:大倉慶乃助、太鼓:観世元伯
地謡:関根祥人、木原康之、大松洋一、藤波重孝
   武田友志、角 幸二郎、木月宣行、坂井音隆
後見:長谷川晴彦、高橋 弘

二・大蔵流狂言 『神鳴』
 2度目の鑑賞。前回は茂山正邦さんの神鳴でした。一般的には怖いイメージのある神鳴様が雲を踏み外して落ちてきた・・という点で既におかしいです。さらに治療のための針も怖がったり・・・。
 昔の人は現代よりももっと雷が怖かったでしょうけど、こんなにおちゃめな姿になってしまうのも、自然と密接だったからなのかな~とふと思ってしまいました。

シテ(神鳴):山本則俊、 アド(医師):山本則秀
地謡:山本泰太郎、遠藤博義、山本則孝

三・観世流能 『安達原』
 この曲は観世流以外では『黒塚』となっております。初めて見ます。席がやはり・・・ですので、糸車を繰る場面など全くといってよいほど見えなかったりしたのが少し残念でした。けれど老婆が出てくるところで風が吹いてきてちょっとおどろおどろしかったり、薪能ならではの自然の演出が演目にぴったりのようでした。
 鬼になってからも凄みというよりもおどろおどろしい感じでしたね、このときも気のせいかまた風が出て肌寒くなったような感じでした・・・。

前シテ(里女)後シテ(鬼女):観世芳伸
ワキ(山伏祐慶):村瀬純、ワキツレ(供山伏):村瀬堤、アイ(能力):山本則重
笛:藤田次郎、小鼓:幸 信吾、大鼓:大倉慶乃助、太鼓:観世元伯
地謡:高橋 弘、関根祥人、木原康之、長谷川晴彦
   武田友志、角 幸二郎、木月宣行、武田宗典

 薪能は雰囲気を楽しめますが、シテの演技や囃子の音を楽しめるかというとそうでもなく・・・難しいところですが、やはり能楽堂で見るのが一番だなと思います。マイクを通して聞く能楽の音は違和感ありますし、マイクの位置が床に置いているのか、太鼓の音や足拍子の音が変な感じでした。それでも無料で楽しめるイベントなのですけどね(^^)
 明日も行こうかと思っていたのですが、その次の日の朝めちゃくちゃ早くから予定があるし、仕事もあるので明日はパスします・・・。源次郎先生がいらっしゃるのですけどね・・・。