雨の日には雨の中を

相田みつをさんの「雨の日には雨の中を、風の日には風の中を」という言葉が好きで、ブログのタイトルに使っちゃいました

ホットプレートでお茶づくり

2013-04-20 | 休日百姓
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〔夕日に照らされた茶の若葉〕

4年前から毎年やっている新茶づくり。今年はちょっと方法を変えてやってみました。

4/10に一度作ったけど、味も香りも薄いお茶でいまいちおいしくなったため、昨日再挑戦したのです。

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〔今年は茶の芽吹きも早いです。これは4/10に撮影〕

まずは茶摘みから。借りている畑の茶の木は生け垣として植えてあり、品種もいくつかあるようですが、地主の友人の話だとおいしいお茶になる品種は数本しかないとのこと。

友人がその木の新芽を摘むので、わたしは専らそれ以外の木を摘んでいます。(遠慮しなくていいよと言われてはいるけれど)

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〔こういう状態のを1芯2葉で摘みます〕

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〔だいぶ開いているのは1芯1葉で〕

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  〔摘んだ葉はこんな状態〕  〔左側がおいしい品種の葉〕

おいしいお茶になる品種の葉も、一枝だけ摘ませてもらいました。葉が大きくて薄くて軟らかくて、良いお茶になりそうです。鹿児島でおいしいお茶の品種といったら“ヤブキタ”かなぁ~

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〔20分でこれだけ摘みました〕

適当に摘んだけど、帰宅後に量ったらちょうど100gでした。ちょっとうれしい・・

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〔さっと洗って水気を切っておきます〕

茶は摘んだ日に加工するのがよく、できないときでも酵素の働きを止める作業(最初の火入れ)までは当日中にしておく必要があります。

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〔ホットプレートで茶葉を蒸します〕

熱した(230~250℃くらい)ホットプレートにクッキングシートを敷いて、水気を切った茶葉を入れます。

うちのホットプレートは小さいので、一度に加工するのは100gくらいがちょうどいいのです。

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〔葉から出る水分で蒸されます〕

時間は2分くらい。途中で一回上下の葉を入れ替えるようにかき混ぜるとよいです。

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〔葉をザルに広げて手早く冷まします〕

うちわであおぎながら、持ち上げて上からパラパラと落とせば早く冷ますことができます。

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〔手で揉んだ茶葉を低温のホットプレートに入れます〕

冷ました茶葉は両手でこすり合わせるようにして揉んで、それを広げて低温に設定したホットプレートの上に広げていれます。

うちのホットプレートでは[保温]のところにつまみを合わせていますが、温度の目安としては1瞬なら触れられるけど5秒以上じっと触ることはできないくらいの温度がいいと思います。

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〔気長な乾燥作業〕

クッキングシートがあるとずれて作業がしにくいので外しました。

茶葉を揉んで広げて乾かして、表面が乾いたらまた揉んで・・という作業をずっと続けていきます。温度を上げれば早く乾きますが焦げやすいため味も落ちます。低温で時間をかけたほうがおいしいお茶になります。

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〔1時間20分後、乾燥完了〕

昨日は金スマで森久美子さんのダイエットの特集をやっていたので、それを見ながら10時まで作業しました。

工程中にでた粉(葉が細かくなったもの)は焦げやすいので途中で取り出して、最後に加えたほうがいいのですが、わたしはめんどくさいのでやっていません。ひと手間で茶の出来も違うとは思うのですが・・

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〔ペーパータオルの上に広げて冷まします〕

乾燥後の茶葉の重さは20gでした。う~ん、まだ乾燥が足りなかったかな・・

冷めたものを密閉容器に入れて保存しますが、味や香りが飛びやすいのでできるだけ早く使い切ります。わたしはいつも1週間以内で使い切っています。

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〔今朝、昨日作ったお茶を飲んでみました〕

茶葉が広がる様子を見るのが好きなので、耐熱ガラスのカップに茶葉をひとつまみ入れてお湯を注ぎます。

もちろん急須でもというより急須のほうが、おいしいお茶が飲めると思います。

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〔葉が開いてきました〕

子供の頃、水中花(今はあまり見かけなくなりましたね)が大好きだったので、こういう状態を見るのが好きなのかもしれません。

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〔上からみたらこんな感じ〕

まあまあおいしくできたけど、4年前に初めて作ったときと比べるとイマイチかなぁ~。回数を重ねていくうちに、ちょうどいい加減とかがわかってくるのかもしれませんね。

家で簡単にお茶が作れる方法を教えたくて書いていますが、このやり方は目安ですので、時間や温度などは他のちゃんとした情報を参考にしたり、自分でいろいろ試してみたほうがいいと思います。

茶を摘める環境があるかたにはオススメです。