セリ(芹)セリ科

ビタミンB1、ビタミンC
ナズナ(薺➱ペンペングサ)アブラナ科

利尿、解熱、止血
ゴギョウ(御行➱ハハコグサ:母子草)

鎮咳
ハコベ(繁縷)ナデシコ科

浄血、催乳↑コハコベ
ホトケノザ(仏の座➱コオニタビラコ:小鬼田平子)

健胃
スズナ(菘➱カブ:蕪)アブラナ科

スズシロ(蘿蔔・清白➱ダイコン:大根)アブラナ科

七草摘み&七草粥
正月初旬の原野は冬の真っ只中、茂っていた植物たちはその厳しさから、春よ早く来いと待っています。その中でも七草(セリ、ナズナ、ゴギョウ、ハコベラ、ホトケノザ、スズナ、スズシロ)たちとその仲間は、いち早く新鮮な緑を輝かしています。動物たち(人間を含む)は冬籠りをするものもいますが、留鳥など元気に動くものもたくさん活動をしています。近頃日本人は輸入食品に頼り、工場生産の加工食物に頼る風潮が流行っています。故郷の農業でも商品化作物に向かって栽培研究が進んでいます。新年を迎えお正月をごちそうで迎えられる今日、せめてひと時でも冬の厳しさに耐えぬいて生命を維持している草花たちに接してみませんか(やましろ里山の会七草摘み&七草粥の取り組みについての目的)
お正月らしく大正琴の伴奏にて♪一月一日と富士の山♪を全員で斉唱

一月一日
年の初めの 例(ためし)とて
終(おわり)なき世の めでたさを
松竹(まつたけ)たてて 門ごとに
祝(イオ)今日こそ 楽しけれ
初日のひかり さしいでて
四方(よも)に輝く 今朝のそら
君がみかげに比(たぐ)えつつ
仰ぎ見るこそ 尊(とお)とけれ
富士の山
あたまを雲の上に出し 四方(しほう)の山を見下ろして
かみなりさまを下にきく ふじは日本一の山
青空高くそびえたち からだに雪のきものきて
かすみのすそを遠くひく ふじは日本一の山
古代衣装を着て記念写真を撮りました。

古代衣装を着て会場の近くの畑や田んぼの畦道で七草摘みです
その間に採火班は火おこし道具で採火。


その火で粥を作り始める、っというのが一連の段取りなんですがこの火起こし道具での採火が思い通りにいかないんですよね、煙は出るのですが火まではなかなか、元気な少年たちが汗かいて一生懸命・・・
「大昔の人はご飯食べるんも、まずこんなシンドイめ、してからなんやなぁ」っとカンシンしてたよ。


火起こし棒でこすると、オガクズが出て煙が出ると
オガクズをフーフーして紙の財布に移し、紙屑で火を起こします


七草摘み班が戻ってきました
「皆さんが摘まれた七草はおうちに持って帰られて七草粥を作ってください」
「皆さんに食べていただくのは昨日、スタッフが摘んで、ここに用意してます、囃子歌を歌いながら七草を刻んで下さい、」
七草なずな 唐土の鳥が
日本の国へ 渡らぬ先に
合わせて バッタバタ バータ パタ
「唐土の鳥」とは鬼車鳥という怪鳥で、子どもの衣服に血の滴りが落ちると、子どもは病気になると言われますから、子どもに七草を食べさせて、厄災から守ろうとしたのでしょう。囃子言葉は、鳥追い歌で、害鳥を追い払い豊作を願う行事と結びついたものであったようです。
七草粥と芋粥と小豆粥、三種のお粥が三つの大きなお鍋に・・・
前日にスタッフ手作りの竹のカップと竹のお箸でいただきました。





美味しかったぁ、身体がホッカホカ・・・野外での出来事。